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・2012/2013シーズンについて
2012/2013年シーズンのインフルエンザの患者総数は8,511件で、過去5年間で2番目に少なかった。2012/2013年シーズンの県全体の流行は、2012年1月上旬(第1週)に定点当り1.0件を超え、1月中旬(第3週)には定点当り10.0件を超える流行となった。ピークは1月下旬(第5週)であった。
また、2012/2013年シーズンは例年よりもピーク後の減少が緩やかであり、定点当り5.0件以上の流行が4月上旬まで続き、定点当り1.0件以下になったのは5月下旬(第22週)であった。
2012/2013年シーズンの流行期(1月から3月)はA香港型(H3)が最も多く検出された。A2009型(H1)はシーズン当初の11月中旬(第46週、47週)と、3月中旬から4月上旬にかけて数件検出された。B型は2012年12月下旬から2013年5月中旬まで継続的に数件づつ検出された。
各地域別の定点当りの患者数は、雲南圏域及び隠岐圏域を除く圏域で200件を超え、各週の定点当りの患者数の平均は4.2〜4.9件であった。また、雲南圏域と隠岐圏域の各週の定点当りの平均患者数は3.3件と2.8件であり、各地域のばらつきは例年より少なかった。
全国の定点当りの患者報告数と比較すると、2012/2013シーズンは全国と同じ時期にピーク(第4週、5週)があり、ピーク時の定点当りの患者報告数は全国よりも低くかった。しかし、2月中旬(第7週)〜5月中旬(第20週)までは島根県のほうが報告数が多かった。
インフルエンザ報告グラフ
シーズン別の報告数合計:インフルエンザ
平均報告数 | 2003/04年 | 2004/05年 | 2005/06年 | 2006/07年 | 2007/08年 | 2008/09年 | 2009/10年 | 2010/11年 |
2011/12年 | 2012/13年 | (2013/14年) |
7,712 | 4,821 | 8,983 | 6,667 | 6,528 | 4,577 | 8,612 | 12,479 | 8,715 | 7,231 |
8,511 | 88 |