トップ > 医療・福祉 > 薬事・衛生・感染症 > 感染症 > 感染症情報トップ > 疾患別
感染症情報トップ
対象疾患一覧
疾患別
カレンダー
感染症 週報
グラフ一覧

水痘(入院例)
対象疾患一覧県報告数と届出基準全国報告数水痘に関する情報

島根県 届出数推移

 1月2月3月4月5月6月 7月8月9月10月11月12月 合計
累計1-13---2111 212
2024年---          -
2023年----------- 11
2022年---1------1 -2
2021年--11------- -2
2020年-------1-1- -2
2019年---1----1-- -2
2018年----------- 11
2017年----------- --
2016年-------1--- -1
2015年1---------- -1
2014年        - ----
※2024年 第10週(3/4〜3/10) 現在
※診断週による集計のため、年月日による集計と異なる場合があります。

基 準PDF2014年9月19日施行
届出票PDF2020年1月1日一部改正
≪届出基準≫

14 水痘(入院例に限る。)

(1)定義
 水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染による感染症のうち24時間以上入院を必要とするものである (他疾患で入院中に水痘を発症し、かつ、水痘発症後24時間以上経過した例を含む。)。
(2)臨床的特徴
冬から春に好発する感染症であるが、年間を通じて患者の発生がみられる。飛沫、飛沫核、接触感染などで感染する。潜伏期は2〜3週間である。 免疫がなければいずれの年齢でも罹患する。母子免疫は麻しんほど強力ではなく、新生児も罹患することがある。症状は発熱と発疹である。 それぞれの発疹は紅斑、紅色丘疹、水疱形成、痂皮化へと約3日の経過で変化していくが、同一段階の皮疹が同時に全身に出現するのではなく、 新旧種々の段階の発疹が同時に混在する。
 発疹は体幹に多発し、四肢に少ない。発疹は頭皮、口腔などの粘膜にも出現する。健康児の罹患は軽症で予後は良好である。 ただし、免疫不全状態の者が罹患した場合は重症化しやすく、致死的経過をとることもある。成人での罹患は小児での罹患より重症である。
 合併症としては、肺炎、脳炎、小脳炎、小脳失調、肝炎、心膜炎、細菌の二次感染による膿痂疹、蜂窩織炎、敗血症等が報告されている。
 免疫不全状態にある者が水痘・帯状疱疹ウイルスに初感染し、水痘を発症した場合には、播種性血管内凝固症候群(DIC)、多臓器不全、 内臓播種性水痘等を合併し、極めて重篤な経過をとる場合がある。水疱出現前に激しい腹痛や腰背部痛を伴うことがある。
 出産5日前から出産2日後に母体が水痘を発症すると、妊婦自身が重症化する可能性に加えて、児が重症の新生児水痘を発症する可能性がある。
 また、他疾患で入院中の患者が水痘・帯状疱疹ウイルスに初感染し、水痘を発症した場合、入院期間の延長や、基礎疾患に影響を及ぼすことがある。
(3)届出基準
ア 患者(確定例)
 医師は、(2)の臨床的特徴を有する者を診察した結果、症状や所見から水痘が疑われ、かつ、 (4)の届出に必要な要件を満たすと診断した場合には、法第12条第1項の規定による届出を7日以内に行わなければならない。
 この場合において、検査材料は、同欄に掲げる検査方法の区分ごとに、それぞれ同表の右 欄に定めるもののいずれかを用いること。
イ 感染症死亡者の死体
 医師は、(2)の臨床的特徴を有する死体を検案した結果、症状や所見から水痘が疑われ、かつ、 (4)の届出に必要な病原体診断により、水痘により死亡したと判断した場合には、法第12条第1項の規定による届出を 7日以内に行わなければならない。
(4)届出のために必要な要件
ア 検査診断例
 届出に必要な臨床症状を1つ以上を満たし、かつ、届出に必要な病原体診断のいずれかを満たし、かつ、 24時間以上入院したもの(他疾患で入院中に水痘を発症し、かつ、水痘発症後24時間以上経過した例も含む。)。
イ 臨床診断例
 届出に必要な臨床症状をいずれも満たし、かつ、24時間以上入院したもの (他疾患で入院中に水痘を発症し、かつ、水痘発症御24時間以上経過した例を含む。)。

届出に必要な臨床症状
ア 全身性の紅斑性丘疹や水疱の突然の出現
イ 新旧種々の段階の発疹(丘疹、水疱、痂皮)が同時に混在すること

届出に必要な病原体診断
検査方法検査材料
分離・同定による病原体の検出水疱内容液、咽頭拭い液、末梢血リンパ球、血液、髄液
蛍光抗体法による病原体の抗原の検出水疱内容液、水疱基底部拭い液(水疱内剥離感染細胞)
検体からの直接のPCR法による病原体の遺伝子の検出水疱内容液、咽頭拭い液、末梢血リンパ球、血液、髄液、痂皮
抗体の検出(IgM抗体の検出、ペア血清での抗体陽転又は抗体価の有意の上昇)血清

島根県感染症情報センター
全数報告定点報告
は島根県で報告のあった疾患
==== 2類 ====
==== 3類 ====
==== 4類 ====
5.エムポックス(名称変更)
==== 5類 ====
15.水痘(入院例)
==== 1類 ====
= 新型インフル等 =
== 動物の感染症 ==