知事トピックス2007年8月
8月31日(金)
松江市の要望がありました。
この日、松江市の松浦正敬市長が、知事に重点要望書を手渡し、同市の重点要望をされました。
市長は、大橋川改修事業、原子力発電施設立地地域の振興、国際航空路線の存続及び開設、地方分権の推進、観光客誘致促進、島根県立大学短期大学部の4大化及び一般国道432号大庭バイパスの早期ルート決定の重点7項目について、知事に説明し、県に対し理解と支援を求められました。
この日は、大橋川改修や原子力発電施設に係る核燃料税など、最近度々新聞に取り上げられる話題もあり、マスコミ各社の関心も高く、多くの記者が知事室に詰めかけ、市長と知事の受け答えをメモに書き留めていました。
中でも、小中学校教職員の人事権及び採用権の移譲については、移譲を求める市長に対し、知事は、「私は、自分が小学校、中学校時代に色々な地域を経験した先生、様々な出身地の先生から教えていただき大変良かったという経験を持っている。」と述べ、子どもたちの教育のために何が一番良いのか今後十分話し合っていきたいという考えを示しました。
(県庁知事室)
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8月30日(木)
松江圏域を対象に「一日対話の日」を実施しました。
この日、松江圏域を対象とした一日対話の日を実施し、「圏域別テーマ懇談会」及び「どこでもふれあい懇談会」を開催しました。
知事は、まず、(※1)子育て支援センターを訪問し、「子育ての楽しさと悩み」をテーマに、子育て真っ最中のお母さん方と懇談しました。連日激務の続く知事も、子どもたちの笑顔に包まれて、元気をもらったようでした。(左の写真松江市子育て支援センター)
続いて、島根県里親会の代表者5名とランチミーティングを行いました。知事は、「児童虐待が増えてきている中で、虐待を受けた子どもたちのケアや自立に向けた支援の充実が課題となっています。里親制度は家庭的養護という重要な役割を担っており、今後とも要保護児童の健全な育成にご尽力をお願いします。」とあいさつしました。
このほか、知事は、ハートフルサロン松江(※2)(がんサロン)及び松江整枝学園を訪問し、それぞれ懇談しました。
「圏域別テーマ懇談会」は、「地域での子育て支援と、仕事子育ての両立」をテーマに6名の方に参加いただき、知事と意見交換しました。参加者は、個人で助産院を開設されている方、埼玉県から結婚で島根に来られ、現在5人の子どもの母親として日々子育てに奮闘されている方、子育て支援に取り組む企業の人事・労務担当者など多彩な顔ぶれで、発言も豊かな経験に基づく示唆にとむものばかりでした。知事は、「子どもを生み育てたいと願うすべての人が、安心と喜びを持って子どもを生み育てられる環境づくりに努めていきたいと思います。」と述べました。
(※1)子育て支援センター・・・地域の子育て家庭に対する育児支援を行うことを目的として市町村が設置する施設で、今年の3月末現在で県内に17市町村で40カ所設置されています。
(※2)「がんサロン」・・・島根県では「癌と共に生きる会」の元会長である佐藤均さん(故人)が取り組まれた活動がきっかけとなり、がん患者や家族が病院の会議室や保健センターなどに集まって、お互いの療養体験を語り合ったり、がん医療の最新情報やセカンドオピニオンの受け方を学習したりする場所である「がん患者サロン」が県内各地に開設されています。
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◇島根里親会落合慧会長及び4人の副会長とのランチミーティングの様子(左)と知事を囲んで記念撮影(右)
◇「圏域別テーマ懇談会」の様子(左)と知事を囲んで参加者の記念撮影(右)
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8月29日(水)
「一社一村しまね」協定の締結式が行われました。
