知事トピックス2007年9月
9月29日(土)
増田寛也総務大臣が来県され、知事が水源税(仮称)創設などを提言
知事は、この日「くるまざ対話」(地方に足を運び、その実態や住民の声に耳を傾けて、政策に反映させる取り組み)の第1回目として、島根県を訪問された増田寛也総務大臣と中山間地域研究センター(飯南町)で会談しました。
知事は、増田大臣に対して、都市と地方の財政力格差を是正するため、都道府県別の一人当たりの税収の最大格差が6.5倍と地域間格差の大きい地方法人二税(法人事業税、法人住民税)を国に移譲し、同2.5倍と比較的偏在の少ない地方消費税を地方に移譲するなどの税制改革を提案しました。
このほか、国庫補助負担金が廃止される場合、廃止額に見合う一般財源を確保するため「地方分権推進税(仮称)」の創設や、「森林環境・水源税(仮称)」を法人税や所得税などの付加税として創設し、森林の果たす役割に対し、国全体で支援していく仕組みを提言しました。
(飯南町中山間地域研究センター)
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9月25日(月)〜10月1日(月)
9月定例県議会において代表質問及び一般質問を実施
・・・・・・9月25日(火)・・・・・・
代表質問原成充議員
代表質問白石恵子議員
・・・・・・9月26日(水)・・・・・・
一般質問岡本昭二議員
一般質問角智子議員
一般質問三島治議員
一般質問藤間恵一議員
一般質問中島謙二議員
・・・・・・9月27日(木)・・・・・・
一般質問石橋富二雄議員
一般質問中村芳信議員
一般質問珍部芳裕議員
一般質問園山繁議員
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・・・・・・9月28日(金)・・・・・・・・・・・・10月1日(月)・・・・・・
一般質問上代義郎雄議員一問一答尾村利成議員
一般質問三島治議員一問一答成相安信議員
一般質問田中八洲男議員一問一答和田章一郎議員
一般質問多久和忠雄議員一問一答池田一議員
一般質問門脇誠三議員
一般質問加藤勇議員
一般質問小沢秀多議員
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9月21日(金)
国民体育大会に出場する島根県選手団の結団式を実施
9月29日に開幕する秋田わか杉国体に出場する島根県選手団の結団式が、この日県庁前広場であり、陸上競技やホッケー
など29競技種目222人の選手が集いました。
選手を代表して、ホッケー成年男子の高橋大介主将が、「日頃鍛え抜いた技と精神力を発揮し、力の限り頑張ります。」と高らかに決意表明されました。
知事は、「最高のコンディションで、それぞれの目標に向かって頑張ってください。期待しています。」と選手を激励しました。
16年ぶりに新調した島根県選手のユニホームを着用した選手団は、知事の音頭で「えい!えい!おー!」と勝ちどきをあげて、互いの健闘を誓い合いました。
島根県は、男女総合順位(天皇杯)では、平成14年は最下位でしたが、平成15年:46位、平成16年:45位、平成17年:44位、そして昨年は42位と徐々に順位を上げており、今年の健闘が期待されます。
(県庁前広場)
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◆知事は、16年ぶりに新調したユニホームを着用した選手一人ひとりと握手をして激励しました。(上)
◇選手を代表して、ホッケー成年男子の高橋大介主将が決意表明されました。(左)
◆知事の音頭で「えい!えい!おー!」と勝ちどきをあげて健闘を誓い合いました。(右)
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9月20日(木)
行政改革推進本部会議の初会合を実施
この日、行政改革推進本部会議の初会合を行いました。この会議は、島根県の財政健全化に向けた「内なる改革」を全庁をあげて総合的に推進するために設置されたものであり、知事を本部長とし、3役及び各部局長で構成されています。
会議の冒頭知事は、「9月12日に「財政健全化基本方針(案)」を公表した。財政健全化に向けた内なる改革は、県が一体になって取り組む必要があり、幹部職員がその先頭に立って取り組んでほしい。厳しく道のりは長いが、改革推進本部が開催された今日から始まる。幹部職員が率先して取り組むことにより、職員のやる気を高め、知恵を結集し、職員が一丸となって行政の効率化・スリム化を推進し、財政の健全化を目指していきたい。」と挨拶しました。
