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Web竹島問題研究所の主な動き(平成24年度)

竹島資料室の開室時間(昼休みの開室)を拡大しました

 

竹島問題への関心が高まる中、より多くの方に来室してもらい、竹島問題を理解してもらうなど、広報啓発の強化を図るため、開室時間を拡大し運営することとしました。

 

1.開室時間:(新)午前9時から午後5時←(旧)午前9時から正午、午後1時から午後5時
2.変更時期:平成25年4月1日以降

3.その他:開館日(月・水〜日曜日、祝日)、休館日(火曜日、年末年始(12月29日〜1月3日))については変更なし

 

 

竹島問題研究会を開催しました

 

 第1回研究会平成24年10月28日(日)

 第2回研究会平成25年3月26日(火)

 

 

杉原隆前竹島問題研究会顧問「研究レポート」を掲載しました

第8回「竹島の日」記念竹島資料室「特別展示」の開催をしました

 

 第8回目の「竹島の日」を記念して、竹島資料室「特別展示」を開催しました。

 

 テーマ:『竹島と隠岐の人々』

 期間:平成25年1月30日(水)〜2月28日(木)

 

 平成24年9月29日、島根県隠岐の島町山田地内の町有地において、竹島問題に関係する動きとして「サンフランシスコ平和条約60周年記念植樹式」が行われました。

 江戸時代初期にさかのぼる、竹島との関わりが風化せずに引き継がれている"隠岐"の存在は、領有権を主張する最大の論拠と言えます。

 竹島問題解決のためには、こうした人々の思いを未来へと引き継ぎ、地元の方々とともに竹島の領土権確立に向けての思いを持ち続ける事が必要です。

 今回の特別展示は、竹島に関わった隠岐の人々に焦点をあてて、地元の方々の過去から現在に至る竹島との関わりに焦点をあて、企画しました。

 

 特別展特別展2特別展3特別展4

 

 

第3回「竹島・北方領土問題を考える」中学生作文コンクール

表彰作文の竹島資料室での展示について

 

 島根県では、国民世論の盛り上げのためには県内外に向けて竹島問題を啓発することが大切であり、積極的に取り組んでいるところです。
そこで、この度の作文コンクール表彰作品について、多くの方にみていただくために、竹島資料室での展示を開催しました。

展示期間:平成25年3月22日(金)から〜5月末(予定)

展示の様子1展示の様子2

 

 

「竹島略図」(複製)の確認をしました

 

 この度、竹島資料室所蔵の資料の中に、昭和初期に竹島へ渡航した時の状況を示したものと見られる地図「竹島略図」(複製)を確認しました。

 

「太平洋素図」及び「太平洋全図」における竹島の記載について

 

 竹島関係史料等の提供の呼びかけに基づき、宮崎県宮崎市在住の方から、陸地測量部発行「太平洋素図」(昭和17年発行)及び「太平洋全図」(昭和18年発行)において

 竹島の標記があるとの情報をお寄せいただきました。

 

 1.資料の概要(表題・編集・発行者・発行年)

 

 ・「太平洋素図」
縮尺1:20,000,000
大日本帝国陸地測量部編集、発行
2色刷(黒・青)
昭和16年(1941)12月製版、昭和17年(1942)1月改版

・「太平洋全図」(2枚1組のうち左側のみ)
縮尺1:15,000,000
大日本帝国陸地測量部編集、発行
多色刷

 昭和18年(1943)1月25日印刷、昭和18年1月30日発行

2.特記事項

 

陸地測量部は、陸軍参謀本部に所属した機関で、戦前国内外の陸地の測量、地図の調製などにあたった機関である。現在の国土地理院の前身の一つにあたる。今回確認した2点の地図は、陸地測量部が測量した地図を編集した「編纂図」の一つである。2点とも日本海に竹島の記載がある。竹島付近には、北海道と対馬海峡とを結ぶ航路が記載されていることが注目される。鬱陵島には、「欝陵島(松島)」と記載がある。これらの地図は、国内の図書館では、国会図書館、東北大学などにしか所蔵がなく、国内でも貴重な地図であるといえる。

竹島付近の航路の存在については、海図、水路誌を編集・刊行していた、海軍に属した水路部が発行した明治16年(1884)の『寰瀛(かんえい)水路誌』のリヤンコールト列岩(現在の竹島)の項目には、「此列島附近水頗ル深キカ如シト雖モ其位置恰モ函館ニ向テ日本海ヲ航上スル船舶ノ直水道ニ当レルヲ以テ頗ル危険ナリトス」とあり、リヤンコールト列岩(現在の竹島)付近は水深が深いものの、その位置は函館に向かう日本海を航行する船舶の航路にあたるので大変危険であるとしている。この記載は、その後の水路誌にも記載がある。しかしながら、竹島付近の航路の存在は、わが国の政府機関(水路部、陸地測量部)が発行した公的地図において今まで確認されていなかった。