県内の市町村と県外企業が連携して地域振興を図っていこうとする「企業と地域との連携」(一社一村しまね)事業で、この日、益田市と同市内に工場がある中井工業(本社:京都市)が、知事の立ち会いのもと、協定書を交わしました。
この事業は、「しまね田舎ツーリズム」を進める島根県が、県内の市町村と県外の企業に呼び掛け、交流を促進し、経済的な効果を含めた地域振興を図っていこうとするもので、この日の協定が、江津市と2社(トップ金属工業(株)、山陰空調工業(株))、吉賀町と1社(ヨシワ工業)に続いて第3号となります。
協定を締結した中井工業(株)の中井正広社長は、「以前から、会社として何か地域に役に立てることはないかと考えていました。この事業は、そうした意味で絶好のタイミングでした。今後、益田市と協力して、できるところからやっていきたいと思います。」と挨拶されました。
最後に中井社長、牛尾郁夫益田市長、知事が今後の連携を誓い合って、がっちりと握手を交わしました。
(県庁301会議室)
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◆「一社一村」協定書に署名する中井社長、牛尾益田市長、知事(上)
◇協定書締結の後、あいさつする中井社長(左)
◆今後の連携を誓ってがっちりと握手。左から、牛尾益田市長、中井社長、知事(右)
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8月28日(火)
農業技術センター研究員とランチミーティングを行いました。
この日、農業技術センターの5名の研究員と昼食懇談会(ランチミーティング)を行いました。
研究員の皆さんは、自己紹介した後、自分の担当職務や、研究しているテーマについて知事に説明しました。
持田圭介専門研究員は、新品種「シャインマスカット」の品質安定について。安達康弘主任研究員は、「きぬむすめ」の奨励品種採用について。女鹿田博之専門研究員は、県オリジナルトルコギキョウの育成について。永島進研究員は、ワサビの病害虫対策について。鶴永陽子主任研究員は、柿の葉茶・桑茶の商品開発について。
次々と繰り出される、興味ある話に知事も頷きながら、聞き入っていました。
知事は、現地へ出向き、県民との対話や懇談を精力的に行っていますが、昼食を共にした職員とのこうした懇談も今後行っていく予定にしています。
(県庁知事室)
◆昼食懇談会の様子(上)
◇知事に柿の葉茶の説明を行う鶴永陽子主任研究員(左)
◆左から、持田専門研究員、鶴永主任研究員、永島研究員、知事、女鹿田専門研究員、安達主任研究員のみなさん(右)
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8月27日(月)
日韓親善「島根少年の翼」に参加した県内の小中学生が知事を訪問し報告
8月17日から21日までの4泊5日、慶州やソウルを訪問し、韓国の子どもたちと環境体験活動を行ったり、ホームステイをして、交流を深めた県内の小中学生29名(参加者総数は51名)が、この日知事を訪問して、楽しい思い出を一人一人報告しました。
この事業は、1988年に当時全国でも例がない県内全域の子どもたちを対象として、(財)しまね国際センターの企画事業としてスタートしました。今回が19回目の実施で、これまでに2200名を超える島根の子どもたちが、韓国の子どもたちと交流してきました。
知事は、「韓国は島根県から最も近い国です。県レベルでの交流は残念ながら、途絶えていますが、みなさんが韓国の子どもたちと楽しく交流したお話を聞いてとてもうれしく思いました。今回みなさんが体験したことをこれからの人生に是非生かしてください。」と話しました。
(県庁301会議室)
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8月24日(金)
“みんなで育む道づくり!”9団体を表彰しました。
この日、沿道のごみ拾いや道路沿いの花壇の美化など、長年にわたり、継続して道路の美化運動を育んできた県内の9団体を知事が表彰しました。(国土交通省表彰・・・3団体、県知事表彰6団体)