会議では、事務改善をはじめ、県が出資する45の外郭団体の縮小検討や県が整備した文化、スポーツなど53の公の施設の廃止や譲渡も含めた見直しなど行政の効率化・スリム化に向けた当面の具体的な課題を協議していきます。
(県庁301会議室)
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9月19日(水)
9月定例県議会が開会し、知事が施政方針を述べました。
この日、9月定例県議会が開会し、知事が、6億6,300万円
の本年度一般会計補正予算など37議案を上程しました。
知事は、提案理由の説明要旨は次のとおりです。
【提案理由の説明要旨】
(財政健全化について)
・今後なお、多額の収支不足が見込まれ、厳しい対応を継続・強化しなければならない状況にあることは、極めて遺憾なことである。
・この異例の状況からできるだけ早く脱し、財政の健全性を取り戻すことは、私に課せられた重大な責務である。
・5月に「改革推進会議」を設置し、7回会合を重ね、今後の県財政のあり方について精力的にご議論いただき、8月上旬、財政の健全化方策についてご提言をいただいた。
・議会の財政健全化調査特別委員会での議論も踏まえて、中長期的に持続可能な財政運営を確保するための基本方針(案)を作成し、先週公表し、同特別委員会でも議論いただいた。
・この基本方針(案)では、県財政を概ね10年後に収支均衡の状態にすることを目標とし、特に平成20年度からの4年間を集中改革期間と位置づけて、抜本的な改革を集中して実行することとしている。
・歳出削減については、県民の皆様の暮らしや企業活動などに大きな影響を及ぼすことになるので、その進め方には十分配慮していく。
・行政の効率化・スリム化については、事務事業の見直しを行いながら、定員削減の追加を行うとともに、これまで行ってきた給与の特例減額は、今後も継続する必要があると考えている。そうした中で、集中改革期間中、知事など特別職及び管理職の職員は、従来よりさらに厳しい給与の特例減額を行うこととしている。さらに知事以下、三役は退職手当の引下げを行うこととした。
・私を本部長とする行政改革推進本部を設置し、県庁の内なる改革を積極的に進める所存である。
・この基本方針(案)につきましては、今議会での議論を経、県民のご意見などを踏まえて10月末に最終決定したい。
・財政健全化の作業と並行して、島根の中長期的な発展の展望と、戦略を示す「島根総合発展計画」の策定作業を鋭意行っているところである。総合開発審議会で、さらに審議を重ね、11月には基本構想の中間発表を行い、今年度末には完成・公表する考えである。
(産業振興について)
・「活力ある島根」を築くためには、産業振興が最も重要である。
・5月に設置致しました産業活性化戦略会議は、これまで2回の会合を開催し、検討をしている。11月に開催する3回目の会議で、今後の具体的な方策を中心に詰めた上で、産業活性化戦略を取りまとめて公表・実施していくこととしている。
・産業活性化戦略会議に新たに設置した専門部会などで、民間の方の知恵もお借りしながら、島根発のプログラミング言語「ルビー」の活用などによるソフトウェア産業の集積を図るための施策について検討している。
・地域資源を活用した商品開発などに取り組む中小企業については、商工会連合会に造成する「地域資源産業活性化基金」や、新たに施行された「中小企業地域資源活性化促進法」に基づく助成措置などを利用しながら支援していく。
・企業立地については、本年6月以降、精密電子部品を製造する出雲村田製作所の斐川町内での工場増設など、3件の立地計画を認定した。これらの計画の実行により、新たに三百数十名の雇用が創出される見込みである。
・雇用対策につきましては、新規学校卒業者に対し早めに求人活動をするよう、県内企業に働きかけてきた。8月には初めて、高校生向けに県内企業を紹介する合同説明会を実施した。
・企業が必要とする産業人材の育成、若年者の県内就職促進、県外就職率の高い県西部の高校生の県内定着、誘致企業等が計画している大量求人などの課題に的確に対応するため、5月に設置した雇用対策推進会議で具体的な検討を進めている。
・Uターン対策として、県内出身の方々が帰省するお盆の時期に、私から島根へのUターンを呼びかけるメッセージを地元紙に掲載した。さらに、県職員の交友関係を活かしたり、市町村の協力も得ながら、県外で活躍している島根出身の方々や学生の皆さんに対し、私から手紙を送り、Uターンの意思の有無などについてアンケート調査を行っている。
・7月に破綻した石州瓦の製造・販売を行うアメックス協販等に係る対策につきましては、地域経済への影響を最小限にとどめるため、直ちに、取引企業向けの緊急融資の取り扱いを開始するとともに、関係機関と連携して就職相談会や無料職業紹介などを行い、元従業員の再就職に努めている。
(中山間地域対策について)
・中山間地域における雇用の場の確保や生活交通等住民の日常生活を支える諸機能など、緊急かつ重点的に取り組むべき施策について、今年度中に新たな「中山間地域活性化計画」としてとりまとめ、課題解決に向け具体的に取り組んでいく。
・「過疎地域自立促進特別措置法」は、平成21年度末で失効することになっている。これまで中国地方知事会や全国知事会などの機会を通じて、新たな法律制定の必要性を訴えてきている。今後も、市町村や議会とともに島根県が先頭に立って新法制定に向けて積極的に取り組んでいく考えである。
(隠岐地域の大雨災害について)
・8月末の大雨により、隠岐地域においては、土砂災害や河川の氾濫等が発生し、負傷者1名のほか多数の住居が損壊、浸水するなど、大きな被害がもたらされ。
・被災された皆様に対し、心からお見舞い申し上げる。
・隠岐の島町や西ノ島町などと連携しながら危険箇所の警戒、施設の復旧などの対策を実施し、被災者に対しては各種の相談に応じる体制を整備した。今後、さらに復旧に向けて全力で取り組んでまいる。
・隠岐地域において過去最大規模の降雨量であったにもかかわらず、隠岐の島町の銚子ダムなどで、流入する雨水の相当部分をダムに貯める洪水調整が行われたため、下流における被害が大きくならないで済んだとの報告を聞いた。安心・安全な生活確保のための治水対策の重要性を改めて認識した。
(原子力安全・防災対策について)
・7月に発生した新潟県中越沖地震を受け、現在、中国電力においては、国の指導の下に、島根原子力発電所の耐震安全性を再評価中であるが、今回の中越沖地震を踏まえて、活断層など地質調査に関して、陸上についてはトレンチ調査を、海底については海上音波探査を追加実施することとなった。この耐震安全性評価にあたり、中国電力が国の指導を適切に実行されることを強く要請するものである。
・県としては、今後の中国電力による調査や国の監督をよく注視し、適切に対応していく考えである。
(石見銀山遺跡について)
・世界遺産登録された石見銀山遺跡について、今後来訪者の受入対策の充実強化を地元大田市と協力して進めていく。また、世界遺産としての遺跡の保存管理はもとより、外国語によるホームページやパンフレット類の作成、現地の遺跡案内の施設の整備、遺跡の全容解明に向けた調査研究を着実に進めていく。
・石見銀山と県東部や西部、さらに中国地方各県の観光資源とを一体的に結ぶ観光開発に努め、石見銀山の誘客効果が県全体に波及するように努めていきたい。
(若者等の活躍について)
・この夏は、島根の子どもたちや若者の、元気で、はつらつとした力を感じさせる活動が幾つかあったので紹介させていただきたい。
・8月には、ミュージカル「あいと地球と競売人」公演が、子どものミュージカルのメッカ、東京・青山劇場で実現し、2,200人の観客に鑑賞していただいた。
・7月29日から5日間、島根県下各地で開催された全国高校総合文化祭においては、弁論部門で川本高校の女子生徒が最優秀賞に選ばれるなど、県内の高校生は大いに活躍した。
・佐賀県で開催された全国高等学校総合体育大会では、ホッケー競技において横田高校男子が見事に2年連続優勝を果たすなど、立派な成績を残した。
・県庁においては、庁内で自由闊達な議論が行われるよう、20代、30代の若手職員による政策提案の仕組みを導入し、これまで財政改革や県ホームページ魅力向上などについて有益な提言が出された。若手職員の自由で清新な発想や発言が、今後の行政改革の推進などに大きな刺激を与えてくれるものと期待している。
(県民との対話について)
・私は、県政を運営していくにあたっては「現場を自分の目で見、現場の声を直接聴くことが重要である」と考え、「どこでもふれあい懇談会」や、「一日対話の日」などにより、これまでほぼ50回各地で意見を聴く会合を行ってきた。
・そうした中で感じることは、県内の各地で、企業経営の拡大、地域の文化活動の強化、地域興しの促進などのために、いろいろな工夫と努力が行われているということである。こうした県民の方々の創意工夫に満ちた活動を積極的に支援していくことが島根全体の活性化にとって大事だと考えている。
・今後も、現場をよく見、県民の皆様の声をよくお聴きしながら、県政にあたっていきたいと考えている。
(島根県議会本会議場)
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9月18日(火)
「島根県雇用対策推進会議」が開催
この日、「島根県雇用促進会議」の専門部会である「産業人材確保部会」及び「若年者県内就職促進部会」の合同部会が、松江市内のホテルで開催されました。専門部会としてはそれぞれ2回目の開催となります。
「島根県雇用促進会議」は、島根県における雇用情勢や人材確保の課題に対応するため、雇用対策について総合的に推進する目的で設置されたもので、財政健全化や産業振興などと並び知事が公約に掲げて推進している施策です。
この日の会議では、「知事の手紙」による本県出身者へのUターンの働きかけや早期求人の取り組み、また高校生向け企業ガイダンスなど今年度の主な取り組み状況や高校生・若年者の意識調査の結果について報告され、それについて意見交換を行った後、今度の取り組みの方向性について議論されました。
今後、11月20日に2回目の全体会議を開催し、これまでの検討を踏まえ取りまとめた「総合的な雇用対策の方針」について、議論・検討を行うことしております。
(松江市サンラポーむらくも)
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9月15日(土)
「石見からつなげていこう道フォーラム」に出席しました。
「石見からつなげていこう道フォーラム」(ゆうひライン女性の会主催)がこの日、益田市駅前ビル「EAGA」(イーガ)で開催され、知事や国土交通省の宮田年耕道路局長など関係者220人が出席しました。
主催された「ゆうひライン女性の会」は、益田市や浜田市などで山陰道の早期整備という熱い思いを抱いておられる女性の有志で平成17年に結成された会で、光永榮子会長など18名のメンバーで活動されています。県の担当者を講師に招いた勉強会の実施や、関係機関への積極的な陳情・要望、地元で開催されるイベントや催しなどの際に“山陰道の早期整備を!”と署名活動されたりと、本当に頭の下がる活動を行っておられます。この日も昨年新調した、トレードマークの夕日色の“はっぴ”を羽織って元気に活躍されておられました。
フォーラムでは、宮田道路局長が「道路と経済・地域振興」と題して講演された後、意見交換を行いました。知事は、「山陰道整備は、広域観光や地域振興に不可欠です。ネットワークの早期整備が果たせるよう全力で頑張っていきます。」と力強く挨拶しました。
(益田市益田駅前ビル「EAGA」)
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◆知事は、「山陰道整備のネットワークの早期整備に全力で頑張っていきます。」と力強く挨拶しました。(上)
◇宮田年耕道路局長が「道路と経済・地域振興」と題して講演されました。宮田局長は「国際競争を勝ち抜くためにも高速道のネットワークは重要である。」と語られました。(左)
◆主催者である「ゆうひライン女性の会」の方たちと記念撮影。夕日色の“はっぴ”がかっこいいですね!(右)
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9月14日(金)
島根県内の障害者団体の代表者の方々と懇談しました。
この日、島根県内の障害者団体の代表者の方々と懇談し、昨年4月に施行された障害者自立支援法(※)の課題や障害者の方々の就労対策などについて意見交換を行いました。出席いただいたのは、福井幸夫さん(島根県身体障害者団体連合会会長)、室崎富恵さん(島根県手をつなぐ育成会会長)など6名の方々です。
障害者自立支援法について、「法律の施行は評価できるが、利用者負担が大きいのは問題。せっかく施設に入所しても、施設から支払われる工賃収入よりも、利用者負担が高額で、結局、施設を退去せざるを得ない場合もあるので、負担率を軽減する必要がある。」という意見がありました。一方就労対策については、「企業の障害者雇用を促進するためには、障害者が新しい仕事に慣れるまで、一定期間、障害者と一緒になって仕事をサポートするジョブコーチの活用が重要」などといった意見が出されました。
知事は、「利用者負担の軽減、障害程度区分の調査項目の改善については、私も同様の考えであり、国に要請していきたいと思います。また障害者の就労対策の推進とともに、収入の確保も重要な問題です。県としても、5年後に収入倍増となるよう、本年度から県独自の収入確保事業を実施しています。」と述べ、障害者の自立に向けた対策に積極的に取り組んでいく考えを示しました。
※障害者自立支援法
障害者が地域で安心して暮らせる社会を実現するために平成18年4月1日から施行されました。障害種別(身体障害者・知的障害・精神障害)にかかわらず、共通の仕組みによってサービスが可能となりました。また、サービスの実施主体は区市町村に一元化されました。
(県庁知事室)
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9月13日(木)
大田圏域を対象に「一日対話の日」を実施しました。
この日、大田圏域を対象とした一日対話の日を実施し、大田市及び川本町を訪問し、「圏域別テーマ懇談会」及び「どこでもふれあい懇談会」を開催しました。
知事は、まず、大田市仁摩町馬路地区にある、食事と民泊のできる拠点施設として町内の古民家を移築して今年6月にオープンした、「鞆の銀蔵」(とものかなぐら)を訪問し、運営メンバーの方々と懇談しました。
続いて、川本町にある「インフォメーションセンターかわもと」を訪問し、川本町内で地域の活性化に取り組んでおられる方々と懇談しました。同施設は、今年8月から新たに道の駅としての認定を受け、九州や山陽方面から石見銀山への観光の玄関口として新たな取り組みが期待されています。
圏域別テーマ懇談会は、大森町並み交流センター(大田市大森町)で開催し、石見銀山に関り様々な活動をしておられる方々にお集まりいただき、「世界遺産『石見銀山遺跡』を活用した取組」をテーマに意見交換を行いました。
出席者の方からは、「銀山のガイドが少なく、観光客のニーズに応えきれていない。」など、急激に増加する観光客への対応や遺跡の保存に対する課題が出されました。
知事は、「石見銀山と周辺市町村、さらには広島県などとの県境を越えた広域連携が、石見銀山の魅力の向上や観光客の増につながると思います。」と述べました。
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◆「鞆の銀蔵」(とものかなぐら)の運営メンバーの方々との懇談風景。(上)
◇川本町内で地域の活性化に取り組んでおられるみなさんと記念撮影。(左)
◆「世界遺産『石見銀山遺跡』を活用した取組」をテーマに意見交換を行いました。(右)
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9月12日(水)
財政健全化基本方針案を発表しました。(財政健全化調査特別委員会)
知事は、この日開催された財政健全化調査特別委員会において、島根県の危機的な財政を立て直すための指針となる財政健全化方針の基本方針案を発表しました。
基本方針案では、来年度(平成20年度)から4年間を集中改革期間として、給与カットや事業見直しを行い、毎年度200億円発生する財源不足を2011年度(平成23年度)には50億円まで縮小し、10年後の2017年度(平成29年度)に収支均衡を目指します。
知事は、委員会後の記者会見で、「厳しいプロセスということは間違いないが、県民への理解を得ながら進めていきたい。」と述べました。
基本方針案は、パブリックコメントなどで県民の皆さんからの意見を伺った上で、10月末に決定する予定です。
(議会第一会議室)
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9月9日(日)
平成19年度新嘗祭献穀田御抜穂式に出席しました。
まず、知事トピックス「5月13日」を御覧ください。
およそ4ヶ月前の御田植式で植えた「島根おおちハーブ米」の苗が、左の写真のように見事に実り、この日、御抜穂式が行われました。
儀式に続いて知事は、早乙女姿の女性たちと大きく実った稲穂を刈り取りました。沿道には多くの住民が詰めかけ、子ども神輿も「わっしょい!わっしょい!」という威勢の良いかけ声とともに繰り出されるなど、周辺はお祭りムードに包まれました。
刈り取られた稲は、9月下旬に調製された後、10月下旬に献上される予定になっています。
(邑南町中野地区)
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9月8日(土)
石見銀山を語るシンポジウムが開催されました。
石見銀山遺跡(大田市)の世界遺産登録を称える緊急シンポジウム「郷土の誇り石見銀山を語ろう」(山陰中央新報社主催)が、この日、大田市のサンレディ大田で開催されました。
登録に尽力されたユネスコ日本政府代表部の近藤誠一大使が講演とパネルディスカッションに出演されるということもあって、会場は500人の聴衆で埋め尽くされました。
近藤大使は、講演の中で、「石見の人々の思いを世界に伝えました。今度はユネスコの思いを石見の人々に伝えに来ました。」と述べられた上で、「遺跡の価値を認識して世界や後世に伝えて欲しい。」と強調されました。
パネルディスカッションでは、登録会議で各国代表を説得した戦略や裏話も披露され、「環境」というキーワードが予想以上に他国の大使たちに反響があったと語られました。
大使と旧知の仲でもある知事は、「近藤大使の誠実なお人柄を思ったとき、近藤さんならきっとやり遂げてくれると信じていました。」と述べて近藤大使を称えました。そして知事は、「石見銀山遺跡を核に地域振興を図っていかなければなりません。中国地方が一つの観光エリアになるよう努力していきます。」と結びました。
(大田市サンレディ大田)
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◆パネルディスカッションでは、それぞれの石見銀山遺跡に対する思いが語られました(上)
◇近藤誠一大使は、「石見銀山遺跡の価値を認識して世界や後世に伝えて欲しい。」と強調されました。(左)
◆500人の聴衆は、熱心に講演やパネルディスカッションに耳を傾けていました。(右)
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9月7日(金)
島根県市長会の要望がありました。
島根県市長会の松浦正敬会長(松江市長)がこの日、知事に県市長会の要望を行われました。
松浦会長は、I地方分権・地域振興、II環境・生活の推進、III福祉・医療対策の推進、IV産業振興、V都市基盤の整備、VI教育・文化施策の充実強化の6分野において47項目(新規要望は24項目)を要望されました。
この内、「実質公債比率にける健全化の確保」について、松浦会長は知事に、「昨年(平成18年)度決算で全21市町村の実質公債比率が「危険ライン」(18%)を越えたことは、県と一緒に経済対策に取り組んだ結果であり、財政健全化に向けて県の協力・支援をお願いしたい。」と要請されました。
一方、小中学校教職員の段階的な人事権移譲について、知事は、「東部と西部、また都市部や中山間地域、離島といった格差が大きい中でどういう影響が出るのか、そこら辺を整理する必要があると思います。」と答えました。
(県庁知事室)
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9月6日(木)
「おしゃれで凜(りん)とした健康長寿者」を表彰しました。
百歳を越えても、現役で活躍する元気なお年寄りを表彰する「おしゃれで凜(りん)とした健康超寿者」に今年度は4人が選ばれました。受賞されたのは、柳樂冨枝さん(101歳、松江市)、島田カツさん(102歳、益田市)、田淵亀代子さん(101歳、安来市)、岸本クラさん(100歳、奥出雲町)の皆さんです。
知事は、このうち奥出雲町の岸本さんのお宅を訪問して、表彰状と記念品を贈りました。
岸本さんは、食事、衣服の着替え、入浴などはすべて自分で行い、毎日自分の部屋を掃除するなど健康で元気に暮らしておられます。また、来客者とお茶を飲みながらおしゃべりをすることを楽しみにされており、野球が大好きで、大の巨人ファンだそうです。
知事から「巨人が好きだそうですね。」と尋ねられた岸本さんは、「はい、大好きです。昨年、監督が代わったのは良かったですが、勝たんとつまりませんわ。」などと応じて達者ぶりを披露されました。
知事は、「岸本さんは声に張りがあり、驚きました。家族に囲まれていつまでも楽しく元気で暮らしください。」と話し、長寿をお祝いしました。
(奥出雲町岸本クラさん宅)
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◇岸本クラさんを囲んで、知事、岩田一郎奥出雲町長、クラさんの息子さん夫婦、孫夫婦が記念写真
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9月5日(水)
記録的大雨に見舞われた隠岐島の被災地を視察しました。
8月31日未明に記録的な大雨に見舞われた隠岐島の3町を訪れ、浸水があった建物や損壊した橋など被災地を視察しました。
知事は、午前9時に県の防災へりで出雲空港から出発し、上空から被災状況を確認した後、9時50分に隠岐空港に到着しました。
まず隠岐の島町の大津区地区、那久地区、油井地区、原田地区を視察しました。原田地区にある介護施設「中条デイサービスセンター」が、近くの八尾川があふれ、床上浸水し、閉鎖状態になっていることを聞き、知事は「狭い範囲に被害が集中している。復旧工事に全力を挙げて取り組みます。」と述べました。
続いて防災へりで西ノ島町及び海士町を訪れ、被災した住民の方々から状況を聞きました。「早く安心して住める地域にして欲しい。」という住民の方たちの声に、知事は「日常生活に支障をきたさないよう復旧に万全を期していきます。」と答えました。
(隠岐島大雨被災地)
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9月4日(火)
若手職員の政策提案グループと懇談しました。
若手職員の政策提案グループ【「しまねの森」水と緑の再生プラングループ】と懇談をしました。
このグループは、【島根県ホームページ魅力向上検討グループ】(6月中旬〜8月中旬)、【財政改革検討グループ】(6月中旬〜8月下旬)、【ソフト系IT産業誘致検討グループ】(7月中旬〜9月中旬)に続いて設置され、これから11月上旬の知事への報告まで約2ヶ月間にわたり6名の若手職員により検討が行われます。
知事は、「島根県は、約80%が森林である一方で、松枯れなど荒廃林が近年増加している現状にあります。豊かな自然、美しい景観といった島根県のイメージは、豊富な森林資源と大きく関わっていると思います。安全で安心な県民生活には欠かせない「森林の再生」あるいは「森林資源の活用」などについて是非、みなさんの斬新かつ柔軟な発想で提案してください。」と激励しました。
(県庁知事室)---
9月3日(月)
全国交通安全キャラバン隊の出発式を行いました。
全国交通安瀬キャラバン隊の島根県キャンペーン出発式並びにメッセージ伝達式が県庁前広場で行われました。
このキャラバン隊は、約1ヶ月にわたり全国を7つのコースに分けてキャラバンしながら交通安全を訴える活動を行います。
島根県が属するコースは、8月18日に東京を出発し、同月20日に兵庫に到着、その後岡山、広島、山口を経由して島根入りしました。島根県では、これから9月5日に鳥取県に引き継ぐまで、海士町、雲南市、奥出雲町を交通キャラバンしていく予定です。
式には、県交通安全母の会連合会、松江市立古志原幼稚園(松江市)の園児ら約200人が出席しました。赤水照子会長から高市早苗内閣府特命担当大臣のメッセージを受けた知事は、「県内を巡回して交通ルールとマナーを呼び掛けることは大きな効果があります。健康に留意され、交通安全意識の高揚にご尽力いただきますようお願いします。」と激励しました。
(県庁前広場)
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◆赤水照子会長から交通安全メッセージを受ける知事(上)
◇古志原幼稚園の園児4人が交通安全の誓いを力強く宣誓しました。(左)
◆メッセージ伝達式の後、島根県警機動隊の白バイを先頭に交通安全キャラバン隊が出発しました。(右)
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お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp