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トルコギキョウをより良いものに!6年ぶりに盆出し栽培のコンクールを開催

 このコンクールは、平成25年度から毎年開催されていますが、盆出し出荷を対象としたものは、平成26年度を最後に開催が見送られていました。
今年度は、盆出し栽培の技術向上を図るため、6年ぶりにこの作型でのコンクールを実施することとしました。
審査は、やすぎ花卉部会トルコギキョウ専門部長、農業技術センター技術普及部花き技術普及課及び東部農林振興センター安来支所各担当者の3名が、10名の生産者ほ場を対象に行いました。

現在、管内のトルコギキョウは、22名の生産者により栽培されています。
しかし、病害の発生等の影響により、出荷量及び販売額ともに年々減少していることから、当該部会専門部では、さらなる減少を防ぐ活動が求められています。
一方で、中核的担い手を目指す生産者が、この品目を経営の柱としていることから、これら生産者の経営発展を図る上でも、コンクールの開催は有効な手法であると考えられます。

なお、今回の審査結果は、研修会等で生産者に伝え、栽培技術の向上につなげていきます。
おって、コンクールの表彰式については、次年度総会の場で行う予定としており、受賞者には豪華景品(しまね和牛等)が贈呈される予定です。

 

ほ場審査の様子その2

 

 審査の様子

 

安来市の小学生が梨づくり体験をしました

 梅雨空ながら天候に恵まれたこの日、小学生20名は学校からJA担い手支援センター梨ほ場へ20分間歩いてやって来ました。
はじめに、梨の品種・収量・食べ方、安来市での栽培の歴史、袋掛け作業の目的、担い手支援センターの役割等について、事前に提出のあった質問に回答する形式で、当支所が講義を行いました。
次に、全員が初めての袋掛け作業を体験しました。小さな手で袋を絞り針金で縛るのは難しかったようです。
終わりに隣接するイチゴハウスでの収穫・パック詰め体験を行いました。
安来市における担い手確保対策は、イチゴ・有機葉物野菜について就農パッケージを設定し取り組んでいますが、梨についても第三者継承等を含めたパッケージ化を検討しており、やすぎ梨生産部会を中心に、意向調査・園地調査等の取り組みを進めています。

将来、この小学生たちが「安来市の梨」に熱い思いを馳せてくれるように、梨の仕組みづくりを進める必要があります。

 

梨の品種や袋掛け作業の目的等について学習した時の様子

 

 梨の品種・袋掛け作業の目的等を学習

 

小学生による梨の袋掛け作業体験の様子

 

 袋で包み込み袋口を針金で縛る作業を体験

 

タマネギ栽培機械化(収穫・乾燥)実演会を行いました

 安来市では、昨年度よりタマネギの生産による「水田園芸の推進」取組を行っています。視察や作業機械化研修会を開催し、タマネギの作付け拡大を図るとともに、JAしまねやすぎ地区本部がタマネギ用レンタル機械を整備しました。

6月10日は、タマネギ栽培のモデル実証ほである農事組合法人ファームよしだのほ場を会場に、レンタル機械の披露、使用方法説明を兼ね、収穫作業及び乾燥作業の実演会を開催しました。
まず、実証ほ場において、収穫機による掘取りと茎葉切断、その後ピッカーによる収集作業を行いました。収集作業は、実際にファームよしだの皆さんの作業を見ていただき、機械での作業を確認していただきました。
その後乾燥場へ移動し、ほ場から運ばれてきたタマネギ乾燥作業の実演を行いました。

当日は、市内外の集落営農法人、関係機関など総勢80名の参加があり、「掘取りにどれくらい時間がかかるのか」、「乾燥に要する時間はどのくらいか」など活発な質疑応答が行われ、「水田園芸」や作業の機械化への関心が高いことを感じました。

今後レンタル機械は、タマネギ栽培を行う法人等へ順次使用される予定ですが、レンタル機械として使ってもらって初めて分かる課題も生じていることから、関係機関と連携しながら課題解決を図り、タマネギの生産拡大、水田園芸の拠点産地化を進めます。

 

収穫機械の実演の様子

 

 収穫機の実演の様子

 

収集作業の様子

 

 収集作業の実演の様子

 

乾燥機械の実演の様子

 

