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麻しん(はしか)は重い病気です


●麻しんの報告数増加について、厚生労働省から通知が出ています
  ※ 麻しんに関する通知、事務連絡(外部リンク:厚生労働省) (麻しん発生報告数の増加に伴う注意喚起について:平成30年4月11日掲載)
 平成30年3月以降、麻しんの患者報告が多くなっています。麻しんについては、平成27年3月に「日本は麻しんの排除状態にある。」と世界保健機関西太平洋地域事務局により認定されましたが、その後も渡航歴のある患者や、その接触者からの患者発生が散見されています。

 麻しんに初めて感染し、発病した場合の初期症状は「かぜ」に似ています。しかし、麻しんは空気感染し、きわめて感染力が強い事が知られています。
 麻しん患者が感染性を有する期間に、不特定多数の者に接触した場合、その感染力の強さから、広域的な麻しん患者の発生も懸念されています。
  ※ 麻しん最新情報(発生状況、ウイルス分離・検出状況等) ( 外部リンク:国立感染症研究所感染症疫学センター )
  ※ 母子手帳啓発(はしか)、沖縄麻しん啓発(英語、中国語、韓国語、ベトナム語、ネパール語) ( 外部リンク:国立国際医療研究センター 国際感染症センター国際感染症対策室)

〜麻しんは感染力も強く重い病気です!〜
・麻しんを疑う症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
 受診の際には、事前に医療機関へ電話連絡し、まん延防止のため指示に従って受診しましょう。(症状のある人が、待合室や救急外来に直接入ることは避けましょう)
・医療機関では、発熱や発しんを呈する患者が受診した際は、麻しん予防接種歴の確認など、麻しんの発生を意識した診療を行ってください。また、空気感染に対応した院内感染対策を行ってください
 なお、診察にあたり、麻しんを疑われた場合には、速やかに最寄りの保健所へご連絡ください。
●麻しんの症状
 麻しんウイルスに初めて感染した場合は、10〜12日の潜伏期の後、前駆期として発熱(38℃前後)が2〜4日続き、その後のカタル期には咳、鼻水、結膜充血、口腔粘膜に特有なコプリック斑がみられます。 いったん発熱は治まりますが、その後発しん期となり再び高熱(39.5℃以上)が3〜4日続き、発しんが出現します。
 発しん期の後は、合併症がない場合は回復に向かいますが、発病から2〜3週間後に肺炎あるいは脳炎を合併することがあり、重症例では死亡する場合もあります。
 麻しんウイルスに対する免疫は持っているけれども不十分だった場合(ワクチンを1回接種したけれど、麻しんウイルスに接触することがなく、免疫が弱ってきた場合などが当てはまります)は、典型的な麻しんとは異なる経過、症状をとる場合があります(修飾麻しん)。例えば、発症までの潜伏期間が長くなる、熱がほとんど出ない、発疹が全身には出ない、などです。症状が軽く、有症状期間も短いため、風邪と診断されている場合もあります。ただし、感染力は典型例と比べて弱いですが、周囲への感染源にはなりますので、注意が必要です。 麻しんは重い病気です
●感染力の強い麻しん
 麻しんは空気感染します。患者の咳やくしゃみのしぶき中に含まれる麻しんウイルスが空気中を漂い、他の人に感染させることができるので、同一の空間にいることが感染リスクとなります。一つの空間を多人数で共有する保育所・幼稚園・学校等の集団生活の場で流行しやすいのはこのためです。
 予防接種が感染を防ぐ有効な手段ですが、流行を阻止するにはその集団のワクチン接種率が95%以上であることが必要です。ワクチン接種率が低い場合、ひとたび患者が発生すると感染力の強い麻しんは次々に感染が拡大し、学校閉鎖などの措置をとらなければならなくなります。
  ※ 学校における麻しん対策ガイドライン ( PDF:2,066KB )
   [ 国立感染症研究所感染症情報センター(監修:文部科学省・厚生労働省)平成20年3月 ]
●予防接種
 麻しんは特異的な治療法がなく対症療法が中心です。感染しないためには、予防接種(ワクチン)が最も重要です。  麻しんの定期予防接種を受けていない方、過去に麻しんにかかったことの無い方で、麻しん感染の危険性のある場合には、任意での予防接種をおすすめします。
●麻しんのまん延予防対策
 麻しんの流行による社会的損失は大きいものがあります。麻しんの流行を防止するためには、麻しん患者の発生を的確に把握し、ワクチンの追加接種等の対策をとる必要があります。
 島根県では、「島根県における麻しんのまん延予防対策のための指針」及び「島根県麻しん対応マニュアル」を定め、県内の全ての麻しん患者発生について調査し、流行初期の段階で有効な対策をとることで麻しんの封じ込めを行っています。
●感染症法に基づく取り扱い
 5類全数把握対象疾患に指定されており、診断を行った医師は直ちに最寄りの保健所に届出をすることが義務づけられています。
 また、学校保健安全法では、解熱した後3日を経過するまで出席停止となっています。

●ワクチンを受けたのに麻しんになるのは?
 次の2つのケースが考えられます。

1 ワクチンを受けたけれど免疫ができなかった場合 (primary vaccine failure:一次性ワクチン効果不全)
 麻しんワクチンの場合、抗体ができる人は約95〜98%といわれています。ワクチンを2回接種することで、1回目で抗体ができなかった人も確実に抗体ができることが期待でき、抗体ができた人は免疫力の増強が期待できます(ブースター効果)。

2 年数が経過して免疫力が低下した場合 (secondary vaccine failure:二次性ワクチン効果不全)
 成人するまでの間に大きな流行がなく麻しん患者に接触する機会がなかった場合は、次第に免疫力が低下し、麻しんに感染してしまう事があります。近年の状況はこれに当たり、30歳前後の人が麻しんに罹りやすくなっています。
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リンク
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