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ハンタウイルス肺症候群
対象疾患一覧県報告数と届出基準全国報告数この疾患に関する情報

島根県 届出数推移

 1月2月3月4月5月6月 7月8月9月10月11月12月 合計
累計----------- --
2024年---          -
2023年----------- --
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1999年   ------- ---
※2024年 第10週(3/4〜3/10) 現在


基準PDF 2011年1月14日一部改正、 届出票PDF
≪届出基準≫

28 ハンタウイルス肺症候群

(1)定義
 ブニヤウイルス科、ハンタウイルス属の新世界ハンタウイルス(シンノンブレウイルス等 )による急性呼吸器感染症である。
(2)臨床的特徴
 前駆症状として発熱と筋肉痛がみられる。次いで咳、急性に進行する呼吸困難が特徴的で、 しばしば消化器症状及び頭痛を伴う。頻呼吸、頻拍の出現頻度が高い。半数に低血圧等を伴 う。発熱・悪寒は1〜4日続き、次いで進行性呼吸困難、酸素不飽和状態に陥る(肺水腫、 肺浮腫による)。早い場合は発症後24時間以内の死亡も頻繁にみられる。肺水腫等の機序は 心原性ではない。X線で肺中に広範な滲出液の貯留した特徴像が出る。致死率は40〜50% ある。
 感染経路としては、1ウイルスを含む排泄物 (尿、便)、唾液により汚染されたほこりを吸い込む(これが最も多い)、 2手足の傷口からウイルスに汚染されたネズミの排泄物、唾液が 接触して入る、3ネズミに咬まれる等である。
 媒介動物は、米国ではシカシロアシネズミが、南米ではコットンラットがウイルス保有動物として最も一般的である。 ウイルスを媒介するこの群のネズミは米国、カナダ、中南米(チリ、アルゼンチン等)にも存在する。 このネズミとウイルスは日本では見つかっていない。
(3)届出基準
ア 患者(確定例)
 医師は、(2)の臨床的特徴を有する者を診察した結果、症状や所見からハンタウイルス 肺症候群が疑われ、かつ、次の表の左欄に掲げる検査方法により、ハンタウイルス肺症候群 患者と診断した場合には、法第12条第1項の規定による届出を直ちに行わなければならな い。
 この場合において、検査材料は、同欄に掲げる検査方法の区分ごとに、それぞれ同表の右 欄に定めるもののいずれかを用いること。
イ 無症状病原体保有者
 医師は、診察した者が(2)の臨床的特徴を呈していないが、次の表の左欄に掲げる検査 方法により、ハンタウイルス肺症候群の無症状病原体保有者と診断した場合には、法第12 条第1項の規定による届出を直ちに行わなければならない。
 この場合において、検査材料は、同欄に掲げる検査方法の区分ごとに、それぞれ同表の右 欄に定めるもののいずれかを用いること。
ウ 感染症死亡者の死体
 医師は、(2)の臨床的特徴を有する死体を検案した結果、症状や所見から、ハンタウイ ルス肺症候群が疑われ、かつ、次の表の左欄に掲げる検査方法により、ハンタウイルス肺症 候群により死亡したと判断した場合には、法第12条第1項の規定による届出を直ちに行わ なければならない。
 この場合において、検査材料は、同欄に掲げる検査方法の区分ごとに、それぞれ同表の右 欄に定めるもののいずれかを用いること。
エ 感染症死亡疑い者の死体
 医師は、(2)の臨床的特徴を有する死体を検案した結果、症状や所見から、ハンタウイ ルス肺症候群により死亡したと疑われる場合には、法第12条第1項の規定による届出を直 ちに行わなければならない。
検査方法検査材料
分離・同定による病原体の検出血液、肺組織材料(生検、剖検による新鮮・凍結組織)
PCR法による病原体の遺伝子の検出
間接蛍光抗体法又はELISA法によるIgM抗体若しくはIgG抗体の検出血清

島根県感染症情報センター
全数報告定点報告
は島根県で報告のあった疾患
==== 2類 ====
==== 3類 ====
==== 4類 ====
5.エムポックス(名称変更)
28.ハンタウイルス肺症候群
==== 5類 ====
==== 1類 ====
= 新型インフル等 =
== 動物の感染症 ==