島根県 届出数推移
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
合計 |
累計 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
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2024年 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
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2023年 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
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2022年 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
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2021年 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
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2020年 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
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2019年 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
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2018年 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
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2017年 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
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2016年 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
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2015年 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
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2014年 | | | | | | | - | - | - |
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※2024年 第50週(12/9〜12/15) 現在
≪届出基準≫
5 中東呼吸器症候群(病原体がベータコロナウイルス属MERSコロナウイルスであるものに限る。)
(1)定義
コロナウイルス科ベータコロナウイルス属のMERS(Middle East Respiratory Syndrome)コロナウイルスによる急性呼吸器症候群である。
(2)臨床的特徴
ヒトコブラクダがMERSコロナウイルスを保有しており、ヒトコブラクダとの濃厚接触が感染リスクであると考えられている。一方、家族間、
感染症対策が不十分な医療機関などにおける限定的なヒト-ヒト感染も報告されている。中東諸国を中心として発生がみられている。
潜伏期間は2〜14日(中央値は5日程度)。無症状例から急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を来す重症例まである。典型的な病像は、
発熱、咳嗽等から始まり、急速に肺炎を発症し、しばしば呼吸管理が必要となる。下痢などの消化器症状のほか、多臓器不全(特に腎不全)や敗血性ショックを
伴う場合もある。高齢者や糖尿病、腎不全などの基礎疾患を持つ者での重症化傾向がより高い。
(3)届出基準
ア 患者(確定例)
医師は、(2)の臨床的特徴を有する者について、(4)に該当すること等から中東呼吸器症候群が疑われ、かつ、次の表の左欄に掲げる検査方法により、
病原体の少なくとも2つの遺伝子領域が確認されたことから、当該者を中東呼吸器症候群と診断した場合には、法第12条第1項の規定による届出を
直ちに行わなければならない。
この場合において、検査材料は同表の右欄に定めるもののいずれかを用いること。
イ 無症状病原体保有者
医師は、診察した者が(2)の臨床的特徴を呈していないが、次の表の左欄に掲げる検査方法により、病原体の少なくとも2つの遺伝子領域が確認されたことから、
当該者を中東呼吸器症候群の無症状病原体保有者と診断した場合には、法第12条第1項の規定による届出を直ちに行わなければならない。
この場合において、検査材料は同表の右欄に定めるもののいずれかを用いること。
ウ 疑似症患者
医師は、(2)の臨床的特徴を有する者について、(4)に該当すること等から中東呼吸器症候群が疑われ、かつ、次の表の左欄に掲げる検査方法により、
病原体の少なくとも1つの遺伝子領域が確認されたことから、当該者を中東呼吸器症候群の疑似症と診断した場合には、法第12条第1項の規定による届出を
直ちに行わなければならない。
この場合において、検査材料は同表の右欄に定めるもののいずれかを用いること。
エ 感染症死亡者の死体
医師は、(2)の臨床的特徴を有する死体について、(4)に該当すること等から中東呼吸器症候群が疑われ、かつ、次の表の左欄に掲げる検査方法により、
原体の少なくとも2つの遺伝子領域が確認されたことから、当該者を中東呼吸器症候群により死亡したと診断した場合には、法第12条第1項の規定による届出を
直ちに行わなければならない。
この場合において、検査材料は同表の右欄に定めるもののいずれかを用いること。
オ 感染症死亡疑い者の死体
医師は、(2)の臨床的特徴を有する死体について、(4)に該当すること等から中東呼吸器症候群により死亡したと疑われる場合には、
法第12条第1項の規定による届出を直ちに行わなければならない。
検査方法 | 検査材料 |
分離・同定による病原体の検出 |
鼻腔吸引液、鼻腔拭い液、咽頭拭い液、喀痰、気道吸引液、肺胞洗浄液、剖検材料 |
検体から直接のPCR法による病原体の遺伝子の検出 |
(4)感染が疑われる患者の要件
患者が次のア、イ又はウに該当し、かつ、他の感染症又は他の病因によることが明らかでない場合、中東呼吸器症候群への感染が疑われるので、
中東呼吸器症候群を鑑別診断に入れる。ただし、必ずしも次の要件に限定されるものではない。
ア 38℃以上の発熱及び咳を伴う急性呼吸器症状を呈し、臨床的又は放射線学的に肺炎、ARDSなどの実質性肺病変が疑われる者であって、
発症前14日以内にWHOの公表内容から中東呼吸器症状の初発例の発生が確認されている地域に渡航又は居住していたもの
イ 発熱を伴う急性呼吸器症状(軽症の場合を含む。)を呈する者であって、発症前14日以内にWHOの公表内容から中東呼吸器症候群の初発例の発生が
確認されている地域において、医療機関を受診若しくは訪問したもの、中東呼吸器症候群であることが確定した者との接触歴があるもの又はヒトコブラクダとの
濃厚接触歴があるもの
ウ 発熱又は急性呼吸器症状(軽症の場合を含む。)を呈する者であって、発熱前14日以内に、中東呼吸器症候群が疑われる患者を診察、看護若しくは
介護していたもの、中東呼吸器症候群が疑われる患者と同居していたもの又は中東呼吸器症候群が疑われる患者の気道分泌液若しくは体液等の汚染物質に
直接触れたもの