島根県指定史跡（1963年指定）

指定名称「松本第１号古墳」

所在地：島根県雲南市三刀屋町大字給下字松本地内

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　三刀屋川左岸の低丘陵に築かれた前期古墳です。昭和３７年に発掘調査が行われました。全長５０ｍの前方後方墳で、後方部に粘土で木棺（割竹形と箱形）を覆った２基の埋葬施設があります。副葬品としては、ガラス小玉、刀子、鏡等が出土しています。また、北側にも同規模の前方後方墳（３号墳・市指定）があり、4世紀頃、斐伊川中流域に勢力をもった豪族がいたことがわかります。

松本１号墳

雲南市教育委員会提供

松本１号墳・松本３号墳

出典：出雲考古学研究会1991『松本古墳群-斐伊川流域の前期古墳をめぐって-』古代の出雲を考える７

松本１号墳出土鉄剣・刀子と玉類

島根県立古代出雲歴史博物館提供

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景初三年銘の三角縁神獣鏡出土

発掘された人物・馬形埴輪は粒ぞろい

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史跡から出土した遺物等が展示されています

松本１号墳出土遺物は島根県立古代出雲歴史博物館で展示しています。