いにしえ倶楽部連続講座を開催しました
11月28日に飯南町の来島交流ホールで、今年度2回目のいにしえ倶楽部連続講座を開催しました。
昨年・一昨年に行った飯南町来島地区での発掘調査成果をもとに、
地域の縄文時代から古墳時代までの人々の営みについて2本の報告を行いました。
約40名の参加者の皆さんは、質問の時間に発表者と討論をされたり、
展示された遺物を熱心に観察されるなど、原始・古代に思いをはせていらっしゃいました。
※当日の模様は島根県公式YouTubeチャンネル(しまねっこCH)で公開予定です。
【画像】会場の様子
展示室でミニ企画展示を行っています
島根県立古代出雲歴史博物館では、先頃企画展「COME ON 山陰弥生ライフ」を開催しました。
この企画展は、米作りが根付いた弥生時代の山陰地方の人々が送った生活や交流に迫るもので、その充実した内容が好評を得ました。
この度センターから出品した資料が返却されましたのを期に、その一部をミニ企画展として再構成して公開しています。是非ご覧下さい。
森原下ノ原遺跡から出土した灰被天目も引き続き展示中ですので、この機会に併せてご覧下さい。
※展示室は平日の8:30~12:00・13:00~17:15に公開しています。
灰被天目(はいかつぎてんもく)を展示しています
江津市の森原下ノ原(もりばらしものはら)遺跡では今年度の調査で、
遺跡から完形で出土することの少ない灰被天目がみつかりました。
先日まで江津市(パレットごうつ)や古代出雲歴史博物館での展示を行いましたが、
先日より埋蔵文化財調査センター展示室でも展示を始めました。
中世のロマンを感じさせる逸品!この機会をお見逃しなく!
【画像】展示状況
※当センターの展示室は平日の8:30から12:00・13:00から17:15に公開しております。
土日祝日はご覧になれませんのでご注意願います。
高丸遺跡の調査状況
秋の深まりを感じる日々の中、高丸遺跡では、丘陵斜面の調査が進み、斜面の下のほうの調査に入りました。
まだ表土を掘っているので遺物は出ませんが、丘陵の頂部で出土した弥生時代や古墳時代、古代の土器がみつかるのか、わくわくしながら調査をしています。
【画像】高丸遺跡の調査状況
江津市で灰被天目の展示を行いました
10月8日と9日に江津市のパレットごうつで、
森原下ノ原遺跡(江津市)出土の天目碗の展示を行いました。
この茶碗は「灰被(はいかつぎ)天目」と呼ばれるもので、
国内でも完全な形で出土したものは8例(今回含む)しかなく、
貴重な発見であるため今回地元での公開を行いました。
【画像1】展示した天目碗
碗の内側には多くの細かいキズがみられ、
お茶を立てた時に茶筅(ちゃせん)が当たり、
ついたキズだと考えられます。
【画像2】公開会場の様子
来場された皆さんは会場の係員に質問するなど、
熱心に見学しておられました。
この天目碗は10月13日から25日まで、
出雲市の古代出雲歴史博物館でも公開します。
【画像2】公開会場の様子2
お問い合わせ先
埋蔵文化財調査センター
〒690-0131 島根県松江市打出町33番地 【電話】0852-36-8608 【FAX】0852-36-8025 【Eメール】maibun@pref.shimane.lg.jp