この内、国土交通省表彰は、玉造上町内会(松江市)、直江北まちづくり協議会(斐川町)、古市自治会(奥出雲町)の3団体。
また県知事表彰は和名佐親和会(松江市)、エブリプラン(松江市)、ジェクト(松江市)、八川本郷自治会(奥出雲町)、大代高山会(大田市)、後野小PTA(浜田市)の6団体。
表彰式で、知事は「島根県は美しくきれいな環境というイメージを持つ人が多く、またそれが島根県の特徴であると思います。そうした環境をこれからも維持していきたいと思います。みなさんもこれからも美化運動に益々励んでいただきますようお願いします。」と挨拶しました。
(県庁知事室)
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8月23日(木)
第2回しまね産業活性化戦略会議が開催されました。
この日、第2回「しまね産業活性化戦略会議」が、テクノアークしまね(松江市)で開催されました。この日は、まず、6月11日に行われた第1回目の会議の際に委員の方から出された案件について、状況報告された後、委員の皆さんによる意見交換が行われました。
この日、議論の中心となったのは、IT関係に関するものでした。中でも島根県で生まれ、今、世界的に注目されている(※)プログラム言語:Ruby(ルビー)については、この2年間くらいのところで、島根県がRubyを活用した産業振興を図ることができるかどうか、いわば島根がRubyのメッカになれるかどうかの大きな鍵になるなどといったような熱のこもった議論が出されました。次回(3回目)は11月6日に開催され、これまでの議論を踏まえ、戦略会議の中間報告について取りまとめ、議論する予定です。
(※)8月7日を参照してください。
(テクノアークしまね特別会議室)
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8月21日(火)・22日(水)
「あいと地球と競売人」の初の東京公演を観覧しました。
島根県のオリジナルミュージカル、「あいと地球と競売人」。念願であった東京公演が実現し、8月21日及び22日に青山劇場(東京都渋谷区)で上演され、親子連れなどで満員の会場を感動の渦に包みました。特に22日の公演には、高円宮妃久子殿下の御臨席を仰ぎ、出演者も演技に一段と熱が入りました。
2日間にわたり、演技を熱心に観覧した知事は、上演終了後、舞台に駆けつけ、「見る者の心に響くすばらしい公演でした。松江で練習を見学させて頂きましたが、今日は衣装を身にまとい、華やかなライトの中、一人一人が輝いていました。皆さんの練習の成果が見事に開花しました。満員の観客も大いに感動されたことと思います。」と述べて出演者を称えました。
このミュージカルは、平成3年に地球環境保護の大切さを訴える漫画「地球の秘密」を書き残して12歳で急逝された故坪田愛華さんの遺志をモチーフに作られたもので、毎回公募により選ばれた県民によって演じ続けられています。
(東京都渋谷区青山劇場)
◆公演を終えて新・旧知事を交えて記念撮影(上)
◇公演後、出演者を労う知事(左)
◆あいちゃん役の前島歩乃果さん。お姉さんに負けず、すばらしい演技でした。(右)
◆妖怪も雰囲気が出ていてすばらしかったです。(左)
◇雨だれ!とってもかわいらしい演技でした。(右)
◆こども役のみなさんの踊りは最高!練習の賜物です。(左)
◇感動のフィナーレ!会場は拍手と感動の渦に包まれました。(右)
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8月20日(月)
「多伎いちじく」生産者が知事にいちじくを贈呈されました。
山本和男さん(多伎いちじく部会長)、伊藤菊枝さん(同部会販売部長)、石飛至さん(JAいずも多伎営農生活センター長)が知事を訪問され、本格出荷を前に「多伎いちじく」を知事に贈呈されました。
「多伎いちじく」は、県のブランド化重点品目の一つとして取り組んでいる「蓬莱柿(ほうらいし)」という品種で、小ぶりで甘みが強いのが特徴です。試食した知事も、「糖度が高く、大変おいしいです。」と絶賛!!
