農地などの防災対策
防災ダム事業
洪水による被害が大きく、安定した農業経営を営むことができない地域に洪水調節用のダムを建設する事業です。
県内では、清瀧ダム(大田市)、嵯峨谷ダム(益田市)、津田川ダム(益田市)があります。
ため池等整備事業
老朽化しているため池の決壊を未然に防ぐため、ため池の補強工事を行なう事業です。
(写真:老朽化したため池の整備前及び整備後)
ため池応急整備の事例集
5応急整備事業の事例
【事例1】雲南市加茂町官の輪ため池(PDF7,016KB)・ため池老朽化パターン1「波浪による堤体の浸食防止対策」及びため池老朽化パターン5「池内へのヘドロ堆積による貯水量の減少防止対策」
【事例2】雲南市加茂町奥会下ため池(PDF13,062KB)・ため池老朽化パターン2「堤体からの漏水防止対策」
【事例3】益田市西平原町大町ため池(PDF22,973KB)・ため池老朽化パターン3「構造物(斜樋)廻りからの漏水防止対策」
【事例4】松江市古曽志町寺廻田ため池(PDF15,064KB)・ため池老朽化パターン3「構造物(余水吐)廻りからの漏水防止対策」及びため池老朽化パターン4「構造物(余水吐)の劣化防止対策」
【事例5】土のうによる簡易的な漏水防止対策(PDF221KB)
6その他参考資料
小規模ため池の余水吐を改修する場合の設計例(PDF962KB)
防災重点ため池のハザードマップ及び耐震診断結果
島根県地域防災計画に位置づけている防災重点ため池※のハザードマップを作成し、 併せて耐震診断を実施しました。
※防災重点ため池
対象(つぎのいずれか)・・・県内236箇所
・老朽度が高く全面改修が必要と判断されたため池
・貯水量5,000t以上かつ被害想定戸数10戸以上のため池
〇ため池ハザードマップの概要
「ため池ハザードマップ」とは、万一ため池が決壊した場合に想定される「浸水範囲」と「最大水深」、「到達時間」や「自治体で指定されている避難場所」等を一つの図面上に表した図面であり、 県民のみなさまに防災意識を高めて頂き、緊急時の避難行動につなげてもらえるように作成したものです。
なお、土地利用などを制限する ものではありません。
〇ため池耐震診断の概要
地質調査ボーリングや土質試験等から、地震に対する堤防斜面の安定性を調査し、ため池の健全度を評価したものです。
松江市 | 浜田市 | 出雲市 | 益田市 | 大田市 | 安来市 |
---|---|---|---|---|---|
江津市 | 雲南市 | 奥出雲町 | 飯南町 | 邑南町 | 津和野町 |
吉賀町 | 海士町 | 西ノ島町 | 隠岐の島町 |
※川本町、美郷町、知夫村には防災重点ため池がありません。
ため池安全確保指針
ため池の廃止(切開)、ため池の切下げについて基本的な考え方や具体的な手法を取りまとめました。
参考資料
ため池管理マニュアル
地すべり対策事業
地すべりによる被害を防止するため、地すべり防止区域指定内において水路の整備、地下水の排除などを行う事業です。
県内では250地区が地すべり防止区域として指定されています。(農村振興局所管)
地すべりとは?
粘土質などの滑りやすい地層を境目に、その上部の地面が地下水の浸透などにより動き出して滑り落ちる自然災害のことです。
比較的緩やかな地形でも発生し、ゆっくりと継続的に滑ることもあります。
(写真:平成18年邑智郡美郷町地内地すべり被害発生状況)
(写真:平成18年奥出雲町三沢地内地すべり被害発生状況)
(写真:平成18年奥出雲町三沢地内地すべり被害復旧状況)
主な地すべり防止施設
(写真:表面水の地下浸透を防ぐ…排水路)
(写真:比較的浅い地下水の排除…水抜きボーリング)
(写真:比較的深い地下水の排除…集水井)
(写真:土砂を除去し斜面の安定を図る…排土+法枠)
海岸保全施設整備事業
お問い合わせ先
農地整備課
〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 0852-22-5021 0852-22-6035 nouti@pref.shimane.lg.jp