2点の地図のうち、「太平洋素図」には、航路上に、「小樽(1315、2475)−大連」と記載がある。竹島付近を通る航路は、小樽と大連とを結ぶ航路であることが分かった。数字の1315は、1315粁(=km)、2475は2475浬(=海里)である。小樽と大連とを結ぶ航路は、昭和元年(1926)に開設された「大連・朝鮮・北海道線」と考えられる。この路線は年約20回の航海で、神戸の島谷汽船が経営していた。

さらに、調査した結果、以下の地図にも竹島付近を通る航路の記載があることが分かった。

 

 ・「亜細亜大陸図」

縮尺1:10,000,000
大日本帝国陸地測量部
1色刷(黒)
昭和8年(1933)製版、昭和8年12月15日印刷、昭和8年12月20日発行

 

 ・「大日本周域図」(2枚1組)

縮尺1:10,000,000
大日本帝国陸地測量部
多色刷
昭和19年(1944)製版

この地図の発行時、朝鮮半島は日本領となっているため、日本と朝鮮半島の間には国境線や境界線の記載はない。しかしながら、大正10年(1921)陸地測量部発行の100万分の1東亜輿地図「松江」において、竹島は「島根県隠岐」、欝陵島は「朝鮮江原道」としており、この東亜輿地図「松江」は昭和16年にも販売されていることから、陸地測量部は、竹島を、朝鮮総督府の管轄ではなく、島根県隠岐の管轄と認識していたといえる。

陸地測量部発行の地図では、明治38年の竹島島根県編入後、竹島を明確に「島根県隠岐」の所属として記載しており、今回新たに、近代に入っても、竹島が日本海を通るわが国の船舶の目印となり、航路となっていたことが確認されたことは重要であると考えられる。

 

 

「竹島の日」記念行事竹島・北方領土返還要求運動県民大会を開催しました

 

 1.開催概要

 日時:平成25年2月22日(金)
場所:島根県民会館中ホール

 主催:島根県、島根県議会、竹島・北方領土返還要求運動島根県民会議式典の様子
内容:約500人(来賓・主催者等425人、一般参加者75人)

 

 2.来賓出席者
政府関係者、国会議員

 

 3.「竹島の日」記念式典13:30〜14:30

 ・主催者挨拶知事、竹島・北方領土返還要求運動県民会議会長(県議会議長)
・来賓挨拶

 ・来賓紹介
・要望書手交:知事・議長から要望書を手交

 ・感謝状贈呈特別感謝状:杉原隆元竹島問題研究顧問へ贈呈、感謝状:資料提供・体験証言者(4名)へ贈呈
・隠岐期成同盟会会長(隠岐の島町長)挨拶

 

 4.記念事業14:40〜16:10
講演:黒田勝弘産経新聞ソウル駐在特別記者・論説委員「竹島問題で韓国社会はどう動く」
対談:黒田勝弘氏・下條正男氏(拓殖大学国際学部教授)

 5.関連行事

 竹島グッズ販売、竹島資料室特別展示

 

 

竹島関係史料等の提供の呼びかけをしました

 

〜島根県から全国へ、「竹島」に関する古文書や絵図などの史料や資料の提供をお願いします〜

島根県では、竹島問題に関する客観的な研究を引き続き行うため、「第3期竹島問題研究会」を10月に設置しました。この研究会において、史実や資料に基づく研究をさらに深めるため、全国に「竹島」に関する古文書や絵図などの史料の提供を次のとおり呼びかけました。

 

●提供を呼びかける史料等の例示
・古文書、地図、絵図
・竹島に関するもの(たとえば、記録や写真など)
・日本の各地域で語り継がれている言い伝えなど

●史料等の利用目的
・島根県が設置している「第3期竹島問題研究会」において、調査・研究の対象とする予定
・島根県が行う竹島問題の広報啓発に活用させていただく場合があります

●提供方法等
下記の受付窓口に一度ご連絡をお願いします。
史料等内容を確認のうえ、調査依頼に伺うか、ご提供いただくか、ご連絡させていただきます。

●提供いただく場合の史料等の取り扱い
下記の受付窓口に持ち込み、または郵送(料金は県で負担)でお願いします。
ご提供いただいた史料等は内容確認後、返却します。
ご提供者の連絡先等を記録し、散逸しないようにします。
なお、必要に応じて、上記利用目的のため、一定期間、県においてお預かりする場合があります。

●提供の受付窓口
◇隠岐の島町役場総務課(TEL08512-2-2111)
【soumu@town.okinoshima.shimane.jp】
◇島根県総務部総務課竹島資料室(TEL0852-22-5669)
【takeshima-shiryo@pref.shimane.lg.jp】
◇島根県総務部総務課竹島担当スタッフ(TEL0852-22-6766)
【soumu@pref.shimane.lg.jp】

