警察学校に入校している初任科生が、あなたの質問に答えます。
Q&Aの最後には、初任科生が感じた「警察学校に入って良かったこと・嬉しかったこと」も掲載しています。
警察官としての自覚や倫理を身に付けるためには、自己を律する必要がありますので、警察学校では厳格な規律のもと生活をしていくことになります。しかし、その多くは社会人としてごく当たり前な事柄です。訓練などでは辛いこともありますが、そんなときは同期や教官がサポートしてくれるので大丈夫です。
体力面に関しては、厳しい訓練もありますが、その分、感じる充実感も大きいです。
入校当初はきついと感じると思いまうが、体力作りもありますし、走る習慣がつきますので大丈夫です。
同期と励まし合って頑張っています。
剣道、柔道は未経験であっても丁寧に一から教えていただけるので大丈夫です。
逮捕術はみんなゼロからのスタートなので心配ありません。
警察学校での勉強は、『自分自身のためではなく、「守られる人」のためにするものだ』と考えるとやる気が出ます。
法律の勉強は、はじめは難しいですが、一つ一つ分かりやすく説明を受けることができるので心配いりません。
分からないところは復習して、それでも分からないときは教官に質問することもできます。
警察学校では、みんな一緒に食堂で食事を摂ります。
量は、多くもなく、少なくもなく、ちょうどいい量です。
警察学校での訓練に耐えられるように栄養を考えた食事が用意されます。
警察学校の寮は、個室で過ごしやすく、同じ釜の飯を食べる同期との絆が深まる場所です。
はじめは時間に追われ何も考える余裕がありませんでしたが、生活に慣れて、うまく時間を使うことができるようになれば自由時間ができます。
丸刈りにする必要はありません。
男性は端正な短髪、女性は端正で肩に掛からない程度の長さであれば結構です。
*写真を参考としてください。
≪男性警察官≫
≪女性警察官≫
社会人の身だしなみとして必要な化粧は構いません。
マスカラ、つけまつげなどの華美な化粧、香りの強い化粧品を使用することはできません。
また、術科の前には化粧をとることになります。
(授業~身だしなみ講座より)
警察学校に入校後、運転講習の受講と運転技術の確認をした後に車両運転を許可します。
車両の持ち込みはできません。
入校後、しばらくの間は携帯電話を預かります。
携帯電話やインターネット等に関する教養を行った後に使えるようになります。
授業や訓練のほかにも、校外研修や卒業旅行、球技大会などを行います。
教官は、警察学校での授業や学校生活での様々な指導をしてくれます。
ときに厳しく、ときに優しい、人間味のある方々です。
・警察学校に入校し、仕事や勉強に取り組む中で、入校前に私が考えていた以上に、警察官は人の役に立つことのできる仕事であることを知ることができたこと
・厳しい学校生活の中で、警察官という職業の難しさを感じると同時に、人の役にたつ仕事であることを実感したときに喜びを感じたこと
・厳しい訓練の後に達成感を覚えること
・入校当初は分からないことばかりだけれども、学校生活を送るにつれ仕事や勉強も理解しはじめ、できることも増え、警察官という仕事へ一層の興味が湧いたこと
・一緒に警察学校に入校した同期とともに、喜びや悲しみを分かち合うことができたこと
・厳しく、辛い訓練も、同期や教官に支えられて成し遂げられたときに、仲間の有難さを実感できたこと
・同期と助け合い、仕事や訓練など充実した日々を送れること
・自分を見直し、変わることができたこと