警察学校に入校している初任科生が、あなたの質問に答えます。
Q&Aの最後には、初任科生が感じた「警察学校に入って良かったこと・嬉しかったこと」も掲載しています。
もちろん県民市民を守る警察官になるための勉強をする学校ですから、楽なことばかりではありません。ですが、その環境にはすぐに慣れますし、自分自身を成長させることができます。
入校した学生の中には運動部の経験が無い人もいますが、みんな少しずつ体力をつけていき、卒業する頃には入校前と比べものにならないくらいの体力をつけて卒業していきます。安心してください。
年の差を感じることもありますが、学校生活では年齢関係なく、同期で切磋琢磨できる環境があります。
入校後、柔道か剣道のどちらかを選択し、訓練を受けることになりますが、多くの人が未経験ですし、専門の教官が基礎から教えてくださるので、技術面での心配はいりません。
法律の勉強は、はじめは難しく感じますが、担当教官から一つ一つ丁寧に説明を受けることができるので心配
いりません。それでも分からないときには個別で教官に質問することもできます。
入校中の食事は、食堂で小グループに分かれてとります。
警察学校での訓練に耐えられるように、摂取カロリーを計算して献立を組み立ててくださっています。とても美味しいです。
警察学校は全寮制なので自宅から通学することはできません。
寮生活が初めての人は不安かもしれませんが、一週間もすれば同期生ともすぐに打ち解けられ、徐々
に学校生活に慣れると思います。
もちろんあります。入校した当初は生活に慣れないために余裕がないと感じる時もありましたが、生活に慣れれば、うまく時間を使えるようになり自由時間を作れます。晩ご飯や掃除が終われば自由時間です。
男性は端正な短髪、女性は端正で肩に掛からない程度の長さであれば大丈夫です。
*写真を参考としてください。
≪男性警察官≫
≪女性警察官≫
社会人の身だしなみとして必要な化粧は許可されています。
ただし、マスカラ、つけまつげなどの華美な化粧、香りの強い化粧品を使用することはできません。
また、柔道や剣道などの術科授業の前には化粧をとることになります。
校内への車の乗り入れはできませんが、帰省時には運転可能です。
入校後、携帯電話やインターネット等に関する教養を受けた後に使えるようになります。
平日の日課時限内では、原則使用することができませんが、その他の時間では、決められたルールに従って使用可能です。
入校後の球技大会から始まり、登山訓練、水難救助訓練などがあります。冬には駅伝大会やクリスマス会などもあります。
警察官として多くの経験を積んだ方で、私たちが一人前の警察官になるため指導してくださっています。入校当初は怖い印象もありましたが、今では私たちの個人的な相談にも親身になって応じていただくなど、とても頼りになる存在です。
入校当初は分からないことばかりでしたが、徐々にできることも増え、警察官という仕事に一層興味が湧いたことです。また、厳しい訓練も、同期や教官に支えられて成し遂げられたときに、仲間の有難さを実感できたことです。
私も入校前は心配でした。しかし、警察官として必要な知識や技術は入校してから学ぶので心配いりません。警
察学校では体力が基本となるので、有意義な学校生活を送るためにも入校前に少しでもトレーニングをしておく
と安心だと思います。
健全な学校生活を行う上で門限等が決められているところもありますが、原則、ほとんど制限なく外出や外泊
(休日の前日から)は自由にできます。
警察学校の一日は、午前6時30分起床し、日朝点呼、清掃、食事、自主活動の日課時限が定められています。詳
しくは、警察学校の1日のスケジュールを参照してください。休みは、土曜、日曜、祝祭日、夏季休暇、冬期休暇
(各一週間程度)があります。
入校中であっても、一般の警察官と同じ給料やボーナスの支給があります。また、入校中の食費や授業で使用す
る書籍、道着等については自己負担となります。
特別なことは必要ありません。しかし、これまでの学校生活とは異なり、給料を支給されながら学んでいくこと
になるので、社会人としての自覚をもって入校してください。
警察学校での初任科教養を終了すると、県内の警察署のいずれかに配属され、まずは交番等で勤務することにな
ります。その後、希望や適性に応じて、それぞれの分野に進むことになります。
全部屋「個室」です。室内には机とベッドなどが設置されています。
自主活動時間(勤務時間外)は、勉学、自主トレーニング、読書、洗濯、アイロン掛け、入浴、翌日の準備な
ど、自分たちの活動に任されています。午後10時過ぎには日夕点呼があり、その後は就寝に向け準備をします。