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感染症ごとの対策について

RSウイルス感染症

発熱や鼻汁などの軽い風邪様症状から肺炎まで症状は様々で、何度も感染を繰り返します。患者の咳やくしゃみによる飛沫感染や、ウイルスが付着した手指や物品等を介した接触感染で感染します。

  • 呼吸器症状がある年長児や大人は可能な限り0,1歳児との接触を避ける。
  • おもちゃや手すりをアルコール又は塩素系消毒剤で消毒する。
  • 呼吸器症状がある場合、マスクの着用等の咳エチケットを行う。
  • 日常的に手洗いや手指消毒を徹底する。

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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

〈特徴〉

  • 患者からの「飛沫感染」、細菌が付着した手で口や鼻に触れる「接触感染」が中心
  • 潜伏期間は2~5日間
  • 突然の発熱(40度前後)と咽頭痛、頭痛や嚥下痛(飲み込むときの痛み)、倦怠感の訴えがある
  • 所見では、前頸部に痛みを伴うリンパ節腫脹、咽頭扁桃の発赤など

〈感染対策〉

  • 患者さんはマスク着用など、咳エチケットを心がける
  • 手洗い、手指消毒の励行
  • 高頻度接触面(ドアノブや手すり、スイッチ等)の消毒

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感染性胃腸炎(ノロウイルス等)

<対策のポイント>

  • 石鹸と流水でよく手を洗いましょう(特に、トイレ後、調理時、食事前)

 ※症状が治まった後も2~3週間は便中にウイルスが排泄される場合があるため、
引き続き手洗いをしっかり行いましょう。

  • 嘔吐物などの処理時には、マスクやビニール手袋を着用し、使い捨てのペーパータオル等でふき取ります。

 汚れた衣類などは塩素系漂白剤または熱湯でつけ置き洗いします。

  • 消毒には、適切な濃度の塩素系漂白剤などを利用しましょう。

 消毒用アルコールは、ノロウイルスへの十分な効果を期待できません。

  • 部屋の換気をしましょう。
  • トイレの便座、ドアノブ、手すり等は定期的に消毒しましょう。

★参考情報
手洗いの手順リーフレット(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/000838758.pdf
ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い(動画)(厚生労働省)
https://www.youtube.com/watch?v=z7ifN95YVdM

 

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手足口病

主に乳幼児の間で流行する感染症ですが、学童や大人が発症することもあります。
<特徴>

  • 病原体:ウイルス。複数のウイルスが原因となるため、繰り返し発症することがあります。
  • 主な感染経路:接触感染、飛沫感染。水疱の中にもウイルスが含まれ、感染源となることがあります。
  • 症状:口の中や手足にでの水疱性発疹、発熱等。水疱性の発疹は7~10日間、発熱は高くても38度台で1~3日間続きますが、見られないこともあります。
  • 症状がなくなった後も2~4週間は便の中にウイルスが排出されるため、症状が消失した後も注意が必要です。

<対策方法>

  • 手洗いを徹底する(おむつの交換後、嘔吐物の処理後、トイレのあと、食事の前、鼻水が手に付いた時など)

 ※特におむつを交換する時には、排泄物を適切に処理し、流水+せっけんで手洗いをする。

  • タオルの共用をしない。
  • アルコールは、消毒効果が弱いため、次亜塩素酸ナトリウムを用いて消毒をする。

(参考情報)
島根県感染症情報センター(2年周期で流行している手足口病)
https://www1.pref.shimane.lg.jp/contents/kansen/topics/hfmd/tp110608.htm

 

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ヘルパンギーナ

高熱と水疱を伴う咽頭痛を主な症状とし、初夏から初秋に幼児を中心に多発し、成人例も散見されます。通常1シーズンに2~4種類のウイルスが少しずつ時期と地域をずらしながら流行し、秋まで発生がずれ込むことがあります。
患者、感染者の鼻、喉からの排泄物及び糞便に直接、間接的に接触または飛沫によって感染します。ウイルスの便への排泄は症状が治まった後も2~3週間にわたって認められます。

  • ウイルス排出期間が長いため、排便後やおむつ交換後の手洗いを徹底する。
  • 日常的に手洗いや手指消毒を徹底する。

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マイコプラズマ肺炎

主に幼児期から青年期の若年層で好発し、秋から冬にかけて患者数の増加傾向が見られます。周期的に流行する疾患です。
<特徴>

  • 病原体:肺炎マイコプラズマ
  • 主な感染経路:飛沫感染、接触感染。保育施設、幼稚園、学校や家庭等での感染が多くみられ、再感染する場合もあります。
  • 潜伏期間:2~3週間
  • 症状:発熱、全身倦怠感、頭痛、咳など。咳は遅れて始まることもありますが、解熱後も長期にわたり(3~4週間)続きます。
  • 中耳炎、胸膜炎、骨髄炎等を併発する場合もあります。
  • 対策方法:流水と石鹸での手洗い、マスク着用などの咳エチケットの実施、こまめな換気、タオルの共有をさける、など。

(参考情報)
〇島根県感染症情報センター(マイコプラズマ肺炎)
https://www1.pref.shimane.lg.jp/contents/kansen/topics/tp010907.htm
〇厚生労働省HP(マイコプラズマ肺炎)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/mycoplasma.html

 

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流行性角結膜炎(はやり目)

流行性角結膜炎は、感染力の強いアデノウイルスが手指を介し接触感染することで耳前リンパ節の腫脹を伴う結膜充血や流涙といった症状を引き起こします。
<有効な対策>

  • 手洗いの励行
  • タオルの共用を避ける

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お問い合わせ先

隠岐支庁隠岐保健所

〒685-0015 島根県隠岐郡隠岐の島町港町塩口24  
電話番号 08512-2-9701(代表) 総務医事課につながります。
用件により各課にお取り次ぎします。
夜間及び休日 08512-2-9695(隠岐支庁受付)
ファクシミリ 08512-2-9716
電子メール  oki-hc@pref.shimane.lg.jp