知事トピックス2007年6月
6月29日(金)
出雲村田製作所が工場増設を決定し島根県及び斐川町と覚書に調印
出雲村田製作所(斐川町)が、この日工場の増設について県と斐川町との間で立地に関する覚書に調印しました。
出雲村田製作所はセラミックコンデンサのトップメーカー、村田製作所の生産拠点として昭和59年に斐川町で操業開始した100%出資の子会社で、従業員数が現在2500名を超える本県を代表する電子部品製造企業です。
計画では、新工場は、出雲村田製作所内に鉄骨6階建て、延べ床面積25,790m2で、4月から建設に取りかかっています。
同社は来年4月から新工場の操業を始め、2年間で新たに300人(製造従事者220人、設備保全20人、技術者30人、事務スタッフ30人)の雇用増を計画しています。
(県庁301会議室)
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6月29日(金)
改革推進会議が開催され、各界代表から意見を伺いました。
改革推進会議の2回目の会合が開かれ、経済界、労働界など代表者4名から意見聴取し、併せて意見交換を行いました。
この内、経済界代表の丸磐根商工会議所連合会会頭は、「今後5年間を集中期間と定め、徹底した歳入・歳出の見直しと更なる人員削減を図るべき。」という提案がありました。
また労働界代表の保村聖二県職員労働組合委員長からは、「人件費の削減で職員が縮み思考になっている。前向きな議論を望む。」という意見もありました。他に「予算を削るだけの財政改革ではなく、収入を増やす工夫が必要。」という意見も出されました。
今後、改革推進会議では、広く一般県民から意見聴取することを目的に、7月13日(浜田市)と19日(出雲市)に公聴会を開催することとしております。
(松江市島根県民会館)
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6月28日(木)
石見銀山遺跡が世界遺産に登録されました!!
6月28日午後1時、文化庁から野村参事(石見銀山・文化資源活用担当)に島根県にとって歴史的な連絡が入りました。
“石見銀山遺跡の世界遺産登録が、ニュージーランドクラストチャーチで開催されている世界遺産委員会において決議された”'という連絡でした。
野村参事が、“登録されました!”という声が世界遺産登録推進室に響き渡ると、一斉に拍手が沸き起こり、熱気と歓喜と感動の渦に包まれました。
野村参事から報告を受けた知事は、さっそく記者会見を開き、「遺産を未来に引き継ぎ、地域振興につなげていく。世界遺産登録はゴールではなくスタートです。」と力強く述べました。
記者会見の後、知事は登録決定に尽力された、かつて同僚として一緒に働いていたこともある近藤誠一ユネスコ全権大使と、国際電話で話し、互いに登録を喜び合いました。
(県庁知事室)
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◆石見銀山の世界遺産登録が決まり、記者会見で喜びを語る知事。(上)
◇午後1時、文化庁から野村参事に世界遺産登録の第1報が入った直後。(左)
◆野村参事から登録を告げられると一斉に拍手が沸き起こりました。(右)
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6月28日(木)
島根イーグルが工場増設を決定し、島根県及び雲南市と覚書に調印しました。
カーエアコン用シール部品・圧力制御弁などを生産する島根イーグル(雲南市掛合町)が、この日工場増設と生産設備の増強について、県と雲南市との間で立地に関する覚書に調印しました。
同社は、イーグル工業(本社:東京都港区)の関連会社として平成2年に設立され、従業員は130人。カーエアコン用のリップシールを製造し、国内外の自動車メーカーに納入しており、そのシェアは、世界市場で何と9割以上ということです。
計画では、既存の工場におよそ870m2の鉄骨平屋建ての新工場を増築し、岡山事業場から生産ラインを移管することにより、今後3年間で新たに30人の雇用増を図ることとしています。
今回の計画で、島根イーグルは、12億円の投資を行い、県は、この内、企業立地促進条例に基づき、1億1千万円を助成(企業立地促進助成金)することとしています。
(県庁301会議室)
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6月26日(火)
環境保全功労者等大臣表彰を受賞された柿田氏が知事を表敬されました。
環境保全功労者等大臣表彰(地域環境保全功労者表彰)を受賞した柿田義文さん(出雲市在住)がこの日、知事を表敬され、受賞報告をされました。
柿田さんは、平成3年に「樹木医」の資格を県内で初めて取得された後、各地で樹木の診断や治療を長年にわたり精力的に行ってこられたことが認められ、このほど東京で環境大臣から表彰されました。
柿田さんは、島根県の景観アドバイザーとしても活躍されており、
