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ノロウイルス感染症の予防

二次感染を予防するために
【ご家庭や保育園、学校などでは】
1 トイレの後、調理をする際、食事の前には石鹸と流水でよく手を洗いましょう。
2 手洗いの後、使用するタオル等は清潔なものを使用し、共用しないようにしましょう。
3 感染者の便、おう吐物には接触しないよう注意し、接触した場合は十分な洗浄と消毒を行いましょう。
4 使用した紙おむつは、床に置かず、すぐにビニール袋に入れ密封し、衛生的に廃棄しましょう。
5 おう吐物や、ふん便で汚れた衣類等を片付けるときは、なるべくビニール手袋、マスクなどを 用いましょう。
6 おう吐物や、ふん便で汚れた衣類等は塩素系漂白剤又は熱湯でつけ置き洗い(消毒)した後、他の衣類とは分けて洗いましょう。
7 おう吐物などを片付けた用具、雑巾類は、衛生的に注意して廃棄するか、捨てられない物は、塩素系漂白剤又は熱湯でつけ置き洗い(消毒)しましょう。
8 おう吐物などで汚れた床は、塩素系漂白剤を含ませた布で被い、しばらくそのまま放置して消毒しましょう。
  ※ 作業中、塩素ガスの発生には注意し、窓を開けて換気すること。
9 トイレの便座、ドアノブ、手すりなどは、定期的に清掃、消毒しましょう。
10 部屋の換気をしましょう。
11 下痢、吐き気、おう吐、腹痛、発熱など風邪に似た症状があったときは、医療機関を受診し医師に相談しましょう。
12 一旦ノロウイルスに感染すると、症状が治まっても、長期間(2〜3週間程度)便中にウイルスを排泄する場合もあります。排便後の手洗い等衛生確保には十分気をつけましょう。
消毒に対するノロウイルスの性質
・加熱する場合は、75℃5分以上、85℃1分以上の加熱が必要です。特に、カキなどを調理する場合は、中心温度が十分に上がるようにしなければいけません。 カキフライの場合、180℃4分以上の加熱が必要です。
・塩素濃度5ppm程度(プールの水は1ppm以下)では消毒できません。消毒をする場合は200ppm(市販の塩素系漂白剤を250倍希釈:5リットルの水に漂白剤20ml)以上で行ってください。
(参考:洗濯などで衣類の漂白に使用するときの塩素濃度は約120ppm)
おう吐物などの消毒例
 ウイルスに感染した人のおう吐物等を処理する場合は、マスクや使い捨て手袋を着用し、 ペーパータオル等でふき取り、汚れた床は塩素濃度1000ppm(0.1%)程度に希釈した次亜塩素酸ナトリウム (市販の塩素系漂白剤の塩素濃度は5〜6%)で完全に拭き掃除(消毒)をしましょう。
その後、から拭きすること。
※市販の次亜塩素系漂白剤を50倍希釈(5リットルの水に漂白剤100ml)で塩素濃度は1000ppm

※注意※
・作業中、塩素ガスの発生(呼吸器炎症作用あり危険!)には十分注意し、窓を開けて換気しましょう。
・作業は、ビニール手袋等を着用して行いましょう。(皮膚の炎症作用あり)
・金属物は腐食を起こすので、消毒後、水を絞った清潔な雑巾などで拭き取りましょう。
・作業後は、石鹸と流水で十分に手を洗い、うがいをしましょう。
≪感染性胃腸炎≫

ノロウイルス
リンク
島根県感染症情報センター