マハゼ
全国各地の内湾や河口、砂や泥の広がる汽水湖の湖底に生息している代表的な魚でハゼ科の中では最も美味しいと言われています。宍道湖や中海では「ゴズ」の愛称で親しまれ、非常に多く生息しています。9-11月ごろまで湖岸は「ゴズ釣り」を楽しむ人々でにぎわい、この地域の風物詩となっています。水温が低下する11月ごろには、宍道湖のハゼは中海に移動して産卵します。産卵前になるとあごから下腹と、頭から腹びれにかけて黒くなってきます。1-5月にかけてが産卵期です。幼魚期には植物プランクトンを食べ、成長して湖の底に生活の場を移すと、ゴカイなどの底生生物を餌とするようになります。かなりの貪(どん)食です。 姿に似合わずおいしく、特に冬には、天プラ、空揚げ、刺身、焼きハゼ、昆布巻き、甘露煮など素晴らしい味を楽しめます。 宍道湖七珍には入っていませんが、この魚を加えて宍道湖八珍としてもおかしくないほどポピュラーで美味しく、しかも親しみのある魚です。 |
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