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治山事業の概要

はじめに

川と森

 島根県は県土の約80%を占める森林と、1,000キロメートルにおよぶ変化に富んだ海岸線、中国山地を源とする水量豊かな河川、出雲神話に代表される古代文化など、豊かな自然と文化に恵まれた地域です。良好な自然環境に恵まれた島根県ですが、一方では急峻な地形と浸食を受けやすい地質のため全国有数の災害発生県でもあります。

 治山事業では森林の維持造成を通じて、山地を原因とした自然災害から県民の生命・財産を守ると共に、水資源や緑に囲まれた豊かな生活を実現するため事業を実施しています。

治山事業とは

 保安林(または地すべり防止区域)内において森林の維持・造成を行い、森林の持つ機能を高める事で土砂崩れや地すべりといった災害から県民の皆さんの生命・財産を守る事業です。

くらしを守る治山事業

 治山事業では災害から県民のくらしを守るため、災害の復旧・未然防止・予知など様々な対策を行っています。また、適切な森林整備の推進や地球環境保全の観点から間伐材の利用を推進しています。

災害を復旧する

山崩れ被災状況 山崩れ復旧状況 地形が急峻で浸食を受けやすい地質の島根県では毎年数多くの災害が起こっています。治山事業では保安林内において発生した災害の復旧を行い、更なる被害の拡大を防いでいます。
災害を復旧する

被災状況(平成18年7月)

復旧状況(平成19年8月)

災害を未然に防ぐ

ロープネットによる落石群の固定 落石防止柵による待ち受け対策 落下の可能性のある岩石を固定し落下を防いだり、落下してきた岩石を受け止めることにより、下方に位置する人家等への被害を防ぎます。
災害を未然に防ぐ

ロープネット工による落石群の固定

落石防止柵による落石の待ち受け対策

本数調整伐前の林内 本数調整伐後の林内 島根県の人工林の約35%は人工林ですが、人工林は人の手による適正な管理が行われなければ災害防止などの公益的な機能を発揮することが出来ません。治山事業では本数調整伐(過密化した森林における立木本数の調整)などの森林整備を行うことで森林の持つ保水機能などを向上させ災害の可能性を減らします。

本数調整伐前の林内

本数調整伐後の林内

災害を予知する

 

雨量観測局 防災ヘルパー講習会の様子

 災害を引き起こす大きな要因として雨が挙げられます。山崩れ発生予知施設では雨量を観測することにより災害の発生を予知し、住民の早期避難に役立てています。

 また、山地災害に関する情報収集能力を強化するため、治山事業経験者などを山地防災ヘルパーとして知事が認定し、治山施設の点検や災害時の情報収集などの活動を行ってもらっています。

災害を予知する

雨量観測局

山地防災ヘルパー講習会

 

間伐材を利用する

 

 間伐は成長の過程で過密になった立木の一部を抜き伐りし、木々同士の競争を緩和させ残された木々を健全に成長させるための作業です。間伐により明るくなった森林では下層植生が地面を覆い土砂の流出を防ぎます。また、競争の緩和により力強く育った木々は災害を防ぐと共に、温室効果ガスを多く吸収し地球温暖化の防止に貢献します。

 この間伐作業により生産されるのが間伐材です。治山事業では間伐材を積極的に利用し、間伐を促進させることで災害の防止や地球環境保全を図っています。

 

型枠に間伐材丸太を利用した治山ダム 間伐材を使った防風柵 間伐材は加工が容易で、自然環境に馴染み景観を損なわない材料であることから治山事業の様々な場所で活用しています。
間伐材を利用する

型枠に間伐材丸太を利用した治山ダム

間伐材を使った防風柵

 


お問い合わせ先

森林整備課

島根県 農林水産部 森林整備課
〒690-8501 島根県松江市殿町1番地
・森林計画グループ(地域森林計画、森林情報など)TEL:0852-22-5178
・森林保全グループ(保安林、林地開発など)TEL:0852-22-5169
・森林育成・間伐グループ(造林、種苗、森林病害虫の防除など)TEL:0852-22-5177
・治山グループ(治山事業、地すべり防止事業など)TEL:0852-22-5172
・林道グループ(林道事業、林道の災害復旧事業など)TEL:0852-22-5171
・森林環境保全スタッフ(島根CO2吸収認証制度、島根CO2固定量認証制度、企業参加の森づくり推進など)TEL:0852-22-6541
・鳥獣対策室(野生鳥獣の保護管理・農林作物などへの被害防止対策、狩猟など)TEL:0852-22-5160
FAX:0852-22-6549
E-mail:shinrin@pref.shimane.lg.jp