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学んで触って食べてみよう「ベニズワイガニ編」を開催しました。

 隠岐では、ベニズワイガニやイワガキなど特徴のある水産物が獲れます。

 水産局では、児童を対象とした学習会でスライド等を用いて、これらの漁獲方法等を紹介しながら隠岐の水産業について学んでいただいているところです。

 しかし、地域の児童がこれらの水産物に実際に触れたり食べたりする機会は、必ずしも多くないのが実情です。

 そこで、スライド等を使った座学だけでなく、調理体験を加えた学習会を隠岐地域漁業振興協議会の協力を得て開催しました。

学習会は、10月から12月にかけて、有木、中村、磯、五箇の4つの小学校で開催し、延べ70名程度の児童に参加していただきました。

 当日は、ベニズワイガニの漁獲方法、資源管理の取組やマリンエコラベルジャパンの認証を受けたこと、隠岐での漁獲量や本県のベニズワイガニの漁獲量が全国第一位であることなどを学んでもらいました。

教室の様子1 教室の様子2

 

教室の様子3 教室の様子4

 

 

 また、実際の漁で使うカゴを見せたところ、その大きさに驚きの声も上がりました。「カゴの中に入ってみたい」という児童もおり、実際にカゴの中に入って、その大きさを実感するとともに、ベニズワイガニの気持ちも体感?したようです。

カゴの中に入る児童1 カゴの中に入る児童2

 

 

 続いて、調理体験に移ると、初めてベニズワイガニを手にする児童は、おっかなびっくりしながらベニズワイガニと格闘することになりましたが、皆さん上手に捌くことができました。

 今回は、日本海かにかご漁業協会のHP(外部サイト)のレシピにある「煮ガニ」に挑戦してもらいました。ベニズワイガニが煮立ち始めると調理室にいい匂いが立ち込め「おいしそう!!」「早く食べてみたい」など試食が待ちきれない様子でした。

調理の様子1 調理の様子2

 

調理の様子3 煮ガニ完成

 

 

 初挑戦の煮ガニでしたが、皆さん上手に味付けをし、とても美味しく仕上がりました。初めて食べる煮ガニは、好評で「うめぇ〜」「こんなに美味しいとは思わなかった」といった歓声が上がりました。

 あまった煮ガニは、家族の方にも味見をしてもらうために持ち帰ってもらいましたが、カニだけでなく、「煮汁もほしい」という児童も多く、煮ガニをとても気に入った様子でした。

煮ガニを食べてみる 元気に挙手をする児童

 

 学習会の終わりには、「こんなに美味しいとは思わなかった」「とても大きいカゴを使って獲るのでビックリした」「とても深い海に生息していることが分かった」など様々な感想を話してくれました。たくさんの感想を聞かせてもらい事務局として本当にうれしく思いました。

 最後に、今日学んだことを是非家族の方にも話してほしいこと。児童の皆さん自ら家族の方にベニズワイガニ料理を作ってあげてほしいことをお願いして、学習会を終えました。

学習会で学んだことや料理のことは、もしかしたら、いずれ忘れてしまうかもしれません。でも、大人になってからでも構いません。いつか思い出してくれることを願っています。

 水産局では、ベニズワイガニだけでなく、様々な隠岐の水産物をテーマにしてこうした活動に取り組んで行きたいと考えています。

実施について、興味のある方は、08512−2−9668まで連絡をお願いします。


お問い合わせ先

隠岐支庁農林水産局

〒685-0015 島根県隠岐郡隠岐の島町港町塩口24
電話 08512-2-9661
(夜間・休日:隠岐支庁代表番号08512-2-9797)
E-mail:okinorin@pref.shimane.lg.jp

※島前集合庁舎
〒684-0302 島根県隠岐郡西ノ島町大字別府字飯田56-17
 【電話】
  ・農業振興部(林業部) 08514-7-9101(9103)
  ・水産部        08514-7-9105