●「第3期竹島問題研究会」の概要


●「竹島資料室(Web竹島問題研究所)HP」
https://www.pref.shimane.lg.jp/soumu/web-takeshima/

 

 

竹島資料室改修工事終了に伴う移転をしました

 

 竹島資料室は、第3分庁舎耐震改修工事が終了したため、11月14日(水)より元の東側(旧館)2階に再移転しました。

 また、展示室の拡大に伴い、展示を一部リニューアルしました。

 

 

竹島問題研究会(第3期)が発足しました

 

 竹島問題に関する客観的な研究を深めるとともに、その研究成果を県内外に発信し、竹島問題の啓発に資するため、第3期竹島問題研究会を設置しました。

 

 〈活動内容〉

 (1)竹島問題に関する客観的な研究

 (2)竹島学習の推進のための検討

 (3)研究成果のとりまとめと県内外への情報発信

 (4)竹島問題啓発資料の作成

 〈設置期間〉

 平成24年10月〜26年12月

 

 

平成24年度竹島問題を考える講座を開催しました

 

 ■第1回目小中学校における竹島教育の現状〜竹島学習リーフレットに学ぶ〜

 

 日時平成24年7月14日[土]午後1時30〜午後3時

 場所島根県立図書館集会室

 講師常角敏氏(知夫村立知夫中学校校長、第2期島根県竹島問題研究会委員)

 

 ■第2回目これからの「竹島学習」のあり方〜高校での「竹島学習」指導案を事例として〜

 

 日時平成24年8月11日[土]午後1時30分〜午後3時

 場所島根県立図書館集会室

 講師佐々木茂氏(松徳学院高等学校教諭、第2期竹島問題研究会副座長)

 

 ■第3回目1905年竹島領土編入措置の法的性質〜国際法の観点から竹島問題を学ぶ〜

 

 日時平成24年9月9日[日]午後1時30分〜午後3時

 場所島根県立図書館集会室

 講師中野徹也氏(関西大学法学部教授、元第2期竹島問題研究会委員)

 

 ■第4回目日本外交と竹島・尖閣問題について

 

 日時平成24年10月27日[土]午後2時〜午後3時30分

 場所島根県民会館第1多目的ホール

 講師下條正男氏(拓殖大学国際学部教授・第1期および第2期島根県竹島問題研究会座長)

 

 

竹島資料室の開室日の拡大をしました

 

 竹島問題の広報啓発の強化を図るため、下記のとおり、開室日を土日・祝日まで拡大しました。

 <開室日>

 (旧)月〜金曜日(平日のみ)

 (新)月・水〜日曜日、祝日

 ※休室日:火曜日、年末年始(12月29日〜1月3日)

 <変更時期>

 平成24年10月以降

 

 

下條拓殖大学教授「研究レポート」を掲載しました

下條正男(第2期竹島問題研究会座長)拓殖大学教授「研究レポート」

 

●事実求是

 ・第36回尖閣諸島問題と日本の対応

 ・第35回竹島問題の封印策としての「東海」呼称について

 

●竹島の「真実」と独島の《虚偽》

第4回第3回第2回第1回

 

 

竹島問題研究顧問の交代をしました

 

 〈交代年月日〉

 平成24年9月1日(土)※新体制は、複数顧問により体制の確保を図ります。

 

 

明治41年の水路部による資料の発見について

竹島を近代測量法に基づき初めて測量した資料の発見について

 

この度、竹島資料室が海上保安庁海洋情報部を調査した結果、明治41年(1908)に竹島を近代測量法に基づき初めて測量した資料2点を新たに確認しました。

 

1.確認した資料
(1)「経緯度表第3巻自明治41年至大正2年」
明治41年から大正2年まで水路部が測量した地点の経緯度を記録した資料が綴られており、明治41年8月に測量した鬱陵島および竹島の経緯度が記録されている。
(2)「本標経緯度実測原簿」
水路部が経緯度を実測した記録の原簿であり、明治41年8月に測量した竹島についての実測図が掲載されている。

2.所蔵
海上保安庁海洋情報部(東京都江東区青海)
※海上保安庁海洋情報部の協力により、1の資料の複製版を入手しました。複製版は竹島資料室でご覧いただけます。

 

 

 

竹島問題の早期解決を求める東京集会について

 

竹島を取り巻く状況は極めて厳しい中で、多くの国会議員等に対して竹島の地元である隠岐島や島根県の声を直接届け、また国民世論に広くアピールできる機会として、東京で竹島集会が開催されることは意義があることとし、開催をしました。

 

●竹島問題の早期解決を求める東京集会

 日時:平成24年4月11日(水)13:30〜14:45

 場所:憲政記念館

 


お問い合わせ先

総務課

〒690-8501 島根県松江市殿町1番地
TEL:0852-22-5012
FAX:0852-22-5911
soumu@pref.shimane.lg.jp