「特に印象に残っているのは、平成3年9月の台風19号で県内全域が風による大きな被害が出た際、傷んだ益田市の医光寺のしだれ桜を診断したことです。」と懐かしそうに語られました。
知事は「これからも、どうかお元気で、まちの緑化に貢献してください。」と柿田さんの活動を称えました。
(県庁知事室)
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6月24日(日)
“あいと地球と競売人”の東京初公演に向けた練習を見学し出演者を激励
島根県のオリジナルミュージカル‘あいと地球と競売人'の東京初公演に向けて、懸命に練習に励む出演者を知事が激励しました。
このミュージカルは、地球環境の保護を訴えた漫画「地球の秘密」を書き上げた2ヶ月後に脳内出血で倒れ、12歳という短い生涯を閉じた故坪田愛華さんの遺作を題材として制作された作品で、汚れた地球を競売にかけようとたくらむ妖怪から、子どもたちが団結して守ろうとするストーリーで、平成6年の初公演以来、十数年間にわたり多くの県民に親しまれ続けています。
知事は、「エネルギッシュではつらつとした踊りや歌に感動しました。東京公演も是非見に行きます。」と挨拶しました。
東京公演は8月21日・22日に「青山劇場」(渋谷区)で行われます。
(松江市島根県民会館)
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6月18日(月)〜25日(月)
6月定例県議会において代表質問及び一般質問が行われました。
・・・・・・6月18日(月)・・・・・・
代表質問佐々木雄三議員
代表質問石橋富二雄議員
・・・・・・6月19日(火)・・・・・・
一般質問岡本昭二議員
一般質問尾村利成議員
一般質問園山繁議員
一般質問門脇誠三議員
・・・・・・6月20日(水)・・・・・・
一般質問島田三郎議員
一般質問藤山勉議員一般質問大屋俊弘議員
一般質問白石恵子議員
・・・・・・6月21日(木)・・・・・・
一般質問多久和忠雄議員
一般質問池田一議員
一般質問石倉俊紀議員
一般質問須山隆議員
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・・・・・・6月22日(金)・・・・・・・・・・・・6月25日(月)・・・・・・
一般質問三島治議員一問一答浅野俊雄議員
一般質問角智子議員一問一答和田章一郎議員
一般質問中島謙二議員
一般質問珍部芳裕議員
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6月15日(金)
"かえる男"でお馴染みのオノリョウ(小野亮)氏が知事を表敬されました。
映像制作会社「蛙男(かえるおとこ)商会」の代表取締役会長で映像によりで島根を情報発信していただいているオノリョウ(小野亮)氏が、この日知事を表敬されました。
去る5月4日(金)にNHKで放送された「ワースト脱出大作戦」で、島根県が「日本一場所の分からない県」としてダントツの一位であると報じられたことは、皆さんもよくご存じだと思います。
この状況を脱出するには、まず県の位置を認識させるのが一番と、オノ氏が考案されたのが、島根応援Tシャツ・・・・そのキャッチコピーは、なんと“島根は鳥取の左側です”(写真でお二人が着用しているTシャツです)というものでした。
この島根応援Tシャツが大人気となり、各地で引っ張りだこ。品切れ状態が続いているとか・・・・
オノ氏にTシャツをプレゼントされた知事は、さっそく着用し、「このTシャツでしっかり島根を売り込んでいきたいですね。全国から島根に映像を作りに来るような機運が高まるといいですね。」と話し、終始笑顔で島根の認知度向上について語り合いました。
(県庁知事室)
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6月13日(水)
6月定例県議会が開会し、知事が初の施政方針を述べました。
6月定例県議会が開会し、知事が初の施政方針演説を行いました。この中で知事は、「県民中心の県民に信頼される県政」を目指すため、
1.「県民の声をよく聴き、それが県政によく反映される体制を築く。」
2.「県民の代表である議会との率直かつ緊密な意見交換を行う。」
3.「分権時代にふさわしい県と市町村の役割分担の下に、市町村との連携・協力を推進する。」
4.「時代の変化に早く反応し、機敏に行動する活動的で自由闊達な議論が内部でできる風通しの良い県庁組織を構築する。」
5.「島根県がリードしなければならない課題について、似た状況にある県などと協同し、積極的に国に働きかけていく。」
の5つの方針を掲げ、その下で「産業の振興」「財政の健全化」などを最重点課題として取り組むと述べました。会期は7月3日までで、総額59億1600万円の本年度一般会計補正予算など19議案を提案しました。
(島根県議会本会議場)
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6月13日(水)
