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小児がん治療による後遺症について

 

【提案No.A2017-00126】9月1日受付

 

 幼少期にがん(難病)を患った小児がん(小児難病)経験者の人たちと、小児がん治療の後遺症である晩期合併症をご存知でしょうか。

 僕は小児がん(小児難病)経験者で、晩期合併症があるものです。晩期合併症の影響で、就労や日常生活に支障をきたしております。

 行政関係者の方でも、この問題をご存知でない方が多くいるようなので、もっと知ってもらいたいです。

 

 


 

【回答】10月12日回答

 

 島根県内では、毎年10人前後の子どもさんが、白血病・リンパ腫や脳腫瘍などのがん(小児がん)に罹患しておられます。

 また、発育途中にある子どもさんが、がんに罹患した場合、治療などの影響(成長発達や生殖及び臓器機能の異常等)が、その後何年も経ってから現れるなど、「晩期合併症」とよばれる小児がん特有の現象がみられます。

 そのため、治癒後も年齢に応じた長期にわたるフォローアップ(定期的な受診)が必要であり、また診察で異常がみられた場合には治療が行われることなどにより、社会生活に支障をきたすことがあります。

 しかしながら、小児がんは、大人のがんと違って罹患数が少ないこともあり、これら小児がん患者さんの状況についての認知や対応は十分とは言えない状況です。

 県では、平成26年度に小児がん対策ワーキンググループを立ち上げ、対策を推進しており、まずは現状と課題を県民の皆さまに知っていただくことが重要と考え、平成27年度には小児がんのシンポジウムを開催するなど、取り組みを進めています。

 また、小児がんも含めたがん患者様の就労につきましては、アンケート調査の実施や、連絡会を立ち上げ、事業所向けのパンフレットを作成し県内の事業所に配布したところです。

 県民や事業所の皆さまに理解していただけるように地道な取り組みを継続し、今後も関係機関と連携を図りながら、県の取り組みが患者様にも届くよう、がん対策の推進に努めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。

 

※罹患(りかん):病気にかかること

(健康福祉部健康推進課)

 

 


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