所在地：島根県雲南市加茂町神原

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　赤川沿いの低地にある前期古墳です。昭和４７年に発掘調査が行われました。

　１辺約３０ｍの方墳で、竪穴式石槨をもち、床面には割竹形木棺の痕跡があります。副葬品には景初三年銘の銅鏡や刀剣、農工具類等があり、重要文化財に指定されています。石槨は、神社境内に移築してあります。

移築復元された竪穴式石槨

雲南市教育委員会提供

　古墳の石槨内には「景初三年」銘の三角縁神獣鏡1面のほか各種の鉄製武器、農工具が副葬されていました。また、墓壙内の埋納壙に赤色顔料の付着した壺5個があり、石槨の蓋石上面にも多くの器台形土器（円筒形土器）や壺が置かれていました。

景初三年銘三角縁神獣鏡（重要文化財）

島根県立古代出雲歴史博物館提供

竪穴式石槨から出土した副葬品（重要文化財）

島根県立古代出雲歴史博物館提供

石槨の蓋石上から出土した器台形土器（円筒形土器）と埋納坑から出土した土師器（壺・甕）（重要文化財）

※円筒形土器は雲南市指定文化財含む

島根県立古代出雲歴史博物館提供

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