令和5年度【新入社員合同研修会秋】を開催しました!
この春入社した新入社員の方を対象に、入社後の半年間をフォローアップすることを目的とした
新入社員合同研修会(秋)を実施しました。
今回は、「今までの成長を実感し、これからの成長を加速させよう!」をテーマに、
第一部ではワンランク上のビジネススキル研修、
第二部ではデジタル人材入門研修
の2つのトピックについて学びました。
<開講式の様子>
参加者:88名(企業数:29社)
研修会の様子
■第一部:ワンランク上のビジネススキル研修
第一部では、株式会社キャリ・ソフィア代表の木山美佳先生をお招きし、
下記4つの内容についてご講義頂きました。
1.入社してからの半年間を丁寧に振り返り、自己成長について考える~”経験”から”体験”に~
2.チームの一員としてのビジネスコミュニケーション(報・連・相)を身に付ける
3.折れない心を育てる
4.周囲の期待とありたい姿から、半年後の目標を考える
【講義の様子】
受講者のみなさまには、事前課題として上司または先輩と”1on1ミーティング”を実施して頂き、入社からこれまでの経験を一緒に振り返って頂きました。
1on1で話し合った内容については、研修会で受講者同士が共有し、それぞれの意見や内容に耳を傾けていました。
「自分が思っていたよりもずっと、上司が自分のことを見てくれていた」
「自分では気づいていなかった長所を先輩から言ってもらい、自信につながった」
「周りからの期待に応えたいと思った」
などなど、たくさんの明るいご意見が出ました。
【グループワークの様子】
グループワークでは「絵合わせゲーム」を行いました。
ここでは、ビジネスコミュニケーションにおいて、
●自ら働きかける報・連・相がなぜ必要なのか
●受け身のコミュニケーションがなぜ弊害を生むのか
について、時には上司の立場を疑似体験しながらゲームを通して考えて頂きました。
また、ケーススタディでは能動的なコミュニケーションや受動的なコミュニケーションに関する様々なワークを行い、
「分かりやすい伝え方」や「抜け・漏れを防ぐ指示の受け方」についても学びました。
最後に、半年後の目標を設定しそれをグループ内で共有して、第一部は終了しました。
■第二部:デジタル人材入門研修
ここでは、「今必要とされるデジタル人材について考えよう」をテーマに
リバースヒット代表の鶴原隆一先生をお招きし、
1.なぜ今デジタル化が強く推進されているのか?
2.若手世代が感じる違和感を大切に、自分に貢献できる第一歩を考えよう
についての講義を行って頂きました。
近年、注目され続けているテーマですが、簡単に答えの出ない難しい内容です。
ですが、「深刻化する人手不足問題」、「激しく変化するビジネス環境」に直面している我々にとって、
デジタル活用は今や事業継続に必要不可欠な手段の一つです。
研修会では、
●DXとは何か?
●何故デジタル化が強く推進されているのか?
についての説明を皮切りに、下記の質問について各グループで話し合って頂きました。
ワーク(1)
皆さんの会社ではIT技術を活用していますか?それはどんな技術ですか?(IT技術の身近な事例を考える)
・オンライン会議の実施
・自動レジ
・勤怠管理システム
・議事録作成ソフト
など
ワーク(2)
対面会議がWeb会議に切り替わった時、今あるサービスにどのような影響を及ぼすでしょう?(テクノロジーの進化による既存の事業内容への影響を考える)
・パソコン台数がより多く必要になる
・インターネット環境はマストになる
・会議で使用する会場などが必要なくなる
など
ワーク(3)
上司に提案するデジタル活用案を考えてみよう!(自分が提案できる第一歩を考える)
・本社にあるシステムを支社にも導入してほしい
・遠隔操作できる工事車両が欲しい、またはドローンの部分活用など
・出勤簿なので勤怠管理システムが欲しい、議事録作成ソフトがうちも欲しい
など
このように、他社の取り組み事例を参考に考えを深める受講者も多く、ワークでは様々な意見を絞り出して頂きました。
難しい課題に対して考えることを諦めず、若手世代が感じる違和感を大切にしてほしいという講義に、
終始耳を傾けていた受講者のみなさまでした。
この時間が、今後のデジタル活用について行動するきっかけになれば幸いです。
受講者のお声
- 改めて自分の半年間を振り返り、自分を見直す有意義な時間となった。この6ケ月は少しずつではあるがしっかり成長できていたのだと感じることができた。
- 上司が自分のことを見てくれていて、たくさん褒めてくれたことが自信に繋がった。
- 職場のコミュニケーションにおいてとても参考になる内容だった。
- グループワークで様々な状況を体験することで、自分の中で意見が出しやすかったし、理解も深まった。
- ストレスを溜めやすい性分なので、折れない心の育て方についての話をきけて参考になった。
- 同じグループの人からたくさん刺激を受けた。グループワークなどのアウトプットで内容が定着していくように感じた。
- 他の人の体験が、自分自身の体験と重なることが多く、いろいろな意見をきくことができてとても為になった。
- DXという言葉だけが先行している印象だったが、今回の研修会で何故必要なのか、デジタル人材とは何なのか、について理解が深まった。今後もこのような機会を増やしてほしいと思った。
- DXは自分にはあまり関係ないと思っていたが、話を聞いて興味を持った。この機会に知ることができて良かった。
- 研修中には提案できるデジタル活用案が思いつかなかったが、これから仕事を進めるうえでデジタル活用できる場面がないか常に考えていきたいと思った。
- DXは内容が少し難しかった。
- デジタル技術をそれと気づかず使用していたり、自然とDXに関わっていたりしていて自分でも驚いた。
- デジタル技術を使うことで仕事の効率が上がるのだということが分かった。
最後に
受講者の皆さま、研修会お疲れさまでした。
また、事前課題の1on1ミーティングではすべての参加企業さまにご協力いただき、誠に有難うございました。
上司から頂いた言葉に改めて勇気づけられた受講者のお話をきくことができて、事務局も嬉しくなりました。
デジタル人材入門研修では、難しく感じる内容も多々あったかと思いますが、考えて、言語化して、話し合うことに
前向きに取り組んで下さいました。
変化の激しい時代の中で、考え抜く力を醸成することの大切さを感じていただければ幸いです。
この研修会が皆様の今後のご活躍の一助となることを願い、お礼のご挨拶とさせていただきます。
令和5年12月在職者研修担当三浦、田中
研修のお問い合わせ先
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西部高等技術校
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