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尾村議員

(問)教員の働き方改革について

1.現在、県内の教員は一日何コマの授業を実施しているのか伺う。

2.長時間労働は、定数を増やし、一人の教員が受け持つ授業時間を削減することなしには根本的解決は不可能と考えるが、所見を伺う。

3.全国学力テストの自校採点や県学力テストなど、学校現場から実施の異議が出され、納得・合意が得られていない施策・事業は見直し・中止すべきと考えるが、如何か。

 

(答)教育長

1.まず、県内の教員の1日の授業コマ数についてであります。

 教育委員会が有する資料を基に、校種ごとに概算した数値を基に、教員1人の1日当たりの授業コマ数でお答えいたしますと、小学校では約4.8コマ、中学校では約3.5コマ、高等学校では約3.5コマであります。

 なお、このコマ数は、週当たりの担当コマ数を平日の勤務日であります5日、5で除算したものであります。

 

2.次に長時間労働の是正に向けた解決策についてであります。

 議員からご指摘のありました人的な措置につきましては、これまでにも小中学校における少人数指導加配や、「にこにこサポート」等の非常勤講師の配置、あるいは高等学校における主幹教諭の加配など、様々な県単での措置を行っているところであります。

 一方で、国に対しましては、県の重点要望のほか、働き方改革に関して全国都道府県教育委員会連合会を通して、定数改善や財源措置に向けた要望を行っており、教育委員会といたしましては、引き続き教員定数改善に向けて強く要望してまいりたいと考えております。

 また、教職員の働き方改革を進めるためには、議員からご指摘のありました人的措置の充実・拡充に加えまして、保護者の方や地域の理解あるいは支援を得ながら、教員の担う業務の見直しや意識改革、部活動指導の改善など、教員の負担軽減に向けて、あらゆる面から総合的に対策を講じていくことが重要であると考えており、引き続きこれらについて取り組んでまいりたいと考えております。

 

3.次に、施策や事業に対する学校現場での納得や合意についてであります。

 全国学力・学習状況調査の自校採点につきましては、調査結果の返却が今年度より1か月早まったことから、県教育委員会として推奨することは行わず、市町村教育委員会と各学校が実態に応じて、その実施を判断することとしております。

 県教育委員会といたしましては、学校現場の負担も考慮しながら、子ども一人一人に対するきめ細かな指導ができるように、必要な施策を展開してまいります。

 また、さまざまな施策・事業の実施につきましては、学校現場に理解してもらえるよう、より丁寧な説明を行いますとともに、市町村教育委員会や学校現場との意見交換をさらに深め、必要な改善を図ってまいる考えでおります。

 


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