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イワガキ養殖を地元隠岐の小学生が体験(隠岐の島町・都万編)

 平成20年2月26日(火)、都万小学校3~4年生を対象に、イワガキ養殖体験学習を隠岐の島町隠岐島後水産種苗センターにおいて開催しました。

 昨年6月にも本小学校5-6年生が、大きくなった3年目のイワガキの、水揚から解体、殻掃除までを体験しました。今回は、3~4年生が、昨年9-10月に生まれたばかりのイワガキの稚貝を観察し、掃除して海に吊るして今後2~3年間育てるというものです。

 養殖体験の前に、簡単に、イワガキ養殖の概要について説明しました(写真-1)。イワガキが成長するのに3年間かかること、ただ海に吊るしておくだけではなく、うまく成長できるよう、定期的な掃除が必要であることを説明しました。また、イワガキ養殖は隠岐が発祥の地であることが児童にとっては印象的だったようです。

 引き続いて、イワガキ養殖に携わっておられる同センターの吉田さんを講師に迎え、イワガキの稚貝を実際に観察し、今日の作業(掃除の仕方、稚貝が付着しているホタテガイ貝殻の間隔を広げる作業)について説明を受けました。

 その後2-3人のグループに分かれ、おのおのが稚貝の付着したホタテガイの貝殻を手に取って掃除をしました。その後、ホタテガイとホタテガイの間に入れる塩ビパイプと、それをつなぐロープに自分たちの名前を書きました。

 児童達は、イワガキに付着した海藻やホヤをタワシを使いながら一生懸命掃除をしていました(写真-2,3)。最後に、ホヤについての質問があり、ホヤは放っておくと大きくなってイワガキを覆い、窒息死させてしまうため定期的な掃除が必要なことを説明すると、児童の皆さんは感慨深げに聞いていました。

 小学生の皆さんが掃除した稚貝は、翌日海に吊るしました。2年後には手のひらほどの大きさになります。2年後には再び今回の児童の皆さんに再び集まってもらって、成長した会の水揚げ・解体を行ってもらうこととしています。

 今回の体験学習会が、地元の漁業や海の環境のことを考える機会になったのではと思います。

 隠岐支庁水産局では、今後も隠岐地区で行われている水産業、養殖業の重要性・楽しさを少しでも多くの人々に理解してもらえるよう努めていきたいと考えています。

 

 説明の様子作業風景掃除中

(写真-1)(写真-2)(写真-3)

 

 

 


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