山本部会長は、「今年は165トンを生産目標に掲げています。1億円を突破した昨年の販売額を是非とも上回れるよう頑張りたいと思います。」などと熱い思いを知事に語られました。
多伎いちじくは、露地もので8月20日頃から出荷が始まり、9月上旬にピークを迎えます。今年は、春先の好天などの影響で糖度は16〜19度(例年は14〜16度)と過去最高ということです。
(県庁知事室)
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◆知事に「多伎いちじく」を贈呈する山本和男さん(上)
◇懇談の様子(左)
◆左から石飛至さん、伊藤菊枝さん、知事、山本和男さん(右)
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8月20日(月)
財政健全化基本方針案の骨子を発表しました。
知事は、この日行われた財政健全化調査特別委員会において、財政健全化基本方針案の骨子を発表しました。骨子は、今月8日に「改革推進会議」(委員長:山本広基島根大副学長)の提言を受けたもので、2008年度〜11年度までの4年間を「集中改革期間」に設定し、聖域を設けずにあらゆる分野を見直し、2017年度までに収支を均衡させる内容となっています。
骨子を発表した後に記者会見した知事は、「公共事業については、全額国費で対応できるわけではないので見直しをせざるを得ません。また職員給与の特例減額の継続や定員削減についても事務事業の見直しと併せて検討することになります。」と述べました。
今後、数値や経費削減策を盛り込んだ財政健全化基本方針案を9月中旬に作成し、9月定例県議会の議論を反映させた上で、10月末に財政健全化基本方針を決定することとしています。
(県議会第一会議室)
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8月13日(月)〜16日(木)
夏季休暇を取りました。
8月13日から4日間の夏季休暇を取りました。5月1日の初登庁以来、土・日もほとんど休みなく公務の日々が続いていた知事にとって、久々のまとまった休暇となりました。この4日間を知事はどう過ごされたのでしょうか・・・・?
知事に伺ってみると・・・・松江城のジャズフェスティバルや大橋川(松江市)の灯ろう流し、益田市で開催された高校の同窓会に出席、アクアスの見学、そして現在上演中の島根県西部を舞台にした映画「天然コケッコー」の観覧etc・・・なかなか有意義で、充実した休暇だったようです。きっと大いにリフレッシュされただろうと思います。
さて、7月からFM山陰において第2、第4金曜日の午後6時15分から10分間、県政ラジオ新番組「お元気ですか溝口善兵衛です」を放送しています。これまでの県政番組とはひと味違うと好評をいただいております。過去の放送分は、島根県のホームページ(ようこそ知事室へ)で聴くことができます。8月24日放送分では、知事がこの夏季休暇をどう過ごしたかを自ら語られていますので、是非クリックしてお聴きください!!
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8月10日(金)
MCセキュリティがソフトビジネスパーク島根への進出を決定
松江市にあるOA機器販売保守のミック(MIC)と韓国の保安会社C&Sディフェンス(ソウル)が共同出資して、昨年2月に山陰初の日韓合弁企業、MCセキュリティが設立されましたが、このほど同社が、松江市北陵町のソフトビジネスパーク島根へ進出することを決定し、この日、知事がMCセキュリティの宮脇和秀社長に立地計画認定書を手渡し、覚書の調印式が行われました。
調印後、挨拶に立った宮脇社長は、「外貨を獲得できるビジネスモデルの構築を進めていきたい。昨年は年商1億円だったが、これを5年後には年商5億円にもっていけるようにがんばっていきたい。」と述べられました。
これに対して、知事は、「産業の振興は、県の最重要施策に位置づけており、とりわけIT関連は、県が特に力を入れている分野の一つです。県としてもできるかぎりの支援をしていきたいと思います。」と述べ、この日、同様に覚書に調印した松浦正敬松江市長と共に3者でがっちりと握手を交わしました。
(県庁会議室)
◆立地計画認定書を宮脇社長に手渡す知事(左)
◇調印式で挨拶する知事(中)
◆覚書に調印する宮脇社長(右)
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8月9日(木)
