1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
アメーバ赤痢の報告が1例(松江圏域)有りました。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告
・インフルエンザ 3月初旬〜中旬と例年になく遅いピークで流行して、漸減しつつあります。
今期の総数は1,840と非常に少なく、出雲圏域でやや多い流行でした。
・感染性胃腸炎 12月から流行が続いていましたが、今月になり半減しました。松江圏域からの報告が 多くありました。
・流行性耳下腺炎 西部でなお報告が多いですが、大田圏域ではかなり減少し、浜田でやや増えました。
・水痘 東部、中部および益田圏域で流行していましたが漸減しています。
・麻疹 出雲で1名報告され、松江および出雲圏域での1月よりの合計は7名になりました。
3)眼科定点報告
流行性角結膜炎が前月よりさらに増加し、出雲・浜田・松江圏域からそれぞれ8・3・1例報告されています。
そのうち年齢区分では9例が20才以上となっています。
4)性感染症報告
・性器クラミジア感染症は前月より5例増加し、各圏域から10才代から40才代の合計11例報告ています。
・淋菌感染症は10才代から40才代の男性から6例が報告され、そのうち前月に引き続いて中・西部に多い。
5)基幹病院報告
・細菌性髄膜炎が出雲で1名(10歳代)、無菌性髄膜炎が松江で2名(1歳)ありました。
・ペニシリン耐性肺炎球菌感染症は、東部で多く、10才未満が半数を占めています。
・薬剤耐性緑膿菌感染症は本年は報告がありません。
発生推移グラフ