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イワガキ養殖体験学習を行いました(隠岐の島町・小学4年生編)

 平成24年12月5日に隠岐の島町立磯小学校の4年生14名、12月12日に隠岐の島町立都万小学校の4年生11名がイワガキ養殖を体験しました。

 イワガキ養殖は、稚貝を海に吊るしてから水揚げをするまで数年かかります。水産局では隠岐の島町と協力して、小学校の児童の皆さんを対象として、4年生時から稚貝の養殖に携わっていただき、6年生になったときに自分たちで育てたイワガキを食べてもらうという養殖体験学習を行っています。

 

 今年は3年かけて行う養殖体験の第1回目です。コレクターと呼ばれるホタテの貝殻にイワガキの稚貝の付いたものを掃除して、ロープに連ね、垂下連づくりを体験しました。

 当日はクイズを交えながらイワガキ養殖について学んだ後、3名程度のグループに分かれて作業を行いました。

職員説明 説明を真剣に聞く児童達

 

 イワガキの種苗まで落としてしまわないように、やさしく丁寧にコレクターを掃除し、よごれやフジツボなどの付着物を取り除きました。

コレクター掃除1 コレクター掃除2


 次に、きれいにしたコレクターにロープを通して垂下連を作成していきます。ひとつの垂下連には、コレクター4枚を使い、コレクターとコレクターの間には塩ビ管のスペーサーをいれることで、イワガキが大きく成長できる間隔をあけてやります。

 皆さん驚くほど手際よく、あっという間に垂下連を組み立てていきました。

 

 1グループ2本ずつ垂下連を作成しました。合計8枚のコレクターから、2年後に何個のイワガキが取れるでしょうか。楽しみですね。

垂下連作り1 垂下連完成1 垂下連完成2

 

 垂下連を海の中に吊るしておくと、海の中のプランクトンを餌にして、イワガキはどんどん成長していきます。今は数cmと本当に小さなイワガキは、1年でどのくらい大きくなるでしょうか?

 来年はイワガキが成長しやすいように、1年間で付着した汚れやフジツボを取り除く作業をしてもらう予定です。その時にイワガキがどのくらい大きくなったかしっかりと観察してもらいたいと思います。

 

 隠岐地区では、イワガキを隠岐の特産品としてブランド化を進めていますが、養殖方法などイワガキ養殖の概要は地元の人々にはあまり知られていません。

 今回の体験を通じて地元の産業や地域のことについて興味を持つきっかけになればうれしく思います。

 

 

 


お問い合わせ先

隠岐支庁農林水産局

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(夜間・休日:隠岐支庁代表番号08512-2-9797)
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