石見銀山ゆかりの丁銀を購入しました。
このたび島根県は、先に世界遺産登録が決定した石見銀山ゆかりの丁銀1点を購入しました。
重さ98gの極印のない小型丁銀で、昭和49年山口県阿東町で出土したものです。
これまでに島根県が購入した石州銀3点は、いずれも極印の入った記念貨幣的性格の強いもので、今回の丁銀は無刻字であり、実際の流通用に造られたものです。
石見銀山の採掘の物証として、また、当時の石州銀の流通状況などを知る上で貴重であり、これによりそれぞれの特色ある石州銀が4つ揃うことになりました。
現在、出雲市大社町にある県立古代出雲歴史博物館において「世界遺産登録記念輝き再び石見銀山展」(7月14日(土)〜9月24日(月))を開催中ですが、8月11日からこの会場において一般公開する予定です。多くの方に見ていただきたいと思います。
・・・・・・・・(知事定例記者会見から)・・・・・・・・・
(県庁防災センター)
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8月8日(水)
「改革推進会議」が財政健全化のための提言書を知事に提出されました。
民間の有識者からなる「改革推進会議」(委員長:山本広基・島根大学副学長)の山本広基委員長は、この日「県財政の健全化のための提言」を知事に提出されました。
山本委員長は、知事に「リーダーシップを発揮して職員と一丸になって改革を進めてください。」と述べられた上で、給与カットや公共事業削減など痛みを伴う内容を分かりやすく説明し、毎年度進捗状況を情報公開することなどを求められました。
これに対して、知事は、「短期間に難しい問題に取り組んでいただき感謝します。厳しい提案だが、真摯に受け止めて、県として健全化基本方針をまとめたいと思います。」と述べました。
知事は、提言を受けた後の記者の質問の中で、今月中旬に健全化に向けた基本方針の骨子を作成し、9月中旬に方針案を示した上で、9月定例県議会に諮り、10月末までに基本方針を決定することを明らかにしました。
(県庁知事室)
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8月7日(火)
Rubyの開発者で知られるまつもとゆきひろ氏らが知事を表敬されました。
プログラミング言語「Ruby」(ルビー)の開発者として世界的な注目を集める、‘まつもとゆきひろ’氏が、この日知事を表敬されました。
まつもとさんは、自らが所属する会社、(株)ネットワーク応用通信研究所(松江市)の井上浩社長及び同僚の前田修吾氏ととともに知事を訪問され、「Ruby」のIT業界内での信用度を高め、さらなる普及を促していくため、合同会社「Rubyアソシエーション」(理事長:まつもとゆきひろ氏)を設立したことを報告されました。
まつもと氏は、「このRubyを普及していくためには、信用度の向上が課題です。地域との結びつきを強めるため「日本Ruby会議」を地元で開催したり、地元自治体との連携も強めていきたいと思います。」と語り、知事に同会社の顧問への就任を依頼されました。知事は、「まつもとさんの熱い想いが伝わってきます。県としてもできるだけの支援をしたいと思います。是非がんばってください。」とエールを送りました。
※溝口知事及び松浦松江市長は、「Rubyアソシエーション」の顧問に就任することを承諾しました。
(県庁知事室)
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8月6日(月)
山陰自動車道建設促進期成同盟会の3県知事が都内で会合しました。
道路特定財源の見直しを含めた「道路整備の中期計画」が国において年内に策定予定であることを踏まえ、「山陰自動車道建設促進期成同盟会」を構成する3県(島根県、鳥取県、山口県)の知事及び地元選出国会議員が、東京都内で会合を開き、山陰自動車道の全線開通に目処をつけるため協調して努力することを改めて確認しました。
総延長380kmの山陰自動車道の内、島根県内では、出雲以西について、約60kmが未着手で、ネットワークの完成時期の目処が立っていない状況にあります。
期成同盟会の会長である溝口知事は、「山陰を面でとらえた観光地整備、あるいは産業の振興にとって、東西につながる高速道路は絶対必要です。力を合わせてがんばりましょう。」と挨拶して山陰自動車道の必要性を強調するとともに整備に向けて決意表明しました。
