隠岐地域では、イワガキを隠岐の特産品として、ブランド化を進めていますが、地元の子供達にイワガキ養殖のことをもっと知ってもらうため、平成20年6月20日、隠岐の島町立中村小学校の3年から6年の児童24名を対象とした体験学習会を開催しました。

　当日は、まず同小学校において隠岐の水産業のこと、イワガキの成長や養殖工程のことをスライドなどを使って説明し、学習していただきました。その際、各成長段階のイワガキの貝殻を手にとってもらいましたが、５年間養殖したイワガキの貝殻の大きさにとても驚いた様子でした。

　続いて、場所を小学校の近くの中村漁港にあるイワガキの作業場に移動して、体験学習を行いました。

　体験学習には、隠岐の島町中村地区でイワガキ養殖を行っている石田正治さんを講師として迎えました。

　石田さんからは、コレクターに付着している稚貝の様子を解説していただくとともにイワガキの陸揚から解体、洗浄作業について説明をしていただき、児童の皆さんには実際にこれらの作業を体験していただきました。

　児童の皆さんは、解体前のイワガキの大きさに驚いたり、四苦八苦しながらも、ワイワイ、ガヤガヤ楽しそうに作業に参加されていました。

　各自で掃除したイワガキは焼いて試食をしました。ある児童さんは「うんめぇ~」とその美味しさを大きな声で表現されていました。

　この体験を通じ、イワガキ養殖や漁業のことに少しでも興味を持っていただけることを期待したいと思います。