発掘調査にグラフィックソフトウェアを活用しています
発掘調査成果をまとめる報告書作成にパソコンを活用しています。
〇まず現場で作成した実測図をスキャナーで読み取ります。
画像:石垣の実測図
〇画像編集ソフトで合成、画像を調整します。
画像:パソコンでのトレース
〇ドローソフトでデジタルトレースして出来上がりです。
画像:トレースされた実測図
松林寺遺跡の発掘調査
9月6日から大田市仁摩町大国の松林寺(しょうりんじ)遺跡の発掘調査を始めました。
この調査は、静間仁摩道路建設に伴うもので、昨年に引き続き実施しています。
昨年の調査では弥生時代後期から古墳時代前期の掘立柱建物跡のほか、弥生土器や土
師器が見つかりました。まだ調査は始まったばかりですが、今年も遺構や遺物が見つ
かるのではと期待しています。
真夏に比べればやや弱くなった日差しの中、遺跡を少しずつ掘り下げています。
陶磁器の実測作業
三隅益田道路発掘調査の榎坂窯跡で出土した陶磁器の実測を行っています。榎坂窯跡は明治大正頃の石見焼の瓦窯跡で、職人さんが使用していた碗や皿が多数見つかっています。絵が描かれている陶磁器の実測は大変根気のいる作業です。
【画像左】実測図【画像右】出土した磁器皿
【画像】実測の様子
お問い合わせ先
埋蔵文化財調査センター
〒690-0131 島根県松江市打出町33番地 【電話】0852-36-8608 【FAX】0852-36-8025 【Eメール】maibun@pref.shimane.lg.jp