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2.ワイズ・ユース(賢明な利用)って何?
ラムサール条約は、湿地を厳格に保護し、人の立入りを制限することを求めてはいません。
条約の第3条には、「湿地の保全を促進し、できる限り適正に利用することを促進する計画を作成し、実施する」と規定されています。
また、1987(昭和62)年に開催された第3回条約締約国会議において、「ワイズ・ユース(賢明な利用)」とは、「生態系の自然価値の維持と両立させた方法で、人類の利益のために湿地を持続的に利用すること」と定義されています。
このように条約は、むしろ持続的な利用を推進しています。
湿地(湖など)で獲れる魚や貝などの恩恵を受けつつ、その豊かな生態系を子孫に伝えられるように、守りながら利用していくことが、「賢明な利用」と言えます。
宍道湖のしじみ漁は、漁協で操業時間、休漁日や1日の漁獲量などのルールを設け適切に資源管理されています。 |
宍道湖や中海では、ヨシ、水草、藻を刈り取り、紙の原料や農作物の肥料として活用しています。
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宍道湖、中海ともに水鳥の楽園と言われ、冬季には、コハクチョウをはじめ、マガン、カモ類など数万羽の鳥が飛来し、宍道湖の斐伊川河口や中海の飯梨川河口などは、良好なバードウォッチングの場として知られています。
※水鳥の飛来数については下記リンクからご覧ください。 |
汽水湖の宍道湖・中海には、シジミ、ウナギ、ハゼ、スズキなど多様な魚介類が生息しており、宍道湖を代表する七種の魚介類は「宍道湖七珍」と呼ばれ、郷土料理店などで味わうことができます。 また、カヌー、ウインドサーフィン、サイクリングなどのスポーツや、魚釣り、遊覧船によるクルージングなど、さまざまな楽しみを私たちに与えてくれます。 |
お問い合わせ先
環境政策課宍道湖・中海対策推進室
〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 TEL:0852-22-6445