玉造築山古墳
島根県指定史跡(1961年指定)
指定名称「玉造築山古墳」
所在地:島根県松江市玉湯町玉造1027番地3
玉造温泉街西側の集落内にある、古墳時代中期(5世紀)に造られた古墳です。円墳と考えられ、現地へ行くと石棺が2つ露出している様子を見ることが出来ます。
石棺は「舟形石棺」と呼ばれるもので、4か所に「縄掛突起」といわれる、石棺を運ぶ際、縄を掛けるのに用いられた突起が造られています。石材は徳連場古墳と同じ「沸石岩(ふっせきがん)」が使われています。
出土品としては、中国製の後漢鏡や鉄製品、玉類などがみつかっています。1つの古墳に舟形石棺が2基納められている古墳は出雲地域では玉造築山古墳のみで、中国製の鏡を副葬するなど、とても珍しい要素をもっている古墳です。
墳丘
松江市提供
舟形石棺
松江市提供
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出雲玉作資料館(外部リンク)
「古代玉作」に関する国内唯一の資料館
お問い合わせ先
文化財課
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