1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
2類感染症の赤痢が出雲圏域から2件報告されました。4類感染症では、梅毒が1件(出雲圏域)、
ツツガムシ病が2件(雲南圏域 1件、大田圏域1件)報告されています。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告
○感染性胃腸炎:県全体で流行がさらに大きくなってきており、前月の2倍強になりました。
○水痘:県全体で流行が拡大しましたが、12年の同期より少なくなっています。出雲・浜田圏域で 特に多くなっています。
○流行性耳下腺炎:益田・松江・雲南で流行しているが、県全体では12年同期より少ないです。
○手足口病:益田と浜田圏域で13年夏に匹敵する流行がみられています。
○A群溶連菌咽頭炎:秋より漸増が続き、大田と隠岐を除く各県域で多くなっています。
○インフルエンザ:松江・出雲・益田から、散発的な発生があった。
○咽頭結膜熱:出雲圏域でやや多くなっています。
○伝染性紅斑:松江・出雲・大田圏域で増加し、計20名の報告がありました。
発生推移グラフ
3)眼科定点報告
流行性角結膜炎3名(出雲1名、浜田2名)報告されています。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が依然として多く、14名が報告されています。年齢は20歳代を中心に10〜50歳代に 分布しています。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎:9月より雲南で流行が続いています。全国的にも増加しています。
○メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症:前月と同様の発生でした。西部でやや多いようです。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症:1桁の報告が続いており、特に変わった点はみられません。
○薬剤耐性緑膿菌感染症:今年は報告がありません。
感染性胃腸炎から腸管アデノに加え、12月の検体からSRSVが分離されるようになっています。 インフルエンザA香港型(AH3)ウイルスが東部の小児の肺炎患者2名から分離されています。全国的には、 Aソ連型(AH1)、A香港型(AH3)、B型の3つの型が流行しています。