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小学生による、見てさわって学ぶいわがき養殖体験(隠岐の島町・都万編)

水産教室 平成19年6月29日(水)、隠岐の島町立都万小学校5-6年26名、那久小学校3-6年4名を対象にイワガキ養殖体験学習会を開催しました。

 隠岐の島町での開催は昨年に続き今年で2回目、また今年度においては6月20日の知夫小学校に続く2回目の開催です。

 

 養殖体験の前に、都万小学校にて隠岐支庁水産局から隠岐の島町の水産業、イワガキ養殖の概要を説明する水産教室を開催しました(右上写真)。

 最初に、隠岐の島町で獲れる魚、主な漁業、水産業の抱える問題とその解決策について説明しました。隠岐の島町で獲れる魚の写真を見せて魚の名前を尋ねたところ、マアジ(漁獲量は隠岐の島町で1位)は回答できたものの、カタクチイワシ(同3位)、ウルメイワシ(同4位)など難しい名前もあり、苦戦していました。

 

イワガキの解体

次に、イワガキ養殖の概要について説明しました。5年もののイワガキの大きさに驚くと共に、イワガキ養殖は隠岐が発祥の地であることが児童にとっては印象的であったようです。

 引き続いて、児童達は隠岐の島町隠岐島後水産種苗センターに移動しました。イワガキ養殖に携わっておられる同センターの吉田さんを講師に迎え、イワガキの成長、陸揚げから解体・殻掃除の説明を受けました。イワガキが水中でふたを開閉して呼吸している様子や、ひとつの大きなかたまりを解体しイワガキが1つずつ見えてくる様子を興味津々で見ていました(右写真)。

 

 その後1人1個ずつ受け取り、イワガキの殻掃除の作業を体験しました(左写真)。児童達は、イワガキに付着した海藻やフジ殻掃除を体験ツボをタワシやハンマーを使いながら一生懸命殻掃除をしました。一部の生徒は、1個では飽き足らず余分に用意していたイワガキも掃除をするほど夢中で作業をしていました。

 今回の体験学習会が、地元の漁業や海の環境のことを考える機会になったのではと思います。

 

 隠岐支庁水産局では、今後も隠岐地区で行われている水産業、養殖業を少しでも多くの人々に知ってもらえるよう普及活動に努めていきたいと考えています。

 

 


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