私の孫は、昨年東京から県内中山間地域の中学校へ転校して、楽しく勉強しています。島根県内には、200名余の中学生・高校生が他県から教育を求めて来ています。人口減少の本県にとって、もっと受入できるようにすれば、人口増加につながると思います。

　その際、寮や学校の部屋・トイレ等の整備は不可欠です。次世代を担う若者たちに快適な空間を与えてあげてほしいと思います。

　島根県では、平成２３年度から全国に先駆け、市町村と高校とが協働して高校の魅力化に取り組んでおり、その結果、県外から意欲の高い生徒が入学し、地域の人々に支えられながら、一人一人を大切にする教育を受け、自立心や豊かな心が育まれています。

　一方、県内生徒にも、多様な価値観との出会いや視野の広がり、コミュニケーション力の向上といった効果が生まれるなど、県内外の生徒双方への効果により、更に高校の魅力が高まるといった好循環へとつながっています。

　また、市町村独自の取り組みとして、魅力ある地域資源を活かした学びを提供する小・中学校への留学を推進しているところもあります。

　生徒にとって快適な教育環境づくりは重要なことであると考えており、ご意見をいただきました県立学校の校舎や寮の施設整備については、優先順位を付けて計画的に進めているところです。

　今後も各学校の状況を把握したうえで、快適な教育環境づくりに努めてまいります。

（教育庁教育施設課、教育指導課）

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