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薪ストーブ設置に対する補助金について


 

【提案No.A2019-00353】11月11日受付

 昨今、県内市町村が薪ストーブ設置に補助金を出していますが不適切だと考えます。薪ストーブの木煙には有害微粒子が含まれており、喘息やCOPDの原因になることが海外で指摘されています。

 薪ストーブへの補助金は違法ではありませんが、健康被害が指摘されているのに公金投入を行えば、道義的な責任は免れません。公金を投入すべきか否かは、単に化石燃料を使わず地球温暖化防止になる点のみで判断するのではなく、肺疾患との関係や、煙や臭いによる相隣問題が増える可能性も検証されるべきです。現段階での公金投入は控えるよう関係市町村に指導されるよう要請いたします。

 

 

【回答】2月20日回答

 県では、「島根県再生可能エネルギーの導入の促進に関する条例」(平成27年2月制定)に基づく「再生可能エネルギー及び省エネルギーの推進に関する基本計画」(平成27年9月策定)により、地域振興や産業振興に資する再生可能エネルギーの導入促進の取り組みを進めており、木質バイオマスストーブについても、市町村が設備導入を補助した場合に県もその経費の一部を市町村へ補助しています。

 木質バイオマスストーブは、森林資源の有効利用により化石燃料の代替エネルギーとして使用できることから、国内でも暖房器具の一つとして使用されているところです。

 使用にあたっては、環境省が平成24年4月に「木質バイオマスストーブ普及のための環境ガイドラインを示し、同年8月には「木質バイオマスストーブ環境ガイドブック」を作成し、バイオマスストーブの適切な取り扱いを示しているところです。

 この環境省のガイドブックでは、「木質バイオマスストーブの取り扱い方法によっては、有害物質を含むガスが排出され、家族や近隣の方々の健康に悪影響を及ぼす恐れがある」とされています。

 こうしたことから、ご意見を踏まえ、木質バイオマスストーブの適切な使用方法を県のホームページに掲載するとともに、各市町村に対して、木質バイオマスストーブの利用者等への周知と木質バイオマスストーブの補助申請者への周知を依頼しました。

 県としては、引き続き、環境に配慮した再生可能エネルギーの導入促進に努めてまいります。

 参考:島根県ホームページ「木質バイオマスストーブの適切な使用について

(地域振興部地域政策課)

 

 

 


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