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建設環境委員長報告

建設環境委員長報平成28年11月定例会(12月16日)

 

 

 建設環境委員長報告をいたします。

 今定例会において建設環境委員会に付託されました議案のうち、既に12月7日に報告いたしましたものを除く議案の審査結果等について報告いたします。

 

 本委員会に付託されました議案は、「平成28年度島根県一般会計補正予算(第4号)」など予算案3件、「島根県水防協議会条例の一部を改正する条例」など条例案5件であります。

 

 これらの議案について執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決すべきとの審査結果でありました。

 

 次に、議案の審査過程における執行部からの説明、委員からの質疑、意見等のうち主なものについて報告いたします。

 

 まず、土木部所管の「街路・公園事業」についてであります。

 委員から、近年事業費が年々減少しているように見受けられるが、市街地には整備すべき箇所・課題がまだまだ残っており、引き続き力を入れて取り組むべきであるとの意見があり、執行部からは、国の補助事業等を最大限活用することを前提として、地域のニーズを踏まえ取り組んでいくとの回答がありました。

 

 次に、環境生活部所管の「しまねの自然公園満喫プロジェクト推進事業費」についてであります。

 委員から、観光客は国立公園内に限らず、近隣の他の地域にも訪問するのであるから、環境整備については他の地域も含め一体的に整備すべきではないかとの意見があり、執行部からは、全体事業計画に含まれていなくても、どういった形で整備できるのか、地元自治体と一緒に検討していきたいとの回答がありました。
 

 次に、報告事項など、所管事項調査における質疑、意見等のうち主なものについて申し上げます。

 

 まず、土木部所管事項についてであります。

 執行部から報告のありました「出雲空港保安検査場の増設」に関連し、空港利用者の利便性向上のため、駐車場についてもできるだけ近くに、増設する必要があるとの意見がありました。執行部からは、できるだけ多くの人から意見を聞くため、次年度に委員会を立ち上げ、どこにどれだけ増やすか等の検討をしたいとの回答がありました。これに対して別の委員からは、平面で考えるから遠くになってしまうので、立体化を考えるべきであり、高齢者等を考慮し全体配置を再構築し、一定の日数を超えたら有料とするなど、安定した経営を目指し、早急に着手すべきであるとの意見がありました。

 

 次に、環境生活部所管事項についてであります。

 委員から、自然環境の保全に関して、本年8月に、カジカガエルが生息する出雲市の猪目川水系において水生生物全般1,100個体を電気ショッカーを用いて採捕することを可とする知事の特別採捕許可証が、地元への協議、意思の確認なしに農林水産部において発行された。当該地域は、「みんなで守る郷土の自然」地域にも選定され、地域を挙げて環境保護に取り組まれているところである。そうしたことについて、関係各課で情報共有はできていたのかとの質問がありました。執行部からは、関係課で情報共有をしていたものの調整が不十分であったため、地元の意思を確認しないまま許可されたものであった。今後は調整や情報共有の徹底を図るとともに、ふるさとの自然を守る取り組みや貴重な野生動植物の保護・保全に積極的に取り組んでいる地域の活動を、改めて関係各課に周知し、自然環境保護について徹底をしていきたいとの回答がありました。

 

 次に、委員から、県立美術館の県民ギャラリーについて、全体での利用と三分割しての利用とができ、1年前から予約ができるとのことであるが、全体利用と分割利用が一括して抽選されているため、一区画分のみが使用され、他は空き空間となっている場合もあると聞く。大きな催し物だと1年前では準備期間として短いとも聞くので、全体利用の場合は1年前予約を撤廃するなど、全体として利用しやすいように改善して欲しいとの要望があり、執行部からは、指定管理者と協議し、検討したいとの回答がありました。

 

 以上、建設環境委員会における審査の概要等を申し述べ、委員長報告といたします。

 

 

 

 


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