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U・I・Jターン「ここに生きる」

秋山俊光さん・愛さん

江津市桜江町にIターンした秋山俊光さん・愛さん夫婦。美容師とホームヘルパー、それぞれのスキルを生かして、地域の高齢者に「おしゃれ」を届けています。


秋山俊光さんの写真


あきやま・としみつ、あきやま・めぐみ

平成27年、埼玉県内から愛さんの祖母が暮らしていた江津市桜江町へIターン。美容師の俊光さん、ホームヘルパーの愛さんの経験を生かし、高齢者の暮らす家や施設でヘアカットやパーマをする「訪問美容~風~」を起業した。平成29年に長男が誕生し、3人暮らし。


リクライニングチェアにシャワー、洗髪台。車の中から次々に運び出される“七つ道具”を俊光さんが手際よく設置していくと、老人ホームの中にちょっとした美容室が出来上がりました。

俊光さんに訪問美容を依頼したのは、100歳になるおばあちゃん。3−4カ月ごとに呼んでくれる常連さんです。

「今度の休みは、家に帰るのよ」「それじゃあ、きれいにしなくっちゃね」。髪を切る間は、はさみも口も動かします。世の中の出来事から、孫の話までおしゃべりに花が咲き、カットとヘアカラーにかかる1時間半はあっという間です。

「私、死ぬまでヘアカラーを続けるから。また来てちょうだいね」。仕上がりに満足そうな笑顔が、鏡の中にありました。

もともと埼玉で美容室に勤めていた俊光さん。訪問美容に興味を持ったのは、ホームヘルパーをしていた妻の愛さんから「散髪に出かけられないお年寄りがいる」と聞いたことがきっかけだったといいます。やがて休日にヘアカットのボランティアをするようになると、髪を整えたお年寄りの表情が晴れやかになることに気づきました。

「おしゃれ心は人を笑顔にする」。そう実感した俊光さんは、訪問美容を仕事にすることを決意。これを機に夢だった田舎暮らしも実現しようと、愛さんの祖母が暮らす江津への移住を決めたのです。

市内に介護の仕事を見つけた愛さんも、俊光さんが要介護度の高い高齢者宅を訪問するときは同行してサポートしています。同じ姿勢で苦しくないか、カットにかける時間が長すぎないか−−高齢者に負担をかけないために、愛さんのアドバイスは欠かせません。

夫婦二人三脚で地道に改善を重ねていった訪問美容。地元の住民に広く知られるようになったのは、起業を支援する「江津市ビジネスプランコンテスト」への参加がきっかけでした。応援してくれる人も増え、今では個人宅や施設からの予約が寄せられます。

一昨年の秋には、長男が誕生。「数年ぶりに地区に赤ちゃんが生まれた」と、会う人みんなが喜んでくれました。

「野菜作りが趣味なので、庭に畑を作ったんですよ」と俊光さん。自分たちの植えたタマネギやジャガイモがどれだけ成長したか、家族で一喜一憂する時間に「ここに生きる」喜びを感じています。


車から訪問美容の道具を運び出す俊光さんの写真
車から訪問美容の道具を運び出す俊光さん


秋山さん夫婦の写真
「地域に新しい風を吹き込みたい」と秋山さん夫婦


秋山さん夫婦の長男が、石見神楽の練習をする様子
石見神楽に熱中する長男は練習にも仲間入り


訪問美容用の洗髪台の写真
訪問美容用の洗髪台


野菜作りの様子
野菜作りは家族の趣味


江津市の地図


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