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島根原発の使用済核燃料の貯蔵について


 

【提案No.A2019-00422】7月29日受付

 

 東京電力は福島第2原発の全4基の廃炉を決めました。廃炉に伴い使用済核燃料の貯蔵施設を同原発の敷地内に新設するそうです。金属容器に燃料を収めて空冷する乾式貯蔵となる予定です。島根原発の使用済核燃料はどこへ行くのでしょう。福島第2のように乾式貯蔵をするにしても、島根原発には敷地に余裕がありません。県内に一時貯蔵を造るのでしょうか。それとも島根原発で造った電気が運ばれる広島県か岡山県に新設するのでしょうか。

 県は、島根原発2号機の再稼働、3号機の稼働の前提条件として、核のゴミの一時貯蔵場の確保を中国電力へ示すべきではないでしょうか。

 

【回答】2月13日回答

 

 国は、資源の有効利用、高レベル放射性廃棄物の減容化・有害度低減等の観点から、使用済燃料を再処理し、回収されるプルトニウム等を有効利用する核燃料サイクルの推進を基本的方針としており、この方針のもと、原子力発電に伴い発生した使用済燃料は、青森県六ヶ所村にある再処理工場等に搬出することとされています。

 搬出までの間は原子力発電所等で安全に管理する必要があり、その中で中国電力をはじめ各事業者は、使用済燃料の貯蔵能力の確保・拡大へ向けた取り組みを具体化した「使用済燃料対策推進計画」を策定しています。その計画では、中国電力は、島根原子力発電所に係る使用済燃料対策方針として、当面「現行の貯蔵設備を活用する」とし、島根原発1号機及び2号機の使用済燃料は原子炉建屋内にある燃料プールで管理する方針を示しています。また、将来の方針については「使用済燃料の貯蔵状況等を勘案して、敷地内外における乾式貯蔵施設等種々の貯蔵方策について検討する。」としています。

 なお、島根原発の稼働・再稼働については、県としては、原子力規制委員会の審査終了後、国から安全性や稼働・再稼働の必要性、住民の避難対策等について、十分に説明を受け、県議会をはじめ、住民の方々も参加する安全対策協議会、原子力専門家である原子力安全顧問、関係自治体などの意見をよく聴き、総合的に判断していく考えです。

(防災部原子力安全対策課)

 


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