講演会を開催しました。
11月12日(日)に、松江市教育委員会と共催でしまねの弥生文化成立と朝鮮半島の青銅器時代文化のかかわりを探る講演会を島根県民会館で開催しました。講演会では韓国考古学がご専門の島根大学法文学部平郡達哉准教授の基調講演と、県内各地の発掘調査担当者の研究報告、八雲立つ風土記の丘松本岩雄所長の司会によるパネルディスカッションを行いました。約120名の参加者の皆様も、メモを取りながら最後まで熱心に聴講いただきました。
平郡先生の講演
パネルディスカッションの様子
森原神田川遺跡(江津市松平町)の現地説明会
9月9日、森原神田川遺跡で現地説明会を開催しました。
当日は江津市をはじめとして周辺の地域から70名の参加者があり、
たいへんな盛況でした。
説明の最後にはドローンを飛ばして全員で記念写真を撮りました。
画像:説明会の状況
画像:ドローンでの空撮画像
田淵遺跡(江津市川平町)の現地公開
10月1日に田淵遺跡で地元の皆さんを対象に現地公開を行いました。
発掘調査では12世紀から13世紀の柱穴群や土器がまとまって出土しており、
周辺に有力者の屋敷や寺院が存在していたと思われます。
参加者の皆さんは調査員の説明を聞いたり出土遺物を見学して、
地域の歴史・文化への関心を高められました。
画像:遺構解説の様子
画像:出土遺物の展示
発掘調査にグラフィックソフトウェアを活用しています
発掘調査成果をまとめる報告書作成にパソコンを活用しています。
〇まず現場で作成した実測図をスキャナーで読み取ります。
画像:石垣の実測図
〇画像編集ソフトで合成、画像を調整します。
画像:パソコンでのトレース
〇ドローソフトでデジタルトレースして出来上がりです。
画像:トレースされた実測図
松林寺遺跡の発掘調査
9月6日から大田市仁摩町大国の松林寺(しょうりんじ)遺跡の発掘調査を始めました。
この調査は、静間仁摩道路建設に伴うもので、昨年に引き続き実施しています。
昨年の調査では弥生時代後期から古墳時代前期の掘立柱建物跡のほか、弥生土器や土
師器が見つかりました。まだ調査は始まったばかりですが、今年も遺構や遺物が見つ
かるのではと期待しています。
真夏に比べればやや弱くなった日差しの中、遺跡を少しずつ掘り下げています。
お問い合わせ先
埋蔵文化財調査センター
〒690-0131 島根県松江市打出町33番地 【電話】0852-36-8608 【FAX】0852-36-8025 【Eメール】maibun@pref.shimane.lg.jp