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- 2019
くにびき農産物産直コーナーの新規会員研修会を開催
くにびき農産物直売コーナー出荷者協議会(会員1260名)は、JAしまねくにびき地区本部の直営3店とインショップ8店、合計11店舗で産直販売高6億3000万(H30年度)を上げています。農業普及部としては産直GAPの推進など、多様な担い手の確保・育成の一端を担う場として支援を行っています。
今回の研修会には新規会員15名が参加し、JAから協議会の概要等の説明があった後、普及部からポジティブリスト制度や生産履歴の必要性、野菜・果樹栽培等を行うにあたって理解しておくべき農薬関連事項、美味しまね認証について解説しました。
参加者からは、具体的な作物名を挙げながら農薬の使用方法などについて質問が出ました。また、その場で登録内容やRACコードを調べる等、生産者の意欲の高さが窺えました。
なお、農業普及部としては、様々な機会をとらえて農薬使用に関して正確な情報を提供し、生産者自身の安全は勿論、生産物の安全性・信頼度をさらに高めて有利販売に繋げていくとともに、産直会員の更なるレベルアップを図りたいと考えています。
特にGAPについては、実施したアンケート結果より、参加者の約半数が取り組みたいと考えていることが分かりました。今後多くの生産者に取り組んでもらえるよう、関係機関と連携しながら啓発活動を実施していきます。
【研修会の様子】
松江市和牛改良組合で研修会を開催しました
12月3日(火)に松江市和牛改良組合員に対して研修会を開催し、農家18名と関係機関4名の計22名が参加しました。研修会は二部構成で実施し、第一部では松江普及部から分娩や哺育管理の基礎知識を、家畜衛生部からは昨年度の研修会で問合せの多かった子牛の下痢対策を講義しました。第二部では若手農家の育成と管内農家の飼養管理技術向上のために、若手農家2名に壇上に上がってもらい、分娩前後の親牛の管理方法や哺乳の工夫、大きな子牛に育てるための工夫等をパネルディスカッション形式で発表してもらいました。
本改良組合では初めての試みということもあって、開始直後はパネラーにも司会者の私にも少し緊張がありました。パネラーには自身の飼養管理状況を説明できるよう準備してもらったため、日頃の工夫をわかりやすく伝えられることができました。管内トップレベルの繁殖成績を誇る農家の工夫を聴ける機会とあって、会場からは質問が飛び交いました。また他の農家の参考になるよう、自身の失敗事例を報告する農家も見られました。
終了後には、とても良い研修会だった、改良組合の別の研修会でもお願いしたい等の好意的な反応を多くいただきました。本取組みによって、パネラーである若手農家が自身の取組みを論理的に話すこと、他の生産者から認められて自信に繋げることが出来たと感じています。
普及部としては、今後も関係機関と連携して若手農家の育成や管内全体の飼養管理技術向上に繋がる研修会を開催していく考えです。
【パネルディスカッションの様子】
フレッシュあぐりセミナー(農業士・若手農業者等合同視察研修会)を開催
今年度で7回目となる本セミナーは、管内の農業士と若手農業者の資質向上と交流を深めることとを目的として、松江地域農業再生協議会担い手部会が企画運営しています。
今回は、農業士3名、雇用就農者4名を含む新規就農者6名(うち県立農林大学校OB3名)、関係機関4名と総勢14名が参加しました。
まず、湯梨浜町では、物流関係の大手企業が、10年前に小学校跡地に農業参入し、植物工場とビニールハウスそれぞれの特徴を生かした最適の提案を自社内外に発信するための研究を兼ねた施設を6年前に導入しつつ、現在、特例子会社として24名の従業員中8名の障がい者を雇用していました。
次に訪問した倉吉市の農家は、中玉トマトをメインに物流大手に15戸で野菜の共同出荷を行う株式会社の代表で、島根県の企業が開発した薪ストーブを利用した手作りの暖房システムにより、中玉トマトの周年栽培を実現していました。自作の隔離ベッドも併せ、コストを抑えた栽培方法は、本日の視察者のトマト栽培農家にも大変参考になるものでした。
最後に、夏秋トマトの国指定産地である日南町に13年前に創業した農産加工事業とトマト、ホウレンソウ等の施設栽培を行う株式会社を訪問しました。
今回の視察は、鳥取県西部を日本海側から倉吉市、日南町と大山周辺を右回りに駆け足での視察ではありましたが、いずれも先進的な考えで農業に取り組んでいる人たちがいることに感心するとともに何か参考にできないか、盛んに質問をしていました。
普及部としても関係機関と協力して、今後も県立農林大学校OB等の新規就農者を地元の大先輩である農業士と一緒に訪問する機会を企画していくこととしています。
【農福連携参入企業訪問】
【野菜共同販売部門法人化代表訪問】
松江市農林水産祭で美味しまね認証をPR!
