• 背景色 
  • 文字サイズ 
前月2021年9月次月
2930311234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293012

ページ一覧

森原下ノ原遺跡で石帯(せきたい)が出土

 江津市松川町八神地区で発掘調査中の森原下ノ原遺跡から、石帯(せきたい)が出土しました。

 石帯とは、奈良・平安時代において役人が身に着けた、革製ベルトにつける石製の飾りです。石帯は四角形の「巡方(じゅんぽう)」と丸い形をした「丸鞆(まるとも)」があり、今回は丸鞆が出土しました。江津市内では、過去に半田浜西(はんだはまにし)遺跡(二宮町)や波来浜(ならはま)遺跡(後地町)においても石帯が発見されています。

 出土した丸鞆には四角形の穴が1つ、小さな丸い穴が7つ開いています。小さな丸い穴は、糸を通してベルトに縫い付けるためのものであると考えられます。

 なぜ、江の川のほとりに所在する森原下ノ原遺跡から役人が身に着ける石帯が出土したのでしょうか?

 森原下ノ原遺跡の周辺は、「人麻呂渡(ひとまろわた)し」と呼ばれる柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)が江の川を渡ったとされる伝承地があり、古来より渡(わたし)があった可能性があります。このことから、渡を管理するための公的施設があり、そこに役人が駐在していたのではないか…。今回見つかった石帯は1点ですが、様々な想像が膨らんできます。

森原下ノ原遺跡の発掘調査はこれからも続きます。今後の続報にご期待ください。

 

石帯の概略図

【画像1】石帯の概略図

出土した巡方

【画像2】出土した丸鞆

 

 

 


2021年9月9日

高丸遺跡の調査状況

お盆前の厳しい暑さが過ぎ、蒸し暑い不安定な天気のなか、高丸遺跡の調査を続けています。
丘陵尾根の平坦な部分の調査が終わり、斜面へ調査が進みました。

平坦な部分には大きな窪みがあり、底の黒い土からは弥生時代後期から古墳時代前期(約1,700~1,900年前)の土器が見つかりました。
大きな窪みは斜面の下の方へ続きます。
見つかった土器は、昨年度の調査ではほとんど見つからなかった古い時代のものです。
高丸遺跡の西約2キロには、弥生時代の墳墓遺跡で県の史跡である波来浜(ならはま)遺跡があり、

どのような関係にあったのか、興味がわきます。

高丸遺跡画像1

 

高丸遺跡画像2


2021年9月6日

高丸遺跡の調査状況です

高丸遺跡の発掘は急な山の斜面の調査に入りました。

夏真っ盛り、せみしぐれの中、表土を掘り下げています。

空調服を着たり、水分の補給をこまめにするなど、熱中症対策をしながら調査をしています。

今のところはまだ新しい時代のものしか出土していませんが、今後の調査成果が期待されます。

高丸遺跡の調査状況1

高丸遺跡の調査状況2


2021年8月2日

いにしえ倶楽部連続講座を開催しました

いにしえ倶楽部連続講座の様子チラシ

6月27日(日)に埋蔵文化財調査センターで、今年度第1回目のいにしえ倶楽部連続講座「西川津遺跡の出土品を再整理する」を開催しました。

今回は29名の方に参加していただきました。

今回の講師は管理課の深田課長が担当しました。出土品の再整理事業の結果明らかになった、西川津遺跡の実態について解説しました。

次回のいにしえ倶楽部連続講座は、11月に飯南町で予定です。詳細が決まりましたらこのサイトでも情報を掲載します。お楽しみに。


2021年7月5日

高丸遺跡の調査を開始しました

一般国道9号(福光浅利道路)改築工事に伴う高丸遺跡(江津市黒松町)の発掘調査を6月10日から開始しました。

昨年度に引き続きの調査です。

遺跡は国道9号線を望む標高30~35mの丘陵上にあり、

斜面が急なため排土はモノレールで運びます。

昨年度の調査では炭窯や古代の遺物が出土しました。

これから適宜このHPで調査の進み具合を報告します。

画像1

画像2

画像3


2021年6月11日



お問い合わせ先

埋蔵文化財調査センター

〒690-0131 島根県松江市打出町33番地
【電話】0852-36-8608
【FAX】0852-36-8025
【Eメール】maibun@pref.shimane.lg.jp