冬は、積雪などの影響によりスリップ事故が多発します。また、積雪のない場合でも、橋の上や峠道、トンネルの出入り口付近などでは凍結しやすく注意が必要です。
フロントガラスの雪はもちろん、屋根に積もった雪も取り除きましょう。
走行中に雪が落ちてきて視界が塞がれることがあり、大変危険です。
ブレーキを踏んだ時に滑らないように、車に乗る前に靴の雪を落としておきましょう。
事前に目的地などの気象情報を確認し、余裕を持って出発しましょう。
また、主要道路に設置されたライブカメラの映像を確認すると、リアルタイムで降雪や積雪の状況が分かります。
道路によっては、管理者によるチェーン規制が行われる場合もありますので、事前に確認し、チェーンを携行しておきましょう。
万が一、積雪・降雪の影響で立往生してしまった場合等に備え、車内の装備を整えておきましょう。
●軍手
●スコップ
●懐中電灯
●長靴
●砂
●解氷スプレー
●非常食、飲料水
●毛布(防寒具)など
『急』のつく運転とは、「急ブレーキ」「急発進」「急加速」「急ハンドル」などのことをいいます。
これらはスリップ事故の原因になるので、ブレーキ操作、アクセル操作、ハンドル操作などはゆっくり行うようにしましょう。
積雪・凍結時はいつもよりも車の速度を控えめにして、さらに前の車とは十分な車間距離をあけるようにしましょう。
夜間の冷え込みによって路面がアイスバーン化しやすいため、昼間の雪道以上に路面が滑りやすいことを頭に入れておきましょう。
また、視界が狭くなり路肩が見えにくくなったり、街灯の下では路面がライトで白く照らし出されるなど、路面状況が確認しにくくなることにも注意しましょう。
吹雪で視界が悪い場合には、ライトをロービームにして走行しましょう。
ハイビームでは、雪が乱反射して、かえって視界が悪くなってしまいます。
積雪時には歩道に雪があり、歩道を歩けない歩行者が車道を歩いていることがあります。
このような状況を想定し、積雪時には車道を歩行者が歩いている「かもしれない」という意識で運転しましょう。
運転中に暴風雪に遭い視界不良になったら、そのまま運転を続けることは危険です。
道の駅など安全な場所に入り、天候の回復を待ちましょう。
暴風雪の中で立往生してしまったときは、
道路緊急ダイヤル(#9910)
JAFロードサービス(#8139)
に救援を求めます。
確実にたどり着ける避難場所がある場合を除き、車から離れないようにしましょう。
車を置いて避難する場合は、除雪や救助活動等の妨げにならないよう連絡先等を書いたメモなどを車内に置き、車の鍵はつけたまま(置いたまま)避難しましょう。
エンジンをかけていると、排気ガスによる一酸化炭素中毒の危険性があるため、換気のために少し窓を開けておき、マフラーが雪で塞がれないようにしておきましょう。
燃料切れやバッテリー上がりを防ぐためにも、時々エンジンを切っておきましょう。その時のために、毛布などの防寒具を用意しておきましょう。