街道調査
平成15年度は、戦国時代に銀山から銀の鉱石や銀を運び出したという鞆ヶ浦道と温泉津沖泊道のルート確定と、両ルートにまつわる歴史を明らかにするために、現地踏査を交えて文献・石造物・建造物調査などを実施しました。
その結果、1526年の銀山「発見」開発期から1560年代頃まで銀山〜上野〜鞆ヶ浦間を結んだ鞆ヶ浦道と、次いで、毛利氏が石見を支配した1560年代〜1600年頃まで坂根口〜降路坂〜西田〜温泉津又は沖泊を結んだ温泉津沖泊道など銀鉱石・銀運搬ルートを確定しました。また、温泉津と沖泊を結ぶ往還の調査も行い、両者が結び合わされ一体となって温泉津村が成り立っていた跡を明らかにしました。
その結果、1526年の銀山「発見」開発期から1560年代頃まで銀山〜上野〜鞆ヶ浦間を結んだ鞆ヶ浦道と、次いで、毛利氏が石見を支配した1560年代〜1600年頃まで坂根口〜降路坂〜西田〜温泉津又は沖泊を結んだ温泉津沖泊道など銀鉱石・銀運搬ルートを確定しました。また、温泉津と沖泊を結ぶ往還の調査も行い、両者が結び合わされ一体となって温泉津村が成り立っていた跡を明らかにしました。
ルート確定にあたっては文化庁の指導もうけます。 |
仁摩町上野付近での踏査 | 温泉津沖泊往還 | 柑子谷の製錬所跡(仁摩町) 街道沿線にはこのような近代的な遺構も残されています。 |
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文化財課世界遺産室
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