令和元年10月27日(日)、松江総合運動公園中央広場で『地産地消で地域の未来を築こう、松江の農林水産業』を祭典テーマに松江市農林水産祭が開催され、松江市・JAしまねくにびき地区本部・東部農林振興センターで構成する「松江地域GAP推進協議会」が参加しました。
当日は美味しまね認証のパネル展示等を多くの人に実際に見て・知ってもらうため、認証産品(春菊、小松菜など)を販売している松江農林高校の隣にブースを設置しました。来場者の中には「美味しまね認証制度」に興味・関心を示す方もおり、少しずつ認知度が向上してきていると感じられました。
PRは次の4点の方法で実施しました。
1.パネル等の展示(管内の認証者紹介パネル:キャベツ、ブルーベリー、菌床しいたけ、原木しいたけ、ミニトマトなど)
2.来場者へのチラシ等を配布
3.実際に認証を取得している農林高校生とステージ発表(午前・午後の2回)
4.GAP相談コーナーの設置
今後も当普及部では様々な機会で美味しまね認証、ゴールド(上位認証)について周知を図るとともに、取り組む生産者が増えるよう農政部、市、JA等の関係機関と連携し、積極的に推進していきます。
【ステージ発表の様子】
【ブース対応の様子】
和牛の手入れ研修会を開催しました
9月30日に共進会出品牛の手入れ研修会を開催し、農家4名と関係機関2名の計6名が参加しました。これは、松江市の代表として管内若手農家が初めて島根県種畜共進会へ出品することや、中央子牛共進会へ出品する高齢農家を新規就農者が出品支援することとなったため、研修会の開催を普及部から松江市和牛改良組合へ提案し、実現したものです。
今回の研修会の主な内容は以下です。
・バリカンや剃刀、ヤスリといった手入れに使う道具の使い方
・個体毎の特徴に合わせてバランスを勘案しながら被毛を刈る方法
・角や尾の手入れの仕方
参加者はこれまで手入れの仕方を学んだことが無いため、時折質問をしながら熱心に学んでいました。また、手入れの前後で牛の印象が全く異なることを実感し、手入れの重要性を認識しました。島根県種畜共進会まで残り約2週間ですが、その間の飼料給与方法や被毛を刈るタイミングといった具体的なアドバイスもあり、共進会に対して前向きに取組む気持ちが芽生えたようでした。
普及部としては、今後も関係機関と連携して農家の要望や技術の継承に繋がる研修会を開催していく考えです。
【研修会の様子】
【手入れ後の牛】
お問い合わせ先
東部農林水産振興センター
島根県東部農林水産振興センター 〒690-0011 島根県松江市東津田町1741-1 TEL: 0852-32-5638/FAX: 0852-32-5643 e-mail: tobu-noshin@pref.shimane.lg.jp **************************************** 安来農業部(島根県安来市穂日島町303) 松江家畜衛生部(島根県松江市東出雲町錦浜474-2) 出雲家畜衛生部(島根県出雲市神西沖町918-4) 雲南事務所(島根県雲南市木次町里方531-1) 出雲事務所(島根県出雲市大津町1139)