会合の後、3県知事は、国土交通大臣及び財務大臣をはじめ両省の幹部に対して要望活動を行いました。
(参議院議員会館1階第一会議室)
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8月4日(土)
島根県消防大会に出席しました。
第59回島根県消防大会が島根県立芸術文化センター・グラントワで開催され、消防関係者など約500人が出席しました。この大会は、県内消防関係者の志気の高揚と団結を図り、消防体制を強化することを目的として毎年開催しています。
大会の開会に当たって知事は、「島根県内で尊い人命が奪われ、大きな被害を受けた昨年7月の豪雨をはじめ、今年も新潟県中越沖地震や能登半島地震など大規模な地震や水害が相次いで発生するなど、改めて防災対策の重要性を認識させられる事態が続いております。」と述べた上で、「こうした中で消防団の皆様の日ごろからの活動は、地域住民にとって誠に心強いものであり、安心して暮らせる社会の実現や地域における防災意識の向上に大いに貢献していると思います。また長年にわたる消防活動の御功績により栄えある表彰を受けられる方々に心からお喜びを申し上げますとともに、今後とも健康に留意され、一層のご尽力をお願いします。」と挨拶し、日頃から弛まない努力を続けている各消防団の活動を称えました。
知事は、10団体と161名に知事表彰を、1団体と451名に島根県消防協会長(協会長は知事)表彰を行いました。
(益田市島根県立芸術文化センター・グラントワ)
◆県知事表彰(10団体、161名の個人)及び島根県消防協会長表彰(1団体、451名の個人)の様子。
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8月3日(金)〜4日(土)
益田圏域を対象に「一日対話の日」を実施しました。
8月3日(金)〜4日(土)にかけて、益田圏域を対象に一日対話の日を実施し、「圏域別テーマ懇談会」及び「どこでもふれあい懇談会」を開催しました。
このうち、「圏域別テーマ懇談会」は、日原山村開発センター(津和野町)を会場に、「益田圏域における農業・農村の多様な担い手の確保について」をテーマに活発な意見交換が行われました。参加者は、それぞれに実績のある20代から70代までの7名の方で、産地を維持発展させるための取り組みや農産加工経営の運営上のポイント、Iターン者の定住対策、農作業の受委託、若手農業者グループとしての夢など、一々頷かされる意見や報告が相次ぎました。
(左の写真圏域別懇談会日原山村開発センター)
知事はこのほか、「どこでもふれあい懇談会」として、地域で海岸林の保全・整備に取り組む「吉田地区海岸美化ONKサークル」「ネイチャーキッズ寺子屋」の方々、農外企業参入として注目されている「メイプル牧場」の経営者の方々、グラントワ(島根県立芸術文化センター)応援団の方々と懇談し、それぞれの取り組みや苦労話に熱心に耳を傾けていました。
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◆圏域別テーマ懇談会参加者のみなさん(左)
◇海岸林の保全・整備に取り組むメンバーのみなさん(右)
◆「メイプル牧場」の経営者のみなさん(左)
◇グラントワ応援団のみなさん(右)
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8月2日(木)
田所国府線改良促進同盟会の要望
この日、田所国府線改良促進同盟会(会長:宇津徹男浜田市長)が地方主要道「田所国府線」の道路改良について要望されました。
「田所国府線」は、邑南町(旧瑞穂町)田所から江津市を経由して、浜田市国府町に至る全長42.5kmの道路です。
この道路は、有福温泉街を通過しているほか、近年、周辺に瑞穂インターチェンジ、アクアス、風の国などが次々と建設され、観光拠点へのアクセス道路としての活用が大いに期待されてきているため、宇津会長や田中副会長(江津市長)らは、道路改良の早期実施を知事に要望されました。
知事は、「主要地方道「田所国府線」の整備については、県としてこれまでも整備・改良してきており、平成15年度には邑南町市木工区、平成18年度には浜田市宇野工区などが開通し、2車線道路及び片歩道の整備が行われました。厳しい財政の中ではありますが、今後も県としてできるだけの整備を進めていきたい。」と述べました。
(県庁知事室)
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp