≪報告基準≫
2006年4月1日改正
16 咽頭結膜熱
(1)定義
発熱・咽頭炎及び結膜炎を主症状とする急性のウイルス感染症である。
(2)臨床的特徴
潜伏期は5〜7日、症状は発熱、咽頭炎(咽頭発赤、咽頭痛)、結膜炎が三主症状である。
アデノウイルス3型が主であるが、他に4、7、11型なども本症を起こす。発生は年間を 通じてみられるが、さまざまな規模の流行的発生をみる。特に夏季に流行をみることがある。
アデノウイルス3型が主であるが、他に4、7、11型なども本症を起こす。発生は年間を 通じてみられるが、さまざまな規模の流行的発生をみる。特に夏季に流行をみることがある。
(3)届出基準
ア 患者(確定例)
指定届出機関の管理者は、当該指定届出機関の医師が、(2)の臨床的特徴を有する者を
診察した結果、症状や所見から咽頭結膜熱が疑われ、かつ、(4)により、咽頭結膜熱患者
と診断した場合には、法第14条第2項の規定による届出を週単位で、翌週の月曜日に届け
出なければならない。
イ 感染症死亡者の死体
指定届出機関の管理者は、当該指定届出機関の医師が、(2)の臨床的特徴を有する死体
を検案した結果、症状や所見から、咽頭結膜熱が疑われ、かつ、(4)により、咽頭結膜熱
により死亡したと判断した場合には、法第14条第2項の規定による届出を週単位で、翌週
の月曜日に届け出なければならない。
(4)届出のために必要な臨床症状(3つすべてを満たすもの)
ア 発熱 |
イ 咽頭発赤 |
ウ 結膜充血 |
島根県感染症情報センター