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「平成30年度だんだん営農塾」閉講式にて新たな担い手に期待高まる

 今年度の営農塾は、6月5日に2コースともに開講し、7名が講義と実習等を通して、知識・技術の習得を重ねてきました。

 各コースは、次のとおり開催されました。

 1キャベツコース;育苗、定植、施肥、収穫調整、他産地・市場視察、機械操作整備、営農計画作成等(37回)

 2西条柿;摘蕾、摘果、収穫、干し柿加工、剪定、施肥、機械操作整備等(11回)

 ※機械整備(1回)は2コース合同実施。

 この日、7名全員が修了し、このうち3名は新規栽培を予定しており、1名は自家経営に参画する予定です。

 今後、松江地域再生協議会担い手部会など関係機関は、次年度から研修方式を一部変更することとしていますが、引き続き、今年度は実施できなかった牡丹も併せ、松江地域の3大特産の担い手育成を図っていくこととしています。

 

修了証授与の様子

【塾長(松江市農政課長)が修了証を授与】

 

閉講式の集合写真

【熟成7名のうち4名が営農】

松江管内で15番目の農事組合法人「川向」が誕生

 3月10日、農事組合法人川向(福間忠士代表理事、22名)の設立総会が、八雲町川向公民館で組合員20名、関係機関からの来賓の出席のもと開催されました。

 松江市八雲町川向地区は、松江市市街地へは車で数分という立地条件にありながら、農地はイノシシ被害に悩まされるという里山地帯で、構成員も60代前半の方が一番の若手という高齢化が進んだ地域です。

 農地を地域で守るという認識が薄い地域にあって、平成19年に農地・水・環境保全事業に取り組む中から徐々に話し合いを進め、平成27年に営農組合を立ち上げ、法人化までたどりつくまでには、合鴨農法に取り組みつつ話し合いを主導した代表理事の並々なら
ぬ熱意の賜であったことと推察されます。

 従来の個人経営の視点を残したままの法人経営はこの地域の事情を考慮した上での選択と言えますが、会計処理が複雑になるなど会計担当者の育成等課題も多々あります。

 当普及部としても経営改善計画の策定、経営の多角化等支援していくこととしています。
 

普及部長来賓あいさつの様子

【普及部長来賓あいさつ】

 

記念撮影の様子

【全員で記念撮影】

出荷子牛の体測カルテを提供ver.2~子牛の市場価値向上へ~

 2月27日にくにびき畜産座談会が開催され、松江市内繁殖農家22名の参加がありました。

 県各普及部や畜産関係機関が協力して、毎月子牛市場で出荷子牛の体測等を行っていますが、今回は、H30年度1月までの体測データを生産者毎にカルテ形式にまとめ、提供しました。データは1頭毎の日令・体重・DG(体重/日令)・セリ価格・体高・胸囲・腹囲・胸囲腹囲差8項目について中央市場平均と比較し、レーダーチャート(八角形グラフ・下右)に加工しました。また1頭毎のデータを、ボタンを押すだけでグラフ表示出来るよう、エクセルのデータ処理方法を工夫しました。

 生産者からは「データが見やすくて有り難い」といった感想だけでなく、「胸囲腹囲差を大きくするためにはどうしたら良いか」といった質問が出されました。また、座談会終了後には、カルテを見せ合って意見交換する生産者の姿が見られました。

 当普及部では今後も同様の取組みを続け、生産者が自身の出荷牛を客観的に捉え、お互い切磋琢磨することで、子牛の斉一性や市場価値の向上に繋げたいと考えています。

 

カルテを見せ合う生産者

【カルテを見せ合う生産者】

 

提供したカルテ(一部抜粋)

【提供したカルテ(一部抜粋)】

 


お問い合わせ先

東部農林水産振興センター

島根県東部農林水産振興センター 
  〒690-0011 島根県松江市東津田町1741-1
  TEL: 0852-32-5638/FAX: 0852-32-5643
  e-mail: tobu-noshin@pref.shimane.lg.jp

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  安来農業部(島根県安来市穂日島町303)
  松江家畜衛生部(島根県松江市東出雲町錦浜474-2)
  出雲家畜衛生部(島根県出雲市神西沖町918-4)
  雲南事務所(島根県雲南市木次町里方531-1)
  出雲事務所(島根県出雲市大津町1139)