 乾燥機の実演の様子

今年度の農業サポーター養成研修をスタート

 安来市における農業サポーター制度は、雇用労力の確保に苦労しがちな新規就農者等のために、技術を持った人材を確保・紹介することを主な目的として、平成27年度にスタートしました。
新規就農者の間では、当初雇用したサポーターを周年雇用につなげたり、サポーターの人づてに雇用を拡大したりと、雇用労力の確保に向けた手法として着実に定着しています。また、新規就農者以外にも、施設園芸農家を中心に活用が進み、昨年度は23戸の農家に対し、延べ190名のサポーターのマッチングがありました。

当支所では、事務局のやすぎ農業サポートセンターと連携し、養成研修の講師として活動しています。新型コロナ感染症の影響で4、5月の研修が中止となったため、今年度初めての養成研修は6月2日になりました。
今回の養成研修では、サポーター登録を行った9名が参集し、指導農業士のぶどう農園を会場に、ぶどうの摘粒作業の実習を行いました。
最初にぶどうの摘粒の目的と実際の作業方法について、園主及び普及員が説明し、その後サポーターが実際にピオーネの樹で摘粒作業の実習を行い、作業の理解を深めました。今後のぶどう農家の労力補完に役立つことを期待します。

この農業サポーター制度は、発足以降満5年が経過していますが、品目によっては周知が十分でなく、制度の存在を知らない農家も存在します。今後もサポーターの養成に努めるとともに、労力確保に悩む農家への周知も働きかけていきます。

 

実践研修の様子

 

 ぶどう摘粒をサポーターに実演

新規就農実践研修生対象「農業基礎研修会」をスタート

 昨年度、JAしまねやすぎ地区本部担い手支援センターに所属する実践研修生から集合研修を増やしてほしいとの意見があったことから、今年度「農業基礎研修会」として月2回(半日程度)、当農業普及部が講師を務めて開催することとしました。
コロナ感染症の影響により初回となったこの日は、来年9月にイチゴ就農を目指す実践研修生4名が受講しました。
初めに、DVD視聴と講義により、刈払機の種類・構造・刈刃・燃料、防護メガネ・帽子・手袋等の装備、服装、草刈り時の注意等の基礎知識を学びました。
その後、担い手支援センターの敷地内で草刈り実習を行いました。使用経験がない研修生は、エンジン始動、草刈り作業を刈払機の音と振動に驚きながらも体験しました。
最後に、機械メンテナンスについて、JA農業機械担当と刈払機メーカー担当が講師を務めて、実機を使い解説しました。使用経験のある研修生は、普段感じている疑問を積極的に講師に質問するなど熱心に受講しました。
今後も、イチゴ等の植物生理、GAP、農薬、肥料等のテーマで実施し、研修生の円滑な就農に向けて支援を継続する予定です。

 

刈払機の取扱方法や装備服装等について学習した時の様子

 

 刈払機の取扱方法、装備服装等を学習

 

草刈り作業を体験した時の様子

 

 エンジン始動、草刈り作業を体験

安来地方農業士会が総会及び研修会を開催

 安来地方農業士会では、2月4日に総会に併せ研修会を開催し、農業士や関係機関など18名の参加がありました。
研修会では、大田地方農業士会会長の生越大地氏を講師にお招きし、「担い手確保に向けた農業士活動について」と題して講演をしていただきました。講演では、ご自身の県職員時代や青年海外協力隊での経験や、現在の経営内容と理念、農業士としての活動、大田地方農業士会の活動内容など多岐に亘るお話がありました。

 会員の農業士の皆さんも、今後の担い手育成など、農業士としての活動はもとより、ご自身の経営にも大変参考となる内容に、興味深く聞いておられました。研修会後の交流会でも、講師の生越氏を中心に活発な意見交換が行われました。

 今後、安来地方農業士会では、この研修会の内容を活かして、更に活発な活動が行われるものと思います。松江普及部安来支所としても、農業士の皆さんと一層協力して担い手育成に取りくんで行きます。

新会長あいさつ

 【野島新会長のあいさつ】

講演の様子

 【生越氏の講演】



お問い合わせ先

東部農林水産振興センター

島根県東部農林水産振興センター 
  〒690-0011 島根県松江市東津田町1741-1
  TEL: 0852-32-5638/FAX: 0852-32-5643
  e-mail: tobu-noshin@pref.shimane.lg.jp

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  安来農業部(島根県安来市穂日島町303)
  松江家畜衛生部(島根県松江市東出雲町錦浜474-2)
  出雲家畜衛生部(島根県出雲市神西沖町918-4)
  雲南事務所(島根県雲南市木次町里方531-1)
  出雲事務所(島根県出雲市大津町1139)