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宍道湖の突堤について

【提案No.A2018-00257】2月12日受付

 松江市の満願寺灘にあった桟橋が撤去され、人工構築物がないかつての宍道湖の姿を唯一残す大変貴重な場所に戻ったと思い現地に行って唖然とした。夕日が沈む方角に石積みの突堤が作られていたからである。

 「後世に伝えたい良好な水辺の風景である」と宍道湖八景の看板に明記した出雲河川事務所自らが、この貴重な景観を破壊したのは言語道断である。即刻撤去するか、どうしても必要なら、ここからの景観に入らないもっと西側に移築すべきである。

 

 

【回答】3月5日回答

<国土交通省出雲河川事務所からの回答>

 ご意見ありがとうございます。

 宍道湖で実施しています浅場整備については、水辺の自然浄化機能の改善を目的として、平成16年から整備をおこなっており、整備後のモニタリング結果より生物や植物が生息できる環境が広がってきていることを確認しています。

 ご意見をいただいた突堤については、過年度整備した浅場(イングリッシュガーデン前)箇所のモニタリング結果を踏まえ、より効果を高めるために整備したものです。引き続き、モニタリングを実施し、学識者の意見・助言も踏まえ整備効果等の検証を行います。

 その結果、施設改良が必要となった場合には、ご意見も参考に検討を行いたいと思います。


 

【提案No.A2019-00103】3月19日受付

 満願寺灘の景観破壊について問題にしているのにまったくスルーされた。一体誰があの突堤を思い付き、景観について配慮をしなかったのか、再度出雲河川事務所に真面目な回答を求める。

 次に、宍道湖で漁業を生業にしている方から、船小屋を直すために杭を1本建てただけで出雲河川事務所から撤去するように厳しく指導されたと聞いた。その一方で出雲河川事務所は湖岸に景観保護の看板を立て、自らのホームページにもそれを載せておきながらどんどん構築物を作っては景観を破壊し続けている。出雲河川事務所は宍道湖で何をしても良い権利を与えられているのか。宍道湖の景観破壊を監視するのは一体どこの部署なのか。

 

 

【回答】7月5日回答

<国土交通省出雲河川事務所からの回答>

 ご意見ありがとうございます。

 突堤については、出雲河川事務所で検討しており、設置位置については、底質の改善、透明度の向上、生物の生息環境の改善等の効果について最大限に活用でき、かつ、他の施設への影響を考慮して岬の箇所を設定しています。

 突堤の構造については、治水及び環境上の観点から総合的に判断し、この場所においては、コンクリートブロックを使用するのではなく、自然石を使用するなど景観にも配慮しました。

 引き続き、モニタリングを実施し、学識者の意見・助言も踏まえ整備効果等の検証を行います。

 その結果、施設改良が必要となった場合には、ご意見も参考に検討を行いたいと思います。

 

 船小屋の杭の件については、宍道湖には河川法第6条に基づき、河川区域が設定されており、同法第27条第1項には河川区域内の土地において工作物を新築したり改築する場合は河川管理者の許可が必要と定められています(軽易な修繕等は許可を要しない場合もあります)。同法の許可をしていただくこともありますので事前に担当出張所(満願寺灘付近であれば大橋川出張所)にご相談をお願いします。

 

 宍道湖内での工作物設置に関しては、出雲河川事務所では、河川法に基づき宍道湖を管理しており、同法第1条で定める「河川について、洪水・高潮等による災害の発生が防止され、河川が適正に利用され、流水の正常な機能が維持され、及び河川環境と保全がされるようにこれを総合的に管理する」に従い、治水・利水・環境の調和をとりながら管理を行っています。

 

 

 

 

 

 


[この回答に対する意見募集]

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