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農水商工委員長報告

 

農水商工委員長報平成27年11月定例会(12月18日)

 

 農水商工委員長報告をいたします。

 今定例会で農水商工委員会に付託されました議案のうち、既に12月9日に報告いたしましたものを除く議案の審査結果等について報告いたします。

 

 本委員会に付託されました議案は、「平成27年度島根県一般会計補正予算(第3号)」の予算案1件、「島根県立高等技術校条例の一部を改正する条例」の条例案1件、「平成18年度広域営農団地農道整備事業安能地区第4ー8工区道路工事で発生した事故に係る和解について」など一般事件案2件であります。

 

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決すべきとの審査結果でありました。

 

 次に、報告事項など所管事項調査における委員からの質疑、意見等のうち、主なものについて申し上げます。

 

 まず、商工労働部所管事項についてであります。
執行部からの報告のうち、島根県プロフェッショナル人材戦略拠点について、委員からは、商工会議所等からは誘致企業に対しては優遇措置が手厚くなされているが、既存の県内中小企業に対しても経営改善等の支援をしっかりやってもらいたいとの声をよく聞くので、そうした意見を踏まえて、プロフェッショナル人材戦略マネージャー等は、企業のニーズにきちんと応え、それぞれの企業の経営革新等につなげてもらいたいとの意見がありました。

 執行部から、産業振興財団等とも連携して、地域企業の支援をしっかりやっていきたいとの回答がありました。

 

 また、「島根県総合雇用対策の方針(第3次)」の策定について、委員からは、魅力ある雇用の場の創出という観点で、離職率をどう減らすのか、やりがいをどうもたせるのかなど、企業の考えをきちんと聞いて取り組んでほしいとの要望がありました。

 

 なお、所管事項調査の参考とするため、12月11日には産業技術センター等の現地調査を実施し、先端技術イノベーションプロジェクト事業などについて意見交換等を行いました。
 

 次に、農林水産部所管事項についてであります。

 執行部からの報告のうち、県有種雄牛「久茂福」号の霜降り度合いについては、歴代の県有種雄牛の中で最高の成績をあげており、今後の活躍が期待されるとの説明がありました。

 この報告に関連して、委員から、国内市場での健康志向に伴い、赤身牛肉への嗜好が高まりつつある。

 このような状況を踏まえ、県として今後どのような畜産振興を考えているのかとの質問がありました。

 執行部からは、霜降り度合が市場評価として確立されている一方で、赤身牛肉に対する嗜好があることも承知している。中山間地域研究センター等において、放牧肥育による赤身牛肉生産に取り組んでおり、一つの方向性として引き続き研究していきたいとの回答がありました。

 

 以上、農水商工委員会における審査の概要等を申し述べ、委員長報告といたします。

 


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