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風しん
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「先天性風しん症候群」の発生も懸念される「風しん」

発生状況
 風しんは、1993年頃までは数年間隔で流行がみられていました。
 その後は、散発あるいは単発的な発生となっていましたが、2011年以降流行が拡大し、2012年から2013年は大都市圏を中心とした風しんの流行がみられました。
 また、風しんに対して抗体の無い妊娠初期の妊婦が感染した場合、先天性風しん症候群の発生も懸念されています。
 先天成風しん症候群は、2006年4月の調査開始以降、全国で47人の症例が報告されています
風しん推移(全数)
風しん推移(定点)
※2008年1月から全数報告に移行
病原体
 風疹ウイルス(rubella virus)
感染経路
 鼻咽頭分泌物の飛沫感染。
 ウイルスの排泄期間は、発疹出現の前後約1週間。
潜伏期
 14〜21日です。
臨床症状
 発疹、リンパ節腫脹、発熱を主徴とします。まず、発疹は紅色の斑状丘疹が顔面に始まり、全身に広がり 約3日で消失します。全身のリンパ節腫脹(主に後頭、耳後、頸部)は発疹出現の数日前からみられ、発疹期 に著明となり数週間で消失します。発熱は一般に軽度で、無熱のこともあります。
 一般に風しんは予後良好な発疹性疾患ですが、成人の感染は小児に比べ重症感があり、しばしば予後良好な 関節炎がみられます。また、小児では血小板減少性紫斑病(風しん患者3000人に1人程度)、脳炎(患者数1000人に 1人程度)が発生します。
※※ 先天性風しん症候群 ※※
 免疫のない妊娠初期の妊婦の感染により白内障、心疾患、難聴、小頭症、肝脾腫などの先天性異常 の児が生まれることがあります。
風しん抗体価未保有者
※2010年全国感染症流行予測調査より

治療と予防
 特異的治療法はなく、必要に応じて対症的におこないます。
 予防法としては、風しんワクチンの予防接種があります。麻しんとの混合ワクチン(MRワクチン)の定期予防接種が1期(1歳児)、 2期(小学校入学前)で実施されていますので、予防接種を受けましょう。
 定期予防接種対象年齢以外の方で、風しんに罹った事がなく、風しん若しくは麻しん風しん混合ワクチン(MR)未接種の方や抗体価が低い方(特に妊娠中の女性の家族、妊娠を予定又は希望している方やその家族)は、任意の予防接種を受けられることをお勧めします。
法律での取扱い
 感染症法では、風しんは2008年1月1日から、5類全数把握疾患として、最寄の保健所に発生数を届け出ることに なりました。先天性風しん症候群を診断した医師も、5類全数把握疾患として最寄の保健所に届け出ます。
 なお、風しんについては、診断を行った医師は7日以内に届出をしていただくこととなっておりますが、風しんに対するよ り迅速な行政対応に資するため、風しんを診断(臨床診断を含む)した医師は24時間以内を目処に最寄りの保健所へ の届出を行っていただくようお願いしています。
 また、学校保健安全法では、発疹が消失するまで出席停止となっています。
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島根県感染症情報センター