灰被天目(はいかつぎてんもく)を展示しています
江津市の森原下ノ原(もりばらしものはら)遺跡では今年度の調査で、
遺跡から完形で出土することの少ない灰被天目がみつかりました。
先日まで江津市(パレットごうつ)や古代出雲歴史博物館での展示を行いましたが、
先日より埋蔵文化財調査センター展示室でも展示を始めました。
中世のロマンを感じさせる逸品!この機会をお見逃しなく!
【画像】展示状況
※当センターの展示室は平日の8:30から12:00・13:00から17:15に公開しております。
土日祝日はご覧になれませんのでご注意願います。
高丸遺跡の調査状況
秋の深まりを感じる日々の中、高丸遺跡では、丘陵斜面の調査が進み、斜面の下のほうの調査に入りました。
まだ表土を掘っているので遺物は出ませんが、丘陵の頂部で出土した弥生時代や古墳時代、古代の土器がみつかるのか、わくわくしながら調査をしています。
【画像】高丸遺跡の調査状況
江津市で灰被天目の展示を行いました
10月8日と9日に江津市のパレットごうつで、
森原下ノ原遺跡(江津市)出土の天目碗の展示を行いました。
この茶碗は「灰被(はいかつぎ)天目」と呼ばれるもので、
国内でも完全な形で出土したものは8例(今回含む)しかなく、
貴重な発見であるため今回地元での公開を行いました。
【画像1】展示した天目碗
碗の内側には多くの細かいキズがみられ、
お茶を立てた時に茶筅(ちゃせん)が当たり、
ついたキズだと考えられます。
【画像2】公開会場の様子
来場された皆さんは会場の係員に質問するなど、
熱心に見学しておられました。
この天目碗は10月13日から25日まで、
出雲市の古代出雲歴史博物館でも公開します。
【画像2】公開会場の様子2
お問い合わせ先
埋蔵文化財調査センター
〒690-0131 島根県松江市打出町33番地 【電話】0852-36-8608 【FAX】0852-36-8025 【Eメール】maibun@pref.shimane.lg.jp