若手職員政策提言グループとランチミーティングを行いました。
若手職員による政策提言グループが発足し、メンバー15人が知事と昼食をとりながら意見交換しました。
20代〜30代の若手職員の斬新かつ柔軟な発想を県政に活用していこうという知事の発案により制度化されたもので、メンバーは公募により募り、2ヶ月程度検討して提言書をまとめ知事に報告します。
この日発足したグループは、「財政改革検討グループ」と「ホームページ魅力向上検討グループ」の2グループです。財政改革検討グループのメンバーからは、「戦略的な課題には元気で能力の高い人材を集中配置するなどドラスチックな改革が必要。」などという意見が出され、一方のホームページ魅力向上検討グループからは、「県外の人にも島根に興味を持ってもらえるようイラストや画像を使ったトップ画面を検討したい。」という提案がありました。
知事は、「新しい感覚でやっていく時代が到来してます。どんどん斬新なアイデアを出して欲しい。」とメンバーを激励しました。
今後も知事が政策課題を決め、随時若手職員に政策提言してもらうこととしています。
(県庁301会議室)
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6月12日(火)
「一社一村しまね」運動で吉賀町が協定を締結しました。
県内の市町村と県外企業が連携して地域振興を図っていこうとする「企業と地域との連携」(一社一村しまね)事業で、この日、吉賀町と同町内に工場があるヨシワ工業(広島県海田町)が知事の立ち会いのもと、「一社一村しまね」運動の協定を結びました。
この事業は、「しまね田舎ツーリズム」を進める島根県が、県内の市町村と県外の企業に呼び掛け、交流を促進し、経済的な効果を含めた地域振興を図っていこうとするもので、この日の協定は、昨年12月に2社(トップ金属工業(株)、山陰空調工業(株))と締結した江津市に続いて2例目です。
協定を締結したヨシワ工業の吉野克己社長は、「島根と縁が深くなる場をつくってもらえてありがたい。さらに根を張った企業になるように努力したい。」と挨拶されました。
最後に吉野社長、中谷勝吉賀町長、知事が今後の連携を誓い合って、がっちりと握手を交わしました。
(県庁301会議室)
◇がっちりと握手する(左から)吉野社長、知事、中谷町長(上)
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6月12日(火)
「改革推進会議」が開催されました。
「改革推進会議」の初会合が県職員会館(松江市)で開催されました。財政の健全化は、産業の振興とともに知事が県政運営で最も力を注ぐ2本柱として公約に掲げています。
知事は挨拶の中で、「この会議や公聴会などを通じて委員の提言や県民の方々の御意見をよくお聞きして、10月には県として財政再建に向けた方策をお示しし、来年度以降の予算編成に当たっていきたい。」と述べました。
同会議は、今後8月までに5回の会議を開催し、歳出削減について県への提言をまとめる予定となっています。
また、島根県も幅広く県民の意見を伺うため、この日から財政健全化へ向けた県民意見募集を県ホームページで開始しました。
(島根県職員会館多目的ホール)
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6月11日(月)
「しまね産業活性化戦略会議」が開催されました。
「しまね産業活性化戦略会議」がテクノアークしまね(松江市)で開催されました。
同会議は、知事が設置を公約に掲げていたもので、知事を座長に、県内外の有識者や企業のトップなど14名の委員で構成されています。
初会合となるこの日は、担当者から健康食品やバーチャルリアリティー技術など、県が取り組む5分野の新産業創出プロジェクトやトップブランドを目指し重点地域を設定した観光振興策などを中心とした概要が説明された後、委員による意見交換が行われました。
会議終了後に記者会見した知事は、「実践的な意見や助言が数多くありました。我々が気づかなかい視点を大いに参考にしたい。」と述べました。
県では、今回を含め同会議を3回行い、その間の議論をもとに、10月末に産業活性化ビジョンとしてまとめ、今後の県の産業施策に反映させていくこととしています。
(松江市テクノアークしまね特別会議室)
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6月10日(日)
中海・宍道湖一斉清掃を行いました。清掃後、中海水質調査を実施しました。
この日、湊山公園親水護岸(鳥取県米子市)で一斉清掃を行いました。この取り組みは、一昨年11月に中海・宍道湖がラムサール条約に同時登録されたことを契機として、島根県及び鳥取県並びに中海・宍道湖沿岸市町などと共同して昨年から実施しているもので今回が2回目の実施となります。
この日は、平井鳥取・溝口島根両県知事とも夫妻揃って参加し、多くの市民と一緒に中海から打ち上げられたごみ拾いに汗を流しました。
清掃を終えた後、島根県が保有する水質調査船「輝水号」に乗船し、船上から中海湖心の状況を調査しました。溝口知事は、定期調査時点(松江市八束町波入港3km沖)における中海湖心の水温や透明度等の水質調査や、湖底から採取した泥中の酸素状態を確認しながら、新宮保健環境科学研究所長から中海の水質状況について説明を受けました。
(鳥取県米子市湊山親水護岸)
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◆平井鳥取県知事・溝口島根県知事とも夫妻揃って出席しました。(上)
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◇溝口知事夫妻は多くの市民と一緒にごみ拾いに汗を流しました。(上)
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◆新宮保健環境科学研究所長から中海の水質状況について説明を受けました。(上)
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6月9日(土)
関西で島根県産農産物をトップセールスしました。
大阪市中央卸売市場及び生協コープこうべ(神戸市)の店舗内でデラウェア、アムスメロン、ブロッコリーなど島根県の主力農産物を大いにPRしました。
大阪市中央卸売市場では、知事は、「ごっくん、しまね」と書かれた黄色地に赤と緑のアクセントが入った鮮やかなはっぴを羽織り、早朝から佐々木雄三県議、岡本昭二県議及び県立益田翔陽高校の女子生徒らとともに試食品を振る舞いながら、施設加温栽培全国一を誇るデラウェアや立体栽培で高品質を誇るアムスメロンの販売促進を市場関係者に強く訴えました。
(大阪市大阪市中央卸売市場本場果実売場)
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6月8日(金)
隠岐島産スギ材の島外移出出荷式に出席しました。
隠岐の島町において「隠岐島産スギ材の島外移出出荷式」が行われました。
この日、関係者およそ100人が出席し、丸太切りの儀式の後、丸太3千本のスギの間伐材が佐賀県伊万里木材市場に初出荷されました。隠岐島後森林組合が一定量の間伐材を本土へ出荷するのは、これが初めてのことです。
隠岐島後のスギ材は、安い外材に押され、採算が合わないことから本土出荷が見送られてきましたが、近年中国の需要増で外国産のスギ材の輸入が減り、国産スギ材の引き合いが増加し、切り出し経費次第で採算が見込めることから、この度出荷を決めたものです。
知事は、「スギ材の島外移出という新たな一歩を踏み出しました。豊かな森林資源を活用することにより、雇用の創出や地域産業の振興に大いに寄与するものと期待しています。」と挨拶しました。
(隠岐の島町西郷港宮尾小田岸壁)
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6月8日(金)
隠岐シリーズ!隠岐病院を視察し、職員と意見交換しました。
この日、隠岐病院(隠岐の島町)を視察し、助産師外来、リハ室、透析室などの現場を訪問して職員を激励しました。
その後、「どこでもふれあい懇談会」を開催し、助産師、看護師、保健師、理学療法士の病院のスタッフ5名と業務内容や日頃の苦労、課題などについて懇談しました。
今年採用された看護師の、「大変だけど、何から何まで勉強で吸収することばかり。」と張り切るはつらつとした意見や「もっと若い職員の声に耳を傾けて欲しい。」という意見など、通称「どこふれ懇談会」ならではの自由な雰囲気の中で、ざっくばらんな意見交換が行われました。
知事は、「新院長のもと、地域の方々にいいサービスを提供するため、スタッフの皆さんが努力しておられる様子がよくわかりました。働いておられる方々の様子を見て、大変心強く思いました。医師確保対策も含め、拠点病院との連携や移送体制など、効率的な医療提供体制をとれるよう今後取り組んでいきます。」と話しました。
(隠岐の島町隠岐病院)
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◆病院のスタッフ5名と懇談しました。(上)
◇武田博士隠岐病院長の案内で院内を視察しました。(左)
◆病院職員と記念撮影しました。(右)
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6月7日(木)
隠岐シリーズ!海士町内の産業振興施設を視察しました。
海士庁内の産業施設を視察しました。
知事は、全国的にも注目されているCAS凍結センター、イワガキ共同作業施設、(有)隠岐潮風ファームを視察し、全国展開に向けた取り組みについて各責任者の熱心な説明に耳を傾けました。
その後、「どこでもふれあい懇談会」を開催し、そこで働く人たちと懇談を行いました。
Iターン者がいきいきと活躍する町として知られるだけに、この日もIターンをされた方々の海士町の魅力を語る姿がとても印象的でした。
海士町の3企業での懇談を終えた知事は、「新しい分野に飛び込み、地域の特性を生かしたユニークな取り組みを行っている企業を訪問し、海士町の活気を見ました。各地でこういったチャレンジ精神が出るといいですね。自然の中で生活したいという都市の人々に、インターネットなど、発信の方法を工夫し、UIターンなど島根に来る人が増えるよう努力していきます。」と感想を述べました。
(海士町CAS凍結センター)
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◆CAS凍結センターを視察し、職員のみなさんと記念撮影しました。(上)
◇イワガキ共同作業施設を視察し、施設内の説明を受けるました。(左)
◆(有)隠岐潮風ファームを視察し、東京市場で評価の高い隠岐牛の飼育の秘訣(?)を伺いました。(右)
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6月7日(木)〜8日(金)
隠岐シリーズ!隠岐島内4か町村を訪問し、町村長と意見交換しました。
6月7日と、8日の両日、隠岐島内4か町村の役場を訪問し、各町村長からそれぞれの町村の概要説明を受けると共に、課題や懸案について意見交換しました。
各町村長から財政状況が厳しく高齢化が進む中で、医師確保や産業の活性化、また観光の連携など難しい課題に果敢に取り組んでいることを聞いた知事は、「隠岐島内の各町村がそれぞれ特色を生かしてがんばっている姿をひしひしと感じました。県も町村の懸案や課題に一緒になって取り組んでいきたいと思います。」と答えました。
隠岐島内の4か町村は、それぞれ独立した島であるため、一日目(6月7日)に訪問した島前内の3か町村は、チャーター船で移動しました。
(隠岐島チャーター船内)
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◆島前内3か町村はチャーター船で移動しました。船内で清水義史隠岐支庁長から隠岐の概要説明を聞く知事。(上)
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◇影原正美知夫村長と意見交換しました。(左)
◆扇谷豪西ノ島町長と意見交換しました。(右)
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◇山内道雄海士町長と意見交換しました。(左)
◆松田和久隠岐の島町長と意見交換しました。(右)
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6月7日(木)
全国離島振興協議会通常総会が海士町で開催されました。
平成19年度全国離島振興協議会通常総会が海士町で開催され、全国の離島市町村長ら関係者およそ110人が出席しました。
知事は来賓挨拶の中で、先に制定された「海洋基本法」に触れ、「離島が有する国家的役割から離島を保全整備することが明確に打ち出されました。離島ならではの特性を生かして、自立的に発展していくよう連携してがんばりましょう。」述べました。
「全国離島振興協議会」は、離島や離島を抱える全国140自治体が加盟し、離島固有の課題を協議し、国へ要望活動を行っています。隠岐島での総会開催は、1985年以来22年ぶり3回目の開催となります。
(海士町マリンポート海士)
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6月6日(水)
クールビズスタイルで歩いて登庁しました。(ノーマイカーデー)
ノーマイカーデーのこの日、知事は、知事校舎から県庁までのおよそ700mを歩いて登庁しました。
島根県は、6月を「環境月間」として位置づけ、県職員が率先して環境にやさしい身近な活動に取り組んでいます。
クールビズスタイル(ネクタイや上着を着用しない軽装)での勤務や毎週水曜日のノーマイカーデーはこうした「環境月間」の取り組みの一つです。
知事は、「私は、歩くことが大好きです。これからも、支障のない限り水曜日は歩いて登庁したいと思います。」と語りました。
(松江市塩見縄手付近)
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6月5日(火)
島根県中央高校開校記念式典が行われました。
川本町の県立川本高等学校と美郷町の県立邑智高等学校が統合し、今年4月に川本高等学校の校舎に開校した島根中央高校の開校記念式典が、この日、川本町の悠々ふるさと会館で行われました。
式典には、生徒、教職員をはじめ関係者およそ400人が出席しました。知事は、「県内では、初めての普通科コース制・総合選択制の高校で、全国からも注目を集めています。島根を代表する高校の一つとして、特色ある学校に発展していくように願っています。」と決意表明しました。続いて一期生113人を代表して、福村季晋君が、「後輩たちの手本となるよう責任を自覚して、一つ一つ仲間と共に伝統を作り上げていきたいと思います。」と挨拶しました。
この日は、公募した校章や校歌の制作者3人に上川義寛校長から感謝状が贈られました。式典の終わりに、新しい校歌を生徒と教職員が歌い、島根中央高校の門出を祝いました。
(川本町悠々ふるさと会館)
◆写真は、一期生を代表して決意表明する福村季晋君。
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6月5日(火)
農林水産業で活躍する大田市内の3名の方々と懇談しました。
大田市内で、農林水産業で活躍されている3名の方々と昼食をとりながら意見交換しました。
この日知事が懇談したのは、本県最大級の養鶏舎を経営される竹下正幸氏、昨年度の全農酪農経営体験発表会で「生産局長賞」を受賞された酪農家の住田益三氏、そして地元産の魚を使った"かまぼこ"等の加工・販売を手がける月森みどり氏です。
懇談の中で、月森さんは「平成6年頃から地元の主婦が中心となって、防腐剤、保存料、着色料は一切使用せず、人にやさしい、魚の練り製品をつくっています。」と製品に対するこだわりについて話されました。
次に住田さんは、「地元農家から飼料を購入し、畜産業は堆肥を農家に販売するという耕畜連携が必要であるといわれています。現状では国内で生産される飼料は高価であり、堆肥の製造コストも高いなどの課題はあるが、耕畜連携の必要性は増しており、推進への一層の支援を期待しています。」と地域産業の連携の重要性について語られました。
また、竹下さんは、エコロジー農産物のブランド化を一層進める必要があること、地産地消の推進が、結局、農林水産業の振興につながり、担い手育成にもなることを強調されました。
知事は、「島根県は、都会の人から見ると、いい意味での田舎のイメージがあるようです。また、都会では自然食のイメージが強いほど高級感を感じるといわれています。島根のイメージを活かし、安全、安心な地場産物を売り込んでいくことは重要ですね。」と語りました。
(大田市天草)
◆写真後列左から住田さん、竹下さん。前列左から知事、月森さんです。
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6月4日(月)
中国整備局長と懇談し、高速道路整備促進を要望しました。
この日、国土交通省中国地方整備局の甲村兼友局長と懇談し、高速道路や松江第5大橋道路事業の整備促進、斐伊川神戸川治水事業の推進などを要望しました。
知事は、中国地方知事会で採択された道路特定財源確保の緊急アピール文を直接手渡した上で、「観光振興や産業振興などを図り、地域が自立していくためには、高速道路のネットワーク化は必要不可欠です。是非とも早急な整備をお願いしたい。」と強調し、山陰道など県内の高速道路の未事業化区間の早期着手を求めました。
これに対し、甲村局長は、「島根県の東西を結ぶ幹線は、国道9号のみです。昨年の7月豪雨でもその弱点をさらけ出した。地域間競争に勝ち抜くためにも高速道路のネットワーク化は必要と考える。」と答えられ、取り組みに前向きな姿勢を示されました。
(松江市サンラポーむらくも)
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6月1日(金)
東京島根県人会に出席しました。
この日、東京島根県人会が、東京都内の椿山荘で開催され、島根県出身者がおよそ400人出席し、ふるさとの話題や懐かしい話に花を咲かせました。
知事は、「厳しい財政状況を立て直すため財政健全化に取り組むことはもちろんでありますが、活力ある島根を実現するために産業振興を軸に地域の自立をしっかり図っていきたい。」と挨拶しました。また、県民手作りのミュージカル「あいと地球と競売人」が8月21日と22日に東京で初の公演を行うことが決まったことを報告し、「県人会の皆さんにも是非見に来て欲しい。」とPRしました。
県人会は、隠岐牛のステーキをはじめ、島根県の特産品がずらりと並べられ、参加者はふるさとの味に舌鼓を打ちました。
また、樋口忠三川本町長率いるご存じ!“町長ちんどんや一座”が今年も華麗な衣装と演奏を披露し、会場を大いに沸かせ、盛り上げました。
(東京都文京区椿山荘)
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◆知事は、「活力ある島根を実現するために産業振興を軸に地域の自立をしっかり図っていきたい。」と挨拶しました。(上)
◇樋口忠三川本町長率いるちんどんや一座が、華麗な衣装と演奏を披露し、会場を大いに盛り上げました。(左)
◆地酒など島根県の特産品がずらり披露され、出席者はふるさとの味に舌鼓を打ちました。(右)
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お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp