2月18日のトピックス(安来市加納美術館)
安来市加納美術館のみなさんが知事を訪問されました
【301会議室】
〔写真〕みなさんと
〔写真〕貴重な資料を拝見する
令和3年度から使用される帝国書院の中学校歴史教科書に、安来市出身の画家・加納莞蕾(かのう・かんらい)による戦犯減刑活動の事績が掲載されることとなり、安来市加納美術館の加納佳世子名誉館長(莞蕾の四女)のほか関係者が報告のために知事を訪問されました。
莞蕾は、フィリピンの刑務所に収容されていた元日本兵たちの釈放を訴える手紙300通以上を当時のキリノ大統領など世界の有力者に送り続け、その活動が105名全員の釈放に結びつきました。
公益財団法人加納美術振興財団の加納二郎理事長は「莞蕾の『赦し難きを赦す(許すことが難しいものを許す)』平和の精神を、これからも広げていきたいです」と抱負を語り、知事は「莞蕾は、芸術家であると同時に平和のために活動した、郷土の偉人です。加納家が莞蕾の貴重な資料をしっかり保管してくれていたからこそ、彼の事績を現代にしっかりと伝えることができます。県知事として大変ありがたいことです」と感謝を述べました。
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