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百日咳
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≪報告基準≫
2006年4月1日改正

23 百日咳

(1)定義
 Bordetella pertussis によって起こる急性の気道感染症である。
(2)臨床的特徴
 潜伏期は通常5〜10日(最大3週間程度)であり、かぜ様症状で始まるが、次第に咳が 著しくなり、百日咳特有の咳が出始める。典型的な臨床像は、顔を真っ赤にしてコンコンと 激しく咳込み(スタッカート)、最後にヒューッと音を立てて大きく息を吸う発作(ウープ) となる。嘔吐も伴い、眼瞼の浮腫や顔面の点状出血がみられることがある。幼若乳児や、年 長児、また成人では典型的な症状がみられず、診断が難しいことも少なくない。
 乳児では重症になり、特に新生児がかかると無呼吸となり、致死的となることがある。肺 炎、脳症を合併することがある。
(3)届出基準
ア 患者(確定例)
 指定届出機関の管理者は、当該指定届出機関の医師が、(2)の臨床的特徴を有する者を 診察した結果、症状や所見から百日咳が疑われ、かつ、(4)により、百日咳患者と診断し た場合には、法第14条第2項の規定による届出を週単位で、翌週の月曜日に届け出なけれ ばならない。
イ 感染症死亡者の死体
 指定届出機関の管理者は、当該指定届出機関の医師が、(2)の臨床的特徴を有する死体 を検案した結果、症状や所見から、百日咳が疑われ、かつ、(4)により、百日咳により死 亡したと判断した場合には、法第14条第2項の規定による届出を週単位で、翌週の月曜日 に届け出なければならない。
(4)届出のために必要な臨床症状(ア及びイを満たすもの)
ア 2週間以上持続する咳嗽
イ 以下のいずれかの要件のうち少なくとも1つを満たすもの
 (ア)スタッカート及びウープを伴う咳嗽発作
 (イ)新生児や乳児で、他に明らかな原因がない咳嗽後の嘔吐又は無呼吸発作

